写真歳時記≪まさとしの一日一首≫――写真と短歌で綴るコラボ作品

きょうも生きた、泳いだ、自転車漕いだ。
その一日を、フォト短歌に仕立てる。
写真歳時記≪まさとしの一日一首≫。

おお君も、100km踏破し巡礼達成!

2015-09-18 06:43:53 | 日記
十五歳スペイン少年百キロを 無事に踏破し巡礼達成
(in Santiago de Compostela, Spain)   まさとし

少年少女十数人のグループが、付き添いの大人と
一緒に大聖堂の前で巡礼達成の喜びをかみしめて
いた。

訊いてみたら、学校行事ではなく、教会行事との
こと。
小さい時からこういう形で宗教の力に包まれ、
育っていくという伝統に守られている彼ら。

日本には”地蔵盆”ぐらいしか、仏教行事は
残っていないのではないか……。

ただ、サンチャゴ巡礼の日本版として、四国の
お遍路さんは、いまなお年配者に人気がある。

巡礼達成――マラソンゴールの歓喜に似たる

2015-09-17 07:01:27 | 日記
次々と巡礼到達大聖堂 マラソンゴールの歓喜に似たる
(in front of the Cathedral, Santiago, Spain)まさとし

彼女たちが見上げているのは、聖サンチャゴを祀っている
大聖堂。

そのときはあいにく工事中で、菱形階段から上は櫓が
組まれていたが、それでも彼らには聖サンチャゴの姿が
胸のなかに見えている。

とくに、真ん中に立っている女性の笑顔がいいなあ。
巡礼道を歩き通したあとの満足感にあふれている。

お疲れさま、ゴールの大聖堂はすぐそこですよおお!

2015-09-16 07:17:58 | 日記
坂のぼり角を曲がればすぐそこに 大聖堂あり巡礼達成
(in Santiago de Compostela, Spain)    まさとし

かつて韓国の雪岳山(ソラクサン)で山岳マラソンに出た
ことがある。山を登り降りして60数kmを走らされた。
へとへとになり、ゴール近くまでやって来たとき、
「ター、ワッソヨ」
と、声をかけられた。ハイキング姿の若い女性だった。

「ター、ワッソヨ」は「もう、やって来ました」という
意味。つまり、「ゴールはすぐそこ」と励ましてくれた
のだ。その一声がありがたかった。

「おばあさん、ター、ワッソヨ!」