boban のんびり 株投資日記

備忘録です。ディトレードなどの短期勝負ではないので、日々の変化はあまりありません。

米FOMC:識者はこうみる

2015-06-18 | 2015
2015年 06月 18日 05:59 JST ロイター


市場関係者のコメントは以下の通り。

●9月利上げの公算、年内2回の可能性も

<MVファイナンシャルの投資戦略・リサーチ主任、カトリーナ・ラム氏>

米連邦準備理事会(FRB)が今回の連邦公開市場委員会(FOMC)で行動しないという、予想通りの内容となった。今回のFOMCからは、6月に利上げしない、年内に利上げを実施する、利上げペースは緩やかになるという、明確な手掛かりを得た。

現時点で不透明なパズルのピースは、第2・四半期の国内総生産(GDP)伸び率だろう。ただ、第2・四半期GDPがさえない内容となれば驚きと言える。

利上げ開始は9月になる公算が極めて大きく、年末までに2回目の利上げが実施されると考える。

●労働市場引き締まりに言及、年内利上げは確実

<インベスコ・パワーシェアのシニア株商品ストラテジスト、ニック・カリバス氏>

米連邦準備理事会(FRB)は雇用市場が幾分引き締まった点に言及した。これは利上げに近付きつつあることを示唆している。

それと同時に、金利の引き上げペースに関する予想は下方修正された。大幅な利上げを見込む向きが減少した。この2つの材料により、株式市場が不安定な展開となっている。

市場は今後数カ月の指標に引き続き注目するだろうが、年内に何らかの引き締めに向かっていることは確かだ。

●利上げかなり緩やかに、来年末まで150bp程度

<BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏>

米連邦準備理事会(FRB)当局者の見通しによると、中央値で2016年末まで計150ベーシスポイント(bp)の利上げが見込まれている。これは当社の予想に一致する。

ここで消化すべき材料は多くない。FRBは年内の利上げを見込んでいるが、かなり緩やかな引き締めとなるだろう。

米債券市場が上昇したのは、主に長期の金利見通しが引き下げられたからだ。

●声明にハト派色、インフレ率まだ不十分

<シャプドレーヌ・フォーリン・エクスチェンジのマネジングディレクター、ダグラス・ボースウィック氏>

ドルが下落したのは、声明が概してハト派的だったためだ。米連邦準備理事会(FRB)とイエレン議長は総じてインフレ率上昇を待っている段階で、(目安となる水準に)到達したとまだみていない。

FRBはインフレについて、合理的な確信を得たいとしている。(今回の)声明は、これまでになくハト派的な色彩が強い。合理的な確信とは、しっかりとしたインフレをFRBが望むことを意味し、そのような状況には明らかにまだ達していない。イエレン氏は、利上げ時期が早すぎたり、遅すぎたりする状況を望んでいない。

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