音楽とオーディオの備忘録

購入したレコード類やオーディオ機器の購入、調整&メンテナンスなどなど

Youtube視聴日記(徳岡直樹氏)

2020-09-21 09:10:12 | 音楽

最近、指揮者で作曲家、台湾でご活躍されていらっしゃる徳岡直樹さんの動画をよく見る。

なんとも博学で、引き出しもたっぷりな方で、フルトヴェングラーなどのヒストリカルな演奏のご紹介で、私は日々勉強中。

現役の指揮者でしかも作曲家である視点からの氏の意見は、単なるクラシックリスナーである私からすれば、その深さ・マニア度に日々目から鱗、うなるばかりで、動画を一旦停止し一生懸命メモを取りながら観ている状況。

思えば、クラシックの同曲異演奏でこんなに感銘度が違うのか、と心が震えたのが、ある日突然目覚めたフルトヴェングラー(昔々、なぜか買っていたメロディア盤ベートーヴェンの交響曲5番(CD)があって、あまりの音の悪さにしばらくぶん投げていたのだが、ある日思い直して聴きなおし、「ガガ-ン!」のパターンである)やブルーノ・ワルター(聴き終わって滂沱の涙でジャケットを抱きしめたのはワルターの田園とプログレのあれだけ)、クライバー(ベートーヴェンの第7)指揮の演奏だったのでなおさら。

また動画での宇野本への突っ込みには、にやけてばかり。学生の頃はお金がないので月に買う1枚を厳選しなければならず、購入の参考にもしたけれども、今となってはひとつの読み物として楽しんでいる。

古いものから新しいものまで多くの演奏に手軽に出会うことができるようになったことに感謝して、心行くまで音楽を楽しんでいこう。
そのきっかけを改めて作ってくれた徳岡直樹さんに感謝なのです。

フルトヴェングラーこだわりの「この演奏!」紹介(名盤ガイド無視の自己流チョイス)Wilhelm Furtwängler【ヒストリカル解説 Vol.63】解説:徳岡直樹 Naoki Tokuoka - YouTube

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お買い物日記(ライブ&アナログレコード)

2016-05-01 12:39:39 | 音楽

本当に久しぶりにライブに行ってきた。

クラシカル・シンフォニックロックの孤高、英国のバンド、THE ENIDである。





このバンドに出会ってからもう随分と経ってしまった。

初めて買ったのがライブアットハマースミス1979の2枚、当時はオリジナルのファーストとセカンドアルバムは
貴重で中々入手できなかったので、それらのライブアルバムをなけなしの小遣いをはたいてすぐに購入し聴いた。

その時のすさまじい音楽体験は、初めてブルックナーやマーラーの交響曲を聴いて以来のものだった。
若かったから感性も研ぎ澄まされていたのだろう。
音の咆哮に魂を宇宙の彼方に持っていかれる感じとでもいうのか、自分自身が音の粒子になって一体化
したまま、あらゆる一切すべてのものに同化される感じというか、とにかくすごい体験をしてしまった。

その後の人生の折々で、クラシックの数々の名曲と共にこのバンドの曲を聴いてきたように思う。

会場で新譜も含め懐かしい曲を聴きながら、様々な思いや記憶(甘酸っぱいものも...)が去来して、
とめどなく流れる涙を抑えることはできなかった。
アンコールが終わり、「ありがと~」と叫んでいた女性の方、私も全く同じ気持ちです。

でお買い物。



夢魔はフランス盤だが有名な初回プレスの「キメ1回でふぁん無し」ではないので安かった。さすがに国内初期
再発盤の、「いかにも盤起こしのひずんだ感じやノイズ感」はなく音質的に問題はない。
こうして改めて聴くと、「キメ2回でふぁん有り」の方が自然で、初回プレスの方こそ単なる編集ミスの事故盤のような
気すらしてしまう。(だから高い....のかな?)カットは簡単、追加は編集が面倒だからという単純な理由で。
バンドとして実際のところはどちらが望んだ方なのかよくはわからないが....

ポーレンもモールスコードも有名な盤だが今はこんな値段で買えるのか。
カイパはマーキーで初めて紹介された当時知り合いのつてで安く手に入れていたが、なぜか今手元になく
買いなおしたもの。そこそこのプレミアがついていたが、十分許容範囲なので購入してきた。

エニドものはライブ会場で購入。最近のアルバムも素晴らしい。Tシャツはお約束である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お買い物日記(192-VN45HE-SAS、TD-321用ベルト、アナログレコード)

2012-10-08 20:19:45 | 音楽

3連休ということで、またお買い物である。
そろそろダンパーが限界かというV15type4用の交換針としてJICOのSAS針、早くも伸びてしまい、ベルト外れするようになってしまったトーレンスのプレーヤー用純正ベルトを購入した。
Dsc_0320

