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原発に代わる「未来のエネルギー」は再生可能エネルギーではない

2014-05-15 | Weblog
電事連試算、再エネ普及国民負担月400円

電気事業連合会は13日、再生可能エネルギーの「固定価格買い取り制度」で、今年1月までに国から認定を受けた設備がすべて稼働すれば、一般家庭の電気代に上乗せされる負担金が1カ月当たり400円を突破するとの試算を明らかにした。平成26年度の買い取り価格(事業用太陽光発電で1キロワット時当たり32円)が続く想定で、1カ月の電力使用量が300キロワット時の一般家庭の毎月の負担金は225円から405円程度に増えるという。

2014.5.14 09:05 産経ニュース

こんな記事があったので転載します。なるほど!って感じ。。。二酸化炭素が増えて温暖化になんかなってないからね!

FITに大失敗したドイツに学ばない日本、相当な利権なんだろうw

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原発に代わる「未来のエネルギー」は再生可能エネルギーではない

民主党政権が脱原発のお手本にしたドイツでは、再生可能エネルギーが経済の大きな負担になっている。今年2月、ドイツ政府の諮問機関であるEFI(研究・イノベーション専門家委員会)は、再生可能エネルギー法(EEG)は電気料金を高くするだけで、気候変動対策にもイノベーションにも役立たないという報告書を発表した。

それによると、EEGによる再エネ支援額は2013年には236億ユーロ(約3兆3200億円)にのぼり、電気料金の約20%が再エネ発電事業者への支援に使われ、ドイツの世帯あたり電気料金は80%も上がった。これはFIT(固定価格買い取り制度)の助成金が原因だ。産業用の電気料金も、EU(ヨーロッパ連合)平均より19%も高く、製造業がドイツから逃げ出す「空洞化」が起こっている。

FITの目的は、再エネを普及させて規模の利益を出し、そのコストを下げて技術開発を促進しようというものだが、EFIはそれは逆効果になっているという。風力も太陽光も今の技術はコストが高く研究開発を進める必要があるが、FITではどんな技術にも助成金を出すので、リスクの大きい新技術を開発するより古い技術で発電するほうがもうかるのだ。

原子力に代わるエネルギー源は風力でも太陽光でもなく、石炭火力である。「太陽光で原発の*基分」という報道がよくあるが、太陽光は雨の日にはゼロになるので、そのバックアップは火力しかない。それがドイツで現実に行なわれた選択である。ドイツの石炭火力発電所はEEGの施行後に増え、2013年には石炭の消費量が1990年以降で最大になった。

世界的に、石炭火力がブームになっている。日本でも、電力大手が石炭火力発電所の新設に動き出した。関西電力と中部電力は2020年代前半に100万キロワット級の発電所を建設し、東北電力も凍結していた火力発電所計画を復活させる。東京電力も計260万キロワットの火力電源を確保する計画を打ち出している。

これは賢い選択である。石炭の埋蔵量は200年以上あり、供給業者も世界に分散していて石油のような地政学リスクはない。価格も5円/kWh以下とLNG(液化天然ガス)の半分ぐらいで、余って下がり続けている。電力会社にとって石炭火力は、厄介な政治的リスクの大きい原子力よりずっと経営合理的だ。

たった一つの問題は、それが汚いエネルギーだということだ。WHO(世界保健機関)は「全世界で大気汚染で約700万人が死んでいる」という報告を発表したが、その1割の原因が火力発電で、その半分以上が石炭火力である。全米の石炭火力発電所は、毎年44トンの水銀、73トンのクロム、45トンの砒素を排出している。

日本の石炭火力はクリーンだといわれるが、年間22トン以上の水銀が大気中に排出されている。そのうち1.3トンが石炭火力から出たものと考えられているが、これは2000人分の致死量である。水銀の経口毒性はプルトニウムの1.5倍で、水に溶けて体内に蓄積するので、少しずつでも吸入すると健康に影響が出る。石炭火力は原子力よりはるかに危険である。

OECD(経済協力開発機構)の統計でも、石炭火力の発電量あたりの死者は(主として採掘事故で)原子力の約70倍だ。さらに二酸化炭素(CO2)による気候変動のコストは、2100年までに1兆ドルを超えるともいわれる。CO2を削減する技術はあるが、それを装備すると石炭火力の建設費は原発より高くなってしまう。

しかしこのような環境リスクは技術的に削減でき、そのコストは今後100年に大きく低下するだろう。石炭を使い続けることは100年後の人類に環境悪化という重荷を背負わせるが、彼らはわれわれよりはるかに豊かになる。気候変動のリスクを金利で割り引いた現在価値は100億ドルのオーダーで、それほど大きな問題ではない。不毛な原発論争はもうやめ、現実的な数字でエネルギー政策を考えてはどうだろうか。


