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コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

真カ研月例会 6月 その2

2006-06-24 15:27:31 | 真宗カウンセリング
前回のブログの続きです。

前回のコメントに「丸坊主」さんから「続き楽しみにしてます。」とメッセージをいただいたので、喜んで続きを書かせていただきます。(「丸坊主」さん、コメントありがとうございます)

今回のテキストは、ロジャースさんの全集から「人間関係論」を使用されています。今月は第1部-第1章 の「関係」。レジュメを担当くださったM先生のまとめがわかりやすく、それを頼りに原文に入っていける感じでした。

ロジャースさんが話を進めていく上で設定された「あるタイプの関係」について考察されているところですが
1)純粋・真実性
2)受容
3)共感的理解
の三つに関しての記述です。

この三つは、私がカウンセリングを学ぶ前から耳にしていた言葉で、私なりの理解もありました。しかし、去年からのミニカン体験を通ってきた私には、初めて出会う言葉のように実感を伴って身にしみていきました。
正確に言うと、この三つを理解したのではなく、これらができていなかった私を知ることができたのと、この三つをもって関係を作って私に接してくださったカウンセラーさんとの出会いで、私がいかに喜べたかを再確認出来た気がします。

今まで、形の所(先輩の真似)から実践しながら味わってきた「関係」ですが、今度は意味を意識しながらミニカンの実践をしていきたいなと。

あと、内容のところで「喜んで、彼に自分の感情を思うままに持たせることを意味する」ということがあるのですが、私がネットコミュニケーションを悩みながらも続けてきた中で到達した一つの心境が、「私の言いたいことを理解してもらおうとすると、どんどん説明を重ねて、それでもズレがズレを呼んでかえってしんどくなる。だから一度出したことはどう理解されようがそれは読んだ人に任せる。」というものが有ります。いつもこういう心境で居られる訳ではないのですが、この考えに達したときにかなり楽になりました。まぁこれは本当の関係とは違いますが、ロジャースさんの書かれた「受容」を実感する一つのきっかけにはなる気がします。

今後研究会が進めば、このあたりももっと深く受け止めることができると思います。

しかし、テキストが進んだのはほんのわずかですが、自由に語り合い、響きあうこの研究会、すごく楽しみです。