boban のんびり 株投資日記

備忘録です。ディトレードなどの短期勝負ではないので、日々の変化はあまりありません。

ECB:議事要旨

2015-04-03 | 2015
2015/04/02 21:36 JST ブルームバーグ


欧州中央銀行(ECB)の前例のない債券購入プログラムについて、政策委員会メンバーは必要ならばペースを変更する用意がある。3月4、5両日の政策委員会の議事要旨が示した。

政策委員らは現時点では量的緩和(QE)の規模が適切だと考えているものの、最新の経済予測は大きな不透明感に包まれているため、この認識は時間とともに変化する可能性がある。2日公表された政策委の議事要旨が示した。

この要旨によれば、政策委員らは「3月のECBスタッフ予測の基本シナリオが現実となるかどうかについて、また非伝統的な政策措置の時間枠、特に終了が見込まれる時期について、慎重になるべきさまざまな理由がある」と認識。その上で、「措置の効果を継続的に検証し、目標達成に向けた進展を定期的に査定する」ことを決めた。

キプロスのニコシアで開催された政策委員会で委員らは、1兆1000億ユーロ(約142兆円)規模の債券購入プログラムの実行方法について合意した。会合後に公表された最新のスタッフ経済予測では、物価は今年横ばいにとどまるものの、その後はインフレ率が徐々に加速し2017年に1.8%に達すると予想。成長率は16年が1.9%、17年が2.1%とした。

議事要旨によれば、「インフレ率の上昇が17年中および予測期間の先まで継続するかどうかについて、幾分の慎重意見が出た」。

ユーロ圏経済は改善し始めているものの、ECBは月600億ユーロの資産購入をインフレ率が中銀目標の2%弱の水準に向け「持続的に調整するようになるまで」継続する決意だと、ドラギ総裁が述べている。

次回の政策決定会合は4月15日。

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