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An Extension of Me by Eric Jones DVD

2011-01-10 | Weblog
エリック・ジョーンズ(Eric Jones)の待望のDVDの最新作です。

実演部分はレストランやストリートなどで、一般のお客さん相手にライブで演じていますので、映像も楽しんでご覧いただくことができます。

こういったDVDはネタだけではなく、学ぶことが沢山あります。


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独でダイオキシン飼料混入=韓国など鶏肉輸入禁止

2011-01-10 | Weblog
独で発がん性物質のあるダイオキシンが家畜飼料に混入した問題で、9日までに養鶏場閉鎖などが全国16州のうち11州に拡大、欧州内だけでなく、韓国などへの輸出にも影響だ出ている。

独メディアの報道によると、これまでに卵のほか、鶏肉の基準の2倍以上のダイオキシンが検出された例が報告されている。韓国やスロバキアが独産鶏肉の輸入を禁止、ロシアも輸入規制の方針。一部の卵加工製品も国内と輸出先の英国などで回収されており、影響が拡大している。

政府当局は少なくとも4000以上の養鶏場閉鎖やニワトリを殺処分にするなどの措置を講じ、今後も問題のある鶏肉の回収を進める方針だ。

問題の資料は北部ニーダーザクセン州のメーカーが生産。原料の合成脂肪に、通常使われない同シュレスウィヒ・ホルシュタイン州の業者から購入した工業用原料を使用していた。これに基準値を超えるダイオキシンが混入していた。EU基準の70倍以上のダイオキシンが検出され、既に汚染された飼料15万トンが流通したという。


ふーん、おかしな話だ!

ダイオキシンは今では限りなく無害に近いものと耳にしたことがある人も多いでしょう。

その根拠を上手くまとめてあるサイトから転載しておきます。


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有機化学美術館

☆ダイオキシンは猛毒なのか

最近あのダイオキシンに「実はあまり大した毒性ではないのではないか」という説が浮上しています。ダイオキシンといえば言うまでもなく、多くの書物やニュースなどで「発ガン性・催奇形性・内分泌攪乱作用などあらゆる毒性を併せ持ち、12kgあれば日本人全員を殺せる史上最強の毒物」と騒がれていたはずの化合物です。果てはアトピーや「キレる子供」の原因といった根拠のない嫌疑までかけられており、おそらく現在最も嫌われ、恐れられている化合物といっても過言ではないでしょう。

ダイオキシンは農薬合成時などの不純物としてできる他、塩素を含む化合物を燃やすことによっても生成します。1999年、所沢近辺の産廃処理施設から発生するダイオキシンが付近の環境を汚染しているとして大きな騒ぎを起こしたのは記憶に新しいところです(これは後に判明した通り虚報でしたが)。さらに食塩と新聞紙を一緒に燃やすだけでもダイオキシンが発生することも実証され、近年では自宅での焚き火でさえ危険とされるようになってしまいました。

さてこれだけ騒がれてきたダイオキシンに、なぜ今になって「大した毒性ではない」という話が出てきたのか?一言で言えば、「動物実験では確かに強い毒性があった。だがダイオキシンで倒れた人間はほとんどいないではないか」ということです。

毒性と一口に言っても急性毒性、慢性毒性、発ガン性、生殖毒性、内分泌攪乱作用などさまざまな種類があります。このうち急性毒性は文字通り「どれだけ飲んだら死ぬか」という数値で、LD50という数値で表します。例えばある化合物のLD50が100mg/kgと言った場合、「体重1kgあたり100mg(60kgの人なら6g)の化合物を飲むと、その50%が死ぬ」ということになります。

ダイオキシンのモルモットでのLD50は0.6μg/kgとされます(μgは100万分の1グラム)。この数値を体重60kgの人間に当てはめれば致死量は36μg、つまり1gのダイオキシンは17000人分の致死量に相当することになります。多くの本に登場する「青酸カリの1万倍、サリンの17倍」という数値はこれが根拠と思われます。ただし、モルモットは化学物質に対し非常に敏感な動物であることが知られています。