 

Dsc_0324_3
 
SHURE純正の針も良かったが、このJICOのSAS針(VN45HE-SAS)は本当に素晴らしい。type4が完全に蘇ったような感じ。一皮も二皮もむけたような音で、実に音楽がしなやかかつ闊達。しかも、type3とか5があまり得意ではない潤い感もあって、つまらない意地を張ってくたびれたダンパーの純正を使い続ける理由など全くないんだなあと反省した次第。

トーレンスのプレーヤー用ベルトは写真の通り。これは完全に消耗品で今後10年以上は安定供給して欲しいものだ。これはDDフォノモーターには無い悩みだが最近少し不安になってきたので今のうち、TT-71の他にフォノモーターを確保しておいた方が良いかな。テクニクスSP-10mk2は幾らでも流通しているが、みんなサビや腐食だらけで美品は殆どなく、買う気にはならない。SP-10mk3は多分投機的理由で全然出回っていないので問題外。デンオンのDP-80ならとは思うが、これまたあまり見かけない。DP-3000は相当数出回っていて、メーカー修理(メンテ)も受け付けてくれているので今後10年は心配ないと思うが、音は未知数。あまりにターンテーブルが軽量か。ビクターはもはや骨董的価値のみ(修理出来るところはある)、マイクロはすでに倒産と、アナログファンには厳しい状況が続く。DP-3000位は今のうち確保しておこうかなあ。安いし。

他購入したもの
モーツァルト クラリネット協奏曲他/ベニー・グッドマン&ミンシュ、BSO(国内盤中古LP)
リムスキー・コルサコフ シェヘラザード/バーンスタイン&NYP(国内盤中古LP)
シルクロードを行く/喜多郎&石坂浩二(国内盤中古LP)
ラヴェル ダフニスとクロエ他/冨田勲(国内盤中古LP)

クラリネット協奏曲は、ウラッハのものしか聴いていなかったので購入。うーん、演奏はさすが。もう少し上品な柔和感が欲しいかな。曲調の割には音が強すぎるような気がする。

シェヘラザードは、これは好きな演奏だ。映画音楽を聴いているような映像感がある。

シルクロードは、音だけのドキュメンタリーに興味があった。本編は映像、音楽、ナレーションすべてが素晴らしかっただけに少し無理があるかな。2枚組だが、A~D面のA面だけ聴いてしばしお休み(笑)。

ダフニスとクロエは、実はこの曲を初めて聴いたのはこのトミタ盤だったというオチ。中学生の頃を思い出しながら聴く。そのころと比べてなんて良い音なんだろう(笑)。

というわけで本日の日記はここまで。次はいつになるかな。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お買い物日記(アナログレコード)

2012-03-04 18:35:35 | 音楽

今日は休みらしい休みなので、行きつけの中古レコード屋へ。

目立った投入は無いようなので、買い残しを救出してくる。あわせて注文していたレコードが届いたので、今日は(も?)音楽三昧となった。

<今日の戦利品>
チャイコフスキー 1812年他/クンツェル&シンシナティ響(独盤中古LP:TELARC)
ストラヴィンスキー ペトルーシュカ/アバド&ロンドン響(国内盤中古LP)
マーラー 交響曲第9番/バーンスタイン&ベルリンフィル(独盤中古CD)
The Durutti Column
/LC(英盤中古LP)
HARMONIA/Music Von(国内盤中古CD)

1812年は超凶悪カッティングで有名な盤。オリジナルの独盤が欲しかったのでこれは良い買い物になった。有名な大砲のところは、3009S2impとV15VMR針圧1gで何事もなかったかのように余裕でトレースする。故長岡鉄男氏が記していた、「巨大な紙鉄砲の音」がそれなりに出てくれている。国内盤はさらにレベルが高くトレースが難しいらしいが、まあ、オリジナルがきちんと鳴るからよしとしよう。
Dscn3034

ペトルーシュカは真面目に聴いてみようかという気まぐれで購入。おそらく一度は耳にしていると思うが、全然記憶にない。これを機に真面目に聴くつもり。新品500円だから、曲が外れても演奏が外れても全然惜しくはない。

マーラーの9番はバーンスタイン盤が聴きたかった。いつかはアマゾンに注文しようかと思っていたが、中古で安く手に入ってよかった。優しく諭されているような気になるワルター盤(モノ)や、情のこもったバルビローリ盤と比べてどうだろう。どっぷりと耽溺したマーラーなのだろうか。どうもバーンスタインとマーラーというと4番のイメージが強くて、これは楽しみ。