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「古地図」で習主席に「ギャフン」と言わせたメルケル

2014-05-15 | Weblog
面白い記事があったので転載します。

こんなセンスが日本にもあれば。。。ww

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「地球儀を俯瞰する外交」のため欧州6カ国を歴訪した安倍晋三首相が先週帰国した。

せっかくの訪欧、特に3月下旬、訪独した習近平中国国家主席に対して、メルケル・ドイツ首相が見事な対中外交を展開したばかりのことであり、安倍首相が何か言うかと注目したが、外務省の発表だと、「力による現状変更の試みは許されず、国際秩序や法の支配が尊重されるべき」だといつもの中国批判しかしなかったようだ。

チベット、尖閣は領土に含まれず

強圧的な態度で周辺諸国を威圧する中国を叱責するには、実は、こんな秘策もある、とばかりメルケル首相は3月28日夜、習主席歓迎晩餐会で外交のお手本を見せてくれた。

プレゼント交換で、メルケル首相が習主席に手渡したのは骨董地図の複製だった。

1735年、フランスの地図学者、ジャンバプティスト・ブルギニョン・ダンビルが作製した中国の地図。原図ではなく、ドイツの出版社の複製だが、イエズス会の宣教師らが現地で行った調査を基に作図したもの。米外交誌『フォーリン・ポリシー』のブログによると、原図に残されていたラテン語の説明では、中国本土の全体図を示している。

しかしこの地図では、チベットや新彊、満州、尖閣諸島などは中国領土に含まれていなかった。同年に即位した清の第6代皇帝、高宗・乾隆帝の61年間にわたる治世で、勢力を大きく拡大し、朝鮮、ビルマ、シャムなどまでを朝貢国とした。

メルケル首相が地図の説明をしたという報道はない。だが、近年は見られないような、極めて高等な外交だった。暗に、今の中国の領土は1735年以後大幅に拡張されたんですよ――と地図に語らせたのは明らかだ。

わざと誤報した中国

このプレゼント贈呈時の写真を見ると、習主席はうつむき加減で、いつものような快活そうなそぶりは見せなかった。

中国の国内報道は、メルケル首相がプレゼントした地図は英国の地図出版社が1844年に作製した「清朝の絶頂期」の地図だった、とわざと誤報した。もちろんチベット、新疆なども含んだ地図である。

習主席はドイツ訪問に先だって、「ユダヤ人大量虐殺記念施設をメルケル首相と一緒に視察したい」と申し入れたが、ドイツ側に断られていた。

これでメルケル首相は中国との関係では外交的に高みに立つ、と言っても過言ではない。逆に、一本取られた形の習近平主席は少なくともドイツに対しては高圧的な態度を慎むのではないだろうか。

日本に対して傲慢な発言を繰り返す中国側。これに対して欧州でも中国を名指し批判した安倍首相。日本はこのままではなかなか有利な外交を展開できない。今後の対中外交をひと工夫して強化するためにも、安倍首相はメルケル首相に助言を求めるべきだった。在独日本大使館は外務省に地図のことを報告していなかったのだろうか。

(春名幹男)

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松岡直也さん死去

2014-05-02 | Weblog
ジャズ・ピアニストで作曲家の松岡直也(まつおか・なおや)さんが29日午前10時22分、前立腺がんのため川崎市内の病院で亡くなった。公式サイトで発表された。76歳。神奈川県出身。通夜、葬儀・告別式は親族、ミュージシャン、業界関係者で執り行う。

公式サイトによると、2001年に病気が見つかった。「本人にとっての日常生活はつらい日々だったと思いますが、ファンの方々やミュージシャンおよび関係スタッフ、家族に支えられながら大好きな音楽を続けてこれたことは、エネルギーをいっぱい頂き、充実した音楽ライフが過ごせたことでしょう」。今年3月末に体調が急変、入院したという。

日本を代表するラテン・フュージョン音楽の第一人者。15歳の時「パン猪狩とマーキス・トリオ」のピアニストとしてプロデビュー。1979年「松岡直也 & Wesing」を結成。フュージョン・ブームを巻き起こした。

日本テレビのドラマ「飛び出せ!青春」の主題歌になった青い三角定規「太陽がくれた季節」を編曲。いしだあゆみ(66)「小さな愛の歴史」の作曲者として古賀賞を受賞した。日本レコード大賞を受賞した中森明菜(48)「ミ・アモーレ」の作・編曲、テレビ朝日「ニュースステーション」の初代テーマ曲などで知られた。

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