というわけで他の動物でのデータを見ると、イヌのLD50は3000μg/kg、ハムスターでは5000μg/kgであり、これらの動物はモルモットより数千倍もダイオキシンに強いのです。ここまで種差の大きい化合物は非常に珍しく、これはなぜなのかまだわかっていません。というわけで単純にモルモットでの毒性を人間に当てはめるわけにはいかないのです。

人間でのLD50は当然測定するわけに行きませんが、人間はイヌやハムスターよりさらにダイオキシンに強いと考えられる根拠があります。今までに何度か事故などにより大量のダイオキシンがばらまかれたケースがありますが、これによる死者はほとんど出ていないのです。

最も顕著なケースは、北イタリアのセベソで起こった事故です。1976年7月、この町にある農薬工場で化学反応の暴走が起こり、推定130kgものダイオキシンが噴出しました。これは周辺数キロの範囲に飛び散って17000人がこれを浴び、しかもまずい対応のために避難が始まったのは事故から1週間が経過して、住民がたっぷりとダイオキシンを吸い込んでからになってしまいました。住民の血中ダイオキシン濃度は通常の2000~5000倍にもはね上がり、悲惨な事態を予見してイタリアのみならずヨーロッパ一円がパニックに陥りました。

ところが驚くべきことに、22億人分の致死量(モルモットでの数値)のダイオキシンが狭い範囲に降り注いだこの事故で、死者は一人も出ていません。奇形児の出産を恐れて中絶した妊婦もたくさん出ましたが、胎児にも特別な異常は見られなかったということです。出産に踏み切った女性たちの子供や直接ダイオキシンを浴びた住民たちはその後長い間追跡調査を受けていますが、体質によりクロロアクネ(吹き出物に似た数ヶ月で治る皮膚病)が出た人を除けば、病気の発生率・死亡率など特に異常は見られていません。

その他世界各地でこうした事故は何度か起こっていますが、ダイオキシンが原因で死亡した可能性があるのは1963年オランダでの事故で清掃作業にあたり、大量の残存ダイオキシンに触れた4人だけとされます。史上最強の毒物にしてはこれはあまりにおかしな話で、少なくともヒトでの急性毒性に関しては「サリンの17倍」うんぬんの議論は完全な間違いと断じてよさそうです。

(追記)

2004年12月、ウクライナ共和国の大統領候補であったユシチェンコ氏がダイオキシンを食事に盛られて倒れ、顔面に青黒い発疹ができて人相がすっかり変わってしまった、という事件がありました。氏はその後無事回復して大統領の座に就きましたが、その後の調査で彼は2mg程度のダイオキシンを食べさせられたと見積もられています。これはニュースで一時期騒がれた「高濃度ダイオキシン汚染キャベツ」を、一度に200万個程度食べた量に相当します。これだけのダイオキシンを一時に摂っても生命に別状がなかったわけですから、急性毒性に関してダイオキシンのリスクは全く取るに足りないことのよい証明になったともいえるでしょう。

ダイオキシンの発ガン性についても詳細な研究が行われています。詳しいデータは参考文献に譲りますが、動物実験の結果によればダイオキシンには発ガン性はなく、すでに発生したガンを増殖させる能力だけがあることがわかっています。後者の能力も強いものではなく、人間が日常取り入れている量の6万倍にあたる量のダイオキシンを投与して、ようやく10%の動物がガンを発生したというレベルにとどまっています。

ただしWHO(世界保健機構)の分類では、ダイオキシンはそれまで「発ガンの可能性あり」だったものが、1997年に「発ガン性物質」へと変更されています。これは各国の専門家から成る委員会での投票により、11対9で決まったとのことです。発ガン性があるかないかが投票で決められるというのも本来妙な話ですが、そうでもしないと決着しないほどに専門家の意見も割れたわけで、政治的要因も絡んだ苦渋の決断だったようです。どちらが正しいのかは筆者あたりに判定できることではありませんが、いずれにしろ発ガン性があるかないかは極めて微妙で、タバコの煙や焼き魚の焦げほどのようなはっきりしたリスクではなさそうです。

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マスコミにも責任がありますね。

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