元祖 ひまうま本舗

「ひまうまの世間は、鬼ばかり?」後身blog

その心。

2024-02-10 07:25:13 | 独り言



「技術の上手下手ではない。その心が人をうつのだ」。こちらは先日亡くなった世界的な指揮者の小澤征爾さんの名言だが、メッセージ性の高さは精神の純度にあると思う。想いや志しとは、そう言うものだろう。6日に心不全で亡くなった。享年は88歳だった。葬儀は近親者で行ったそうだ。大往生である。その征爾さんだが、ボストン交響楽団の音楽監督を務めていた期間(1973年 - 2002年)の元気バリバリの時代の印象が深く、エネルギー溢れる指揮振りが、まだ脳裏に浮かぶ。今思うと、当時は大指揮者級の名匠が活躍する中、欧米や欧州楽壇で、若い日本人指揮者が張り合っていたのだから凄い事だった。現在、メジャーリーグで活躍されている大谷翔平さんでもないが、それ位の勢いがあった。ちょっと音楽に詳しい人ならば、「カラヤン、ベーム」の時代を懐かしむだろうが、その時代にあっても光る存在感があった。戦後の欧州楽壇の黄金時代だ。その辺の事は長くなるので割愛をするが、「そろそろ小澤征爾さんのレコードを聴き直してみようかな?」と思っていた矢先なので、追悼の意味で集めてみよう。聴く事が供養になる。ちなみにカラヤン氏とは、師弟関係に極めて近く、影響も強く受けていた。ベーム博士には、音楽へ向ける情熱や燃焼度の高い指揮振りに感銘を受けていた。



さて昨日は休みだったが、朝から作業をしており、そのどれもが手間の掛かる事ばかりだったので忙しかった。それが家庭の記録映像の編集であり、現在制作中の映像作品の正に編集だった。動画なので字幕処理やら音の編集もある。更には写真等の素材作りだ。勿論、修正もある。尚、過去の動画は8ミリフィルムで撮影されており、コンバーターを通し、デジタル化もしなければならない。そんな作業をしていた。ELMOの8ミリ映写機の動力系回路のコンデンサも交換した。そんな最中には、TRIOのカセットデッキの回転ムラの原因も解り、早速改善だ。何の事はない、ピンチローラーの圧力不足だった。それでトルクが落ちていた。バネを締めた。すると嘘のようにワウもフラッターも無くなった。テープも最後まで掛かる。なのでピッチの調整も済ませた。(その基準信号機は、415Hzだったが、小生の場合は、それで慣れているので合わせやすい。)そこで後は入出力のレベル調整なのだが、当時のTRIOのカセットデッキは本体カバーの裏に専門店の技術者向けの仕様書が張り付けてあり、その点は楽だ。思えば当時の家電は、近所の電気屋に修理を依頼したものだ。



小沢征爾さん死去、88歳…ボストン交響楽団などで日本人初の音楽監督
https://www.yomiuri.co.jp/culture/music/20240209-OYT1T50150/


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