コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

春期研修会 4回目

2006-06-02 00:24:09 | ミニカウンセリング
今回もすぐにアップしたかったけど、月末の決算書提出などがあったのでちょっとお仕事優先で遅くなりました。

先週ミニカン実践でペアを組んだIさんのことが少し気になってたので、ちょっと聞いてみようと思ったけど姿がなかった。余計に気になったけど、少し遅れて参加されたので一安心。休憩時間も、今後の逐語録の相談などで忙しそうだったので声をかけそびれちゃいました。また、このブログのことやメアド教えておきたいと思ってます。

今回の逐語録は先週の二人がペアを交代して、クライエントがKさん、カウンセラーがIさん(上のIさんとは別の方)
Iさんははじめてのミニカンなのだが、普段から仕事で人の話を聞くことはよくされているようだ。それが逆に災いして、自身が理解しようとしたり、援助しようとしたりする動きをされる。こういう関わりもあるとは思うが、この研修会で私が教えていただいていることとは違ってくる。クライエントの中から気付きが起こってくる「来談者中心」の大事さということを改めて感じた。
Iさんのすごいところは、ご自身でも違和感を感じておられ、取り組もうとされるところ。そのあたりは後半で。
一方でKさんの相談されている内容は、伝道と寺の関係の話で、私自身言わんとされることがよく分かるのだが、寺というものがわからない方にはわかりにくい話だったと思う。「越える」ということを話されたところがあるのだが、カウンセラーさんが受け取り、また確認しようとしたことと、「信心を得る」という「越える」の違いは通じていなかったようだ。このあたりはミニカンの練習ということでなく、違う形でKさんの話を聞いてみたいと思った。
実は今、そこがジレンマなところで、いろいろ関わりたい方がいるのだが、あくまで研修として押さえるのか、関わりたいという自分の気持ちを大事にしてもいいのか…とりあえず今のところは、この研修での関わりを続けていくことで、いつかじっくり話をするご縁が出来ればいいなと…。

後半のミニカン実践は、逐語録でカウンセラーをされたIさんとのペア。最初はクライエントになって話をするのだが、先の逐語録のときの反省を活かし、じっくりと口出しを控えて聞いてくださる。結構気持ちよく話させてもらった気がするし、隠れていた自分の気持ちも湧き出てきた。その上、あとの分かち合いのときにすごく肯定してもらった感じがあって、いい気持ちにさせてもらった。なんかホカホカとする感じに包まれていた。
そのまま入れ代わってカウンセラーとして話を聞かせてもらうのだが、そのホカホカをさらに増幅された感じがした。本人は「わからない」という言葉で結論されたが、私にはなにか大きなご縁に出会われ「信仰」というものに興味もたれたように感じたからだ。そう、ミニカン実践でなければ、私の思いとして「信仰」ということについていろいろ話してみたくなる。もっとも、時間もないし、押し付けることでもないから。

いやぁほんといろんな人がいて、不思議と同じ空間と時間を共有してる。そうして私に色々な刺激を与えてもらえる。一番得してるのは私だ。