ドルッティ・コラムはずーっと昔、フールズ・メイトで紹介記事を読んでから気になっていたバンド。とはいえずっと優先順位は低く、半分忘れていたようなバンドだ。今になってあらためて出会うということは、これは何かの縁ということで購入。今鳴らしながらこのブログを書いているが、実に素晴らしい。何てしなやかでしっとりとして美しい音楽なんだろう。これは他のアルバムも集めなきゃ。
Dscn3035

ハルモニアはノイ!つながりで。大体にして、今回の盤の組み合わせは何なんだ(笑)ブログ主の人間性を疑うような組み合わせだが、これはこれで、本人的にはキチンと連続性と統一性、そして歴史があるのだ。

まあ週末の夜は本と音楽に親しむのが一番のストレス解消になる。今日も夜が長くなりそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WE-308N

2011-05-07 16:27:52 | 音楽

ゴールデンウィークも明日で終わりということで、今日はDIYに勤しんでいた。

というのは、昨日、ついにSAECのトーンアームWE-308Nを入手したのである!
We308
いやはや懐かしい。高校生の頃、年賀状配達のアルバイトして買ったっけな。自作のキャビネットにビクターのフォノモーターという組み合わせだった。大学卒業まで使っていたが、就職に伴う引っ越しでとても持っていけないということで、大学院に残った同級生に売却。今思えばとても惜しいことをしたと思う。その頃はもっと良いアームもモーターもいつでも買える......と思っていた。ところが、就職し学生時代より遥かにリッチになったものの激務に忙殺されているうちにアナログが終焉、市場から手頃なアームやモーターが無くなってしまった。近年オーディオを復活させてからというもの、いつかは昔持っていたプレーヤーシステムの本当の実力を知りたいと思っていたので、これは良い機会となった。

さて、問題となるのはこのアームをどう使うかということと現用のSL1200LTDをどう活用するかである。せっかくのゴールドのアームを外したくないし、ベルドリームで出ているSL1200用のダブルアーム用ベースでは寸法が合わない。そこでDIY。押し入れにしまいこんでいた、角材だのフィンランドバーチの端材を組み合わせながらしばし黙考。で、思いついたのがSL1200の置き方の変更とアームベースの自作である。で早速作ってセッティングした様子がこれ。
Plsys
横から見ると簡単な構造がわかると思う。
Dscn2949
材料費は、アームボード:フィンランドバーチ端材:0円、基部:ヒノキ角材×2:0円、と本日購入の木目シール498円、アーム穴開け用ホールソー998円なり。

製作はあっという間。ホールソーのおかげで穴あけが実に楽だった。

水平、アーム高さ、スピンドル中心とアーム中心までの距離、オーバーハング、ラテラルバランス、針圧など確認作業や調整を経て、おそるおそる針(V15 type4)を落として出てきた音は........

いや素晴らしい(歓喜)。

1200ではもどかしく感じた甘い定位がこのアームだとびしっと決まる。ボーカルがぽかりと空間に浮かびしかも小さく彫りが深い。ドロンと鳴っていたグランカッサが「ダン!」と超音速(笑)で飛んでくる。そしてどこか明るさの漂う音。そうそうこの感じだったよな!と膝を打つ。当時も定位が良く明るい音だったが、今の音はオーディオ的次元が全く違う。考えてみれば当時と比べて増幅系もスピーカーも明らかに向上しているので当たり前といえば当たり前、当時は79,800円のSONY製プリメインに初代スワンだったからなあ。

さて今後の課題。
アームケーブルが当時のものなのでさすがに古く、早々に交換したい。アンプ側のアース端子部が不良になっていたので切り落として被覆を剥き直して接続したが、銅線に劣化が見られたのでおそらくは信号ケーブルも相当劣化しているだろう。また喫緊というわけではないがいずれはW-2(カウンターウェイト)も欲しいところ。昔のように鉛を巻きたくないからなあ(笑)

さて今日は夜更けまで昔聴いてたLPを楽しむことにしよう。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

V15type3

2011-04-23 23:37:32 | 音楽

V15type4を買ってご機嫌だったが、ネットや書籍で評判を聞くたびにどうしても欲しくなってしまい結局type3を購入してしまった。
V153

早速聴いてみたが、いまだに3をメインで使い続けているファンが多いのが頷ける実に素晴らしい音。これからⅢとⅣ、どちらをメインにしていくかと言えば、交換針の需要が多そうな3かな。3はポピュラー向き、4はクラシック向きという評判はわからないでもないが3で聴くクラシックも実に魅力的。早速交換針を注文しよう。

他購入したもの:LP
宇宙組曲/ノイ、ハルモニア、ノヴァリス、クラウス シュルツ
マーラー交響曲第1番/バースタイン ニューヨークフィルハーモニック
ベートーヴェン ピアノソナタ第21番、23番、25盤 /ケンプ
チャイコフスキー交響曲第6番悲愴/カラヤン ベルリンフィル

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする