ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

海外旅行の両替 どうしてますか?

2012-05-01 00:00:17 | 日記

よっぽどのことがなければ、日本円だけ持って海外旅行というのは、ないと思います。
行く先別の通貨に日本円を両替して持って行くのが一般的ですね。
成田空港の銀行支店窓口や事前に最寄りの大手銀行で両替することが多いのではないでしょうか。

ニュース等で、本日の円相場は、1ユーロ110円35銭でという内容をよく耳にしますが、私たちがこの金額で両替できるわけではありません。

銀行の場合は、午前10時までにその日のレート(TTM 中値)を決めて、そこから売りと買いのレートが導き出されます。
売りレートはTTS、買いレートはTTBと呼ばれ、例えばドルの場合、自動的にそれぞれ1円を加算/減算というのが一般的です。
そしてさらにここに外貨現金取り扱い手数料に相当する金額が上乗せされることになり、最近では、ドルの場合、2円がさらに加算されて、売り買いでの差額が6円生ずることになります。
つまり3円安く売って3円高く買わなければならないということです。

日本の場合は、この差額分に手数料が含まれますので、銀行や著名な両替所で、さらに手数料が上積みされることはありません。

外国を旅行していると街中でよく見ることがある両替屋
この両替屋の場合は、TTS,TTBに相当する値の開きが多い上に、上乗せされる現金取扱手数料も大きいですし、さらにもう一度数パーセントの手数料が加算されるので、とんでもんなく損をしてしまします。
基本的には、日本を出発前に必要な金額を両替しておきたいものです。

では、日本国内で外国通貨に両替する場合、銀行毎にレートは異なるのでしょうか?
答えは、「ややある」と言うことになりますが、ドルの場合は、ほとんど横並びで、ユーロに関しては、一時期三井住友銀行が特異的に有利だったこともありました。
ま、今ではドルとユーロに関しては、ほぼ同じと言えましょう。

注目は大黒屋
ご存じの方も多いことでしょうが、全国展開している質屋の大黒屋は、ほとんどの店舗で主要通貨の両替サービスを行っています。
レートをチェックしてみると、全ての銀行よりもほんの少しですが有利に両替できますし、ネット経由で申し込みと支払いを済ませれば、基本的に通貨を即日、宅配便にて発送してくれます。
振り込み手数料や郵送費は、もちろん依頼者が負担することになりますので、店舗で直接両替をした方が得ですね。

ちなみに主要銀行と比較してみると 円からドルの両替で 1ドルあたりの手数料は
みずほ3円、三井住友3円、三菱東京UFJ2円80銭、大黒屋2円、トラべレックス3円
ユーロの場合は、みずほ6円、その他は、4円で同じ
ユーロの場合、間違って多めに両替してしまい、帰国後に余ったユーロをもう一度円に換えた場合、2度の両替で12%も目減りしてしまうということですから、慎重にしないと、とても損してしまいます。

両替は、必要最小限で、ホテルの支払いや買い物等は、クレジットカードで済ませるのが賢いですね。
紛失や盗難も保険でカバーしてくれますしね。

大黒屋では、さらにウエスタンユニオンサービスも
いやーこれは凄い!
って知らなかったのはウリちゃんだけかな?
数円前までは、日本国内では、唯一スルガ銀行がウエスタンユニオンの代理店だったのですが、取り扱いを休止してからは、主要国でウエスタンユニオンのサービスがないのは日本だけという状況で、がっかりしていましたところ、首都圏を中心に大黒屋の主要店舗で利用できるようになっていました。
外国に、あるいは外国から手数料だけ支払えば、即送金が可能というサービス
1回あたりの限度額が日本円で70万円ですから、通常はこれで大丈夫ですね。
海外留学している子供に生活費を送るとか、緊急に海外でお金が必要になった場合に、日本の家族から送金してもらう等、使い道はいろいろ。(逆もOK)
口座を経由しないので、国内外に銀行口座がなくとも大丈夫
場合によっては、e-Bayの支払いにも使えそうですし、送金時間が超短時間(1時間以内ということも)なのも便利
詳しくは大黒屋サイトでどーぞ。

それと海外では、通貨が違って、ついつい使いすぎ、帰国してカード会社からの請求書を見て真っ青!ってことにならないよう注意も必要です。

あ!もひとつおまけに
イタリアの場合、空港でのカート使用には、コインが必要
銀行では、コインを両替してくれません(紙幣のみ)が、大黒屋は店舗によって1と2ユーロ硬化の取り扱いがあるようです。
イタリアにいらっしゃる方は、5ユーロ程度コインを持っていると便利です。

 

 

 

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