boban のんびり 株投資日記

備忘録です。ディトレードなどの短期勝負ではないので、日々の変化はあまりありません。

佳兆業がドル建て社債でデフォルト-中国不動産開発会社で初

2015-04-21 | 2015
2015/04/21 04:52 JST ブルームバーグ


中国の佳兆業集団 は、同国の不動産開発会社として初めてドル建て社債がデフォルト(債務不履行)に陥った。

20日の香港証券取引所への届け出によると、佳兆業は3月が期限となっていた2017、18年償還債の利息合わせて5200万ドル(約62億円)の支払いができず、その後30日間の支払い猶予期間も過ぎた。佳兆業はオンショア・オフショアの債務650億元(約7800億円)の返済に苦慮している。また習近平国家主席による汚職取り締まりで調査対象にもなっている。

アジアの債券市場にはリターン増を求めて世界各国から投資家が集まったが、そこに不動産開発会社の問題が広がっている。中国政府の反汚職キャンペーン強化を受け、デフォルトが拡大するとの懸念が強まりつつある。海外の債券投資家は、中国不動産会社発行の債券について過去最高となる213億ドル相当を購入した。

ブランデーワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントのファンドマネジャー、ゲーリー・ハーバート氏は「これまではカナリアがしばらくさえずっていたような状況だった」と指摘。「今回のデフォルトは中国における調整期の始まりで、利回り上昇の兆しを追い求めていた多くの信用投資家は失望に終わることとなる」と続けた。

届け出で佳兆業 は、「監査済みの2014年決算の円滑な発表に向けて集中している」と説明。決算発表後、同社は「未払い債務再編での合意に向け取り組みを続けていく」としている。

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