goo blog サービス終了のお知らせ 

コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

親子コミュニケーションのちょっとした心がけ 36

2009-02-06 00:48:25 | 親子コミュニケーション

目に付いたニュースの話題から

赤ちゃんを抱きながら、携帯電話などに夢中のパパやママはご用心--。生後5か月の赤ちゃんは、人の顔を正面からは「顔」と認識できても、横顔では認識できないことが、中央大と自然科学研究機構生理学研究所の共同研究でわかった。

 米専門誌「ヒューマン・ブレイン・マッピング」の最新号に掲載される。

 研究チームは、5か月児と8か月児計20人に、知らない女性の正面からの顔と横顔の画像をそれぞれ5秒間見せたときの脳活動を計測した。

 その結果、5か月児も8か月児も正面の顔を見せると、顔の認識に重要である右脳側頭部の活動が高まった。

 だが、横顔を見せても5か月児では変化がなく、活動は8か月児で高まった。

 実験を行った同大の仲渡江美研究員らは「特に月齢の低い赤ちゃんとは、目と目を合わせて接することが大事だ」と話している。

読売新聞

こういう学術的な裏づけが出てきたわけだが、そういう研究的な観点じゃなくとも、目と目を合わせることは大事だということは今までも話題にしてきた。

認識するからとかしないからとかじゃなく、コミュニケーションをとるときは、じっと目と目を合わせておくようにしたい。
だって、子どもの顔って見飽きないじゃないですか。

ということを思いながら、でも実際生後数ヶ月のことを思い返してみると、時間関係なしに泣いたりする子どもに、徐々に余裕がなくなり、ゆっくり向き合うよりも片手間になってくるのは仕方ない気がする。
仕方がないからこそ、ちょっと意識して、ゆっくり向き合うことを考えて欲しい。

そういう意味では、「こういう研究結果があるから、正面から目と目をあわせましょう」というこのニュースにも大事な意味が出てくる。

年齢関係なしに、時々は正面からじっと見つめてあげてくださいね。
ついでに、ギューっとだきしめてあげるのも一緒に。

 

 35-「流れていく思い」
 34-「まず家庭で話し合ってみる」
 33-「親の6大NGワード」
 32-「がんばれ」と「がんばる」と「がんばった」

  31-話を最後までちゃんと聞く
 30-21~29のまとめ
 20-11~19のまとめ
 10-1~9のまとめ