(新極真会HPのFacebook掲載写真より)
☆Facebookでも早速お祝いのコメントをいただいた皆様、ありがとうございました☆
今回は東日本大震災復興祈念大会として、東日本、特に震災後の原発事故、そして風評被害の福島を是非とも盛り上げ、元気付けることができればという三瓶師範ならびに関係者、稽古生の皆さんの思いによって開催された特別な大会でした。
毎回いらしている支部長先生方に加え、北海道の平山支部長、先の世界大会で優勝された塚本支部長、準優勝された村山支部長も審判として駆けつけられていました。この行動力も本当に見習うべき日本が誇れる方たちです。
またヨーロッパ及びロシアからも各支部長さんが審判・演武をされ、強豪選手が出場されていました。まさに国際親善、新極真会の世界の友好を強く感じました。
大変な中、入場料の収益の中から骨髄バンクへの支援も続け、観客として被災されている方のご招待もされたそうです。
また、福島はじめ東北地方から出場された選手の皆さんは、過酷な練習環境を感じさせない闘志あふれる戦いぶりでした。言い訳ばかりをしている自分を恥ずかしく思うほどでした。
東北大会は元々歴史のあるブロック大会で、今回も変わることなく、大会進行やスタッフの皆様より心のこもった対応をいただきました。立派なパンフレット、ポスター。テレビ中継。会場に流れる懐かしい曲、大きな優勝カップもトロフィーもメダルも変わらぬ憧れです。三瓶支部長をはじめとする三瓶道場関係者の皆様のご尽力の賜物と心から感謝いたします。
その第28回東北空手道選手権大会(一般無差別)において石井荘太朗指導員が見事優勝させていただくことができました。この東北大会にはこれまで何度も出場させていただき、三瓶師範からも毎回激励の言葉をかけていただき励みとしてまいりました。
空手歴18年。
優勝インタビューで
「自分は気が小さいので・・・いままで最後にはあきらめてしまう精神的な弱さがあり」
「優勝は自分の周りにいる大切な人達に伝えたい」
そうおしゃっていました。
石井指導員の周りにいる道場での大切な人達は、みんなこの優勝を待ち望み、喜んでくれていることでしょう。(メールやコメントも多数届いています!!)
特におととし東北大会の3位になった年の忘年会での石井指導員のひたむきなおもいに触れた方々は・・・優勝に対してどんな気持ちで向かっていったのか想像できるはずです。
16歳で空手を始め(問い合わせの電話が超ぶっきらぼうでジムチョー覚えてるんです)、当時は心に鎧をまとったような青年でした。時代が時代だったので、先輩方にも熱い洗礼を受けたと思います。それでも空手を必要としてくれていたのでしょう。倒されても倒されても稽古にやってきて、めきめき実力をつけられ、次第に先輩方にも認められ、横須賀道場が常設道場となって黒帯を取得されました。道場でははりつめたような独特の空気感をもった指導員さんです。(ご本人いわく・・・だいぶ丸くなられたそうですけど)
真正直で、不器用で、シャイな人なので、誤解されやすいのですが、とっても優しくって、実は気遣いがあり、義理堅く、とにかく一途な人です。
身体は決して大きい方ではありませんが、とてもしなやかで頑丈です。めちゃくちゃ食べますし、ウエイトトレーニングもコツコツ稽古されています。何より倒せる技をもっていて、努力家で研究熱心。その空手に対するストイックさや純粋さが、共に稽古をした人の心を打つのです。
ご自分が思われている以上に尊敬も期待もされている方です。だから橋本さん一家のように朝4時起きで車を飛ばしてまで、応援に来てくれる方がいるんです。(ありがとう~!!)
決勝の前に木元師範が「自信を持てよ」と声をかけてくださいました。自信とは自らを信じること。それは人を信じることよりももしかしたら難しいことかもしれません。
私達もずっと石井指導員の勝利を信じてきました。でも石井指導員自身が自分を最後まで信じることが試合に勝つことにも人生においても大切なのだと思います。
石井指導員がよく書いてくれる言葉
「不屈」と「覇」です。
まさに今回折れない心と優勝することへの執念で念願だった東北大会での優勝を勝ち取ることができたのだと思います。
センセーが東北大会で3位入賞したのがちょうど20年前・・・弟子が自分を超えてくれることほど嬉しいことはありません。共に歩んできた18年間。いろいろなことがありました。師としての至らなさを悩んだ日々もあったようです。老体に鞭打ち、毎回ガンダムを受け続け本当によかったです(汗)。稽古に来てくれた皆さんもありがとうございました。
石井指導員おめでとうございます。石井指導員の気持ちしかと受け止めました。優勝を目の当たりにすることができて本当に幸せでした(涙)。思いが強くても実現するのはとても難しいことだと思います。本当にありがとうございました。
外国選手陣も含め対戦相手の皆さんはとても強く、試合後にお招きいただいたレセプションでも沢山の皆様にお声かけいただいたそうです。多くの経験を積まれたことでしょう。この優勝を自信としてますます精進され続けて欲しいと思います。
不屈の精神は、
この大会を開催された新極真会福島三瓶道場の皆様と
稽古を続けられている稽古生・ご父兄の皆様から。
また会場のみならず、
朝寄ったパン屋さんからも
タクシーの運転手さんからも
さぼてんの店員さんからも
(あまりの元気さに写真を撮らせていただいちゃいました!!娘さんが横浜にお住まいだそうです)
おみやげやさんからも
JRの窓口の方からも
「福島魂」を見せていただきました。
皆さん本当に明るく、前向きに頑張っていて、元気をいっぱいいただいてきました。
苦境の中でも元気を自分の内から生み出そうとするパワー、
三瓶師範がおっしゃっていた「腹の据わった」人としての強さを感じました。
最後になりましたが、世界大会からセミナー合宿、県新人戦大会、BBQ大会、西口道場10周年祝と過密スケジュールの中、これまでと変わらずあたたかく見守り、サポートいただきました木元師範、誠にありがとうございました。木元道場にもご恩返しすることができてよかったです。
石井指導員を応援し、道場休館にご理解・ご協力いただきました稽古生・保護者の皆様ありがとうございました。福島の皆様を見習って、また稽古頑張っていきましょう!!
それから○○先輩、きっと奥様も喜んでくれているでしょうね。今日という日に良い報告ができてよかったです。
押忍
第28回東北空手道選手権大会