コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

今日はいい天気

2005-12-25 17:16:28 | 真宗カウンセリング
昨日は夕方6時前に上越に着きました。新潟は私にはかつてない大雪。寺の庭に積もった雪はすでに見上げる高さ。
本堂は埋まっており、2階建ての鐘突き堂から覗いて、やっとわかる具合です。
(写真がその様子)

私は家族を新潟において、帰路についてます。車はおいて、電車で京都へ。
この電車っていうのがまたコミュニケーションについて色々考えさせてくれます。

そこのお母さん、叱り続けたら、子どもはますます泣いちゃうよ~。だっこしてスキンシップしてあげて欲しいなぁ。私が代わりに抱っこしてあげたいけど、きょうびは犯罪者に思われるしな~。


北陸路を走ってます

2005-12-24 14:41:45 | 真宗カウンセリング
今朝、北陸自動車道の通行止解除を確認してから出発して、新潟へ向かってます。途中、雪のキツイところや渋滞もありましたが、そこそこのペース。
今は石川県に入ってすぐの尼御前SAで休憩。ここは、すぐ近くに崖があって日本海が望めます。

写真は冬の日本海。ヒュールリーヒュールリララー…


大荒れ

2005-12-22 16:28:09 | 真宗カウンセリング
出張の四国から帰るフェリーに乗ってます。いままでで最悪の揺れです。
さっき、カウンセリング仲間から嬉しいメールをもらいました。人が喜んでる気分のお裾分けもらったら、こちらもホッとした気分になります。

写真は荒れる瀬戸内です


気ぜわしい年末

2005-12-17 16:40:10 | 真宗カウンセリング
久々の遠方出張で、今帰りのフェリーの上。高松から岡山に向かってます。
仕事量は変わらないのに、年末までに済まそうという気持ちがせわしなさをうんで、追われいる感じ。

毎週研修会があるときは、話を聞いてもらってたのが、ずっと仕事なんで、なんか溜まってくる感じがあります。今ならいろいろ愚痴も言えそうです(笑)

写真は香川の観音寺にある、砂でできた銭形です。隣りの町で仕事を追えた後、高速に乗らず寄り道しました。こういうのが出張の楽しみです。


親子のコミュニケーションで思う事

2005-12-08 07:09:16 | コミュニケーションワーク
前回書いたことを少し深めてみたいと思う。

4人の子ども(それぞれ性格や行動が違うから面白い)を育てていることや、親子コミュニケーションの集いなどに何度か参加している経験で、いろいろ知らされることがある。

その中の一つに「否定じゃなく、受容の態度」の大事さがある。

子どもがグズって泣くときに「泣くな!」と言うことは簡単である。こちらとしては泣かれて困っているわけだから「泣くな」といいたいのは当然だ。これを少しやわらかく、私メッセージにして「おとうさんは泣いて欲しくないと思ってる」と伝えることも出来る。コミュニケーションとして相手に強制するのじゃない「私メッセージ」は大事だし、心がけるべきである。

次に「何で泣いてるの」と問いかけることが出来る。
その理由を聞いて解決できることなら解決してあげたい。そうすることで泣く必要もなくなるわけだし、私も大助かりである

しかし、子どもにはそれは通用しない。
子ども自身、いざ泣き出したら「なぜ泣いているか」を正確に伝えるなど出来るはずがない。またその要求はおおむね子どもの「わがまま」が多いから、「何で」を聞いたとたんに「それはあなたのわがままだから駄目」となってしまうことうけあいである。泣くのも駄目、要求も通らない…子どももどうしようもない。こっちもどうしようもない。それよりますます泣き続ける子どもに、こちらの余裕はなくなり、声を荒らげ脅しはじめてしまう。

子どもにとって「要求を通したい」と言うのもあるだろうが、ほとんどはその時点で「ただ泣きたい」だけである。ならば泣かせてあげればいい。いや、泣き続けるのは困るのだが、「ただ泣きたい」ということを受け入れてあげることは出来るんじゃないだろうか。

