災害さえなければ日本は本当にいい国だと思うのですが。
これは、いつもコメントをいただくKuishinbou さんが一昨日のコメントに書いてくださった1行です。
イタリアは、災害というものがほとんどありません。
最近中央イタリアで地震の被害があり、死者も数名出ましたが、非常に希なことであり、北部ミラノやトリノでは、地震も震度1が10年に1回あればあったほう。
半島で周りを海に囲まれていますが、地震がないので津波もありません。
台風・・来ません
川の氾濫(水害)・・・ときどき
土砂崩れ・・・ないとは言えませんが、ほとんどありません
冷害、干ばつ・・・ほとんどありません
火山の噴火・・・局地的に少し
火事・・・消防車を見る回数は、日本の1/10くらい
こうして見るとイタリア、特に北イタリアは、自然災害や火事なんてほとんどないです
どうしてこんな話題にしたかと言うとですね
何故日本は、災害が続出するのだろうか?ということを少し検証してみたかったから
災害が起こると、復旧をします。
災害復旧工事というのがこれに該当します。
でもね、よ~く考えてみると・・・
ホントに災害復旧工事が必要なんでしょうか?
必要なことも多いのですが、恐らく5割は復旧をしてもまた同じ結果に終わってしまう危険を孕んでいます。
災害復旧工事は、ほぼ税金で賄われ、ゼネコン(地方の土建屋も同じく)のドル箱にもなっていますので、超短期的な経済効果は大きいです・・・が
根本的な問題を解決しなければならないこともあるでしょうし、災害の度に同じ被害が出るなら、いっそのこと放っておいて、別の解決策を探るという方法もありましょう。
復旧ということは、旧に復することで、元に戻したってまた壊れるということも考えなければダメなんですね
最初の画像は、恐らくこの直近で土砂災害が過去にあったのでしょう
画像右下のネットが過去の復旧を物語っています。
数日前に「里山」ということを書きましたが、人里と大自然の結界であって里を護ってくれているのも里山の役割です。
ちょっと今日の話題とは異なりますが、ウリちゃんTPPに反対なのは、TPP導入によってこの里山の機能が弱まってしまいそうなことが心配なんです
(これは日を改めて別に書きますね。)
日本の地形は造山活動が起きたときに偶然に決まったものですから、今の状態が「最適」であるということはありません。
昨年6月22日国連国際防災機構が各国の自然災害の大きさを発表しました。第一がアメリカで5,600億ドル、二位日本4,000億ドル、三位中国3,300億ドルで、その他の国は一桁以上小さく第四位はタイで450億ドルです。
これを一人あたりで示すと、日本が3,200ドルでダントツ1位です。
これは、特に都市災害の場合は、規模や成熟度によっても変わりますが、まあ平たく読んでおいても間違いのないデータです。
先に書いたように復旧するのですから、今後増えることはあっても減ることがないのが日本の復旧費ということになります。
自然災害は、復旧によって2度起こる
だから日本は、自然災害が多い
このようにも言えそうです。
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災害さえなければ日本はもっと豊かな国になるんじゃないかなって常々思っています。災害貧国ですよね。
イタリアは地震国だと思っていましたがそれほど起きないのですね。去年でしたか、パルミジャニーノの辺りで地震がありましたよね。
娘がドイツにいるときは本当に災害と名がつくものは川の氾濫ぐらいでなにもないので、日々落ち着いて生活ができると実感しました。
現在は千葉にいますので地震のニュース速報が流れると「ん?どこ?」って心配なんですよ。
液状化とか、津波とか・・・
ウリちゃんも帰国したら上総一ノ宮とかに新居をって考えてもいたのですが、やっぱりちょっと心配。
あ!ネタに使わせていただきました。
ありがとうございました。