「そうかー○○ちゃんは泣きたいんかー。いいよ、泣いてもいいよー」
すぐには泣き止まないだろうけど、受け入れられているということは子どもにも伝わるはずだ。態度として抱きかかえてあげることもすれば、ますます受け入れてもらえることが伝わる。すると子どもも落ち着いてくる。徐々に要求の底にある気持ちを表明してくれるようになる。
「○○が欲しかった…」「○○ちゃんに意地悪されて悲しかった…」
「そうか、欲しかったんか」「そうか、悲しかったんか」と気持ちを受けてあげたらさらに受け入れてもらえることが通じていく。

そこで買ってもらえたり、意地悪の相手に謝らせたりという「解決」ではないのだが、気持ちを伝えることが子どもにとっては大きなことじゃないだろうか。それを聞いてあげることが出来るか出来ないかは大きな違いがある。

最初は形のところでしか出来ないかもしれないが、通じ合えたらうれしいものである。

成道会

2005-12-04 15:00:47 | コミュニケーションワーク
「じょうどうえ」と読みます。仏教の慶事で、12月8日なんですが、昨日、子どもが通園している保育園で成道会の集いがありました。お釈迦様が悟りをひらいて仏陀になられた日です。
その中で子どもたちがホールで歌を歌うイベントがありました。うちの子は落ち着きがなく、吠えたり跳び跳ねたり。
その時、副園長(通称 べっぴん先生)が子どもたちにかけた言葉が素敵でした。
「よし、みんなでオーイしよう」子どもたち「オーイ!」「次はジャンプしよう」子どもたちジャンプ!

駄目!とかやめなさいとか言われても余計に騒ぐ年頃。「いいよ」と言ってやらしたら落ち着くんです。
ここにコミュニケーションの大事なところがあると思います。否定じゃなく、受容の態度。許されているという事が伝わったら、聞いてくれる。

そういう先生に、子どもが育ててもらっているのが嬉しいです。

写真は集いの中でお釈迦様の物語を「四門出遊」から「お悟り」までパネルシアターで見せてくださった中の一節。今まさにお悟りを開かれようと菩提樹の下で瞑想されているところです。これを子ども達が一生懸命見てくれているのがまたありがたいです。

秋期研修回 10回目-最終回

2005-12-04 03:25:06 | ミニカウンセリング
あっという間に最終回の10回目になりました。

この日は逐語録発表はなく、ミニカン実践と感想の発表。

ちょっと遅れてくる方がいたので、最初はフリートーク。
ちょっと気になっていた「時間を守る」ことと「もう少し流れに任せて聞きたい」こととの兼ね合いを先生に質問することが出来ました。15分と決めてカウンセリングをすることの意味を教えてもらったのですが、最初に「今から15分は○○さんの時間です」という宣言を守ることが、同時に「自由にお話ください」「秘密はお守りします」と言う宣言を守ることにもつながることを知りました。時間と空間を大事にして、共有して、守ることが、カウンセラー・クライエント双方に重要なことなんですね。

実践はT(α)さんと。このTさんとは普段から話し合う機会が多いし、話題にすることの裏まで知り合っている中なので、実践するのは苦手なんですが…(笑)dめお今回は今までと違った感じでお互い向き合えていた気がします。
Tさんは風邪気味だったんでちょっと辛そうでしたが、先にクライエントしていただき、この10回での気持ちの変化を聞かせてもらいました。身体は辛そうでしたが、秋期研修会が始まる前のちょっと不調な気持ちの状態を話すことが出来るのは、この10回で振り返る余裕ができたからだと言う感じが伝わってきましたし、話出来てよかった感じが伝わってきてうれしかった。
変わって私がクライエントになって、最近の体調を通しての味わいや、感じることを話するのですが、その底には「今の自分の状態を押さえておける」自分があることを話していて気付いていきました。それもうれしいし、そのことがカウンセラーに伝わっていることもうれしかった。

この10回を通じての感想は、また改めて書こうと思います。