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春が来た



先日、「教えて!数学」にあった質問。

直角三角形が2つあり、直角を挟む2辺の比がそれぞれ1:2と1:3となっている。これら各三角形の最も小さな角を合計すると何度か。

例によって三角関数を使う。tanの加法定理は
 tan(α+β)=(tanα+tanβ)/(1-tanα・tanβ)
なので、求める角度をθとすると
 tanθ=(1/2+1/3)/(1-1/2・1/3)
     =(5/6)/(1-1/6)
     =(5/6)/(5/6)
     =1
よって θ=45°

答えは出たけれど、よく見たら「小学生にも分かるように」という注文がついていた。
小学生!! すると三角関数はもちろん、以前、「角度が等しい」でやった方法もダメだ。

となると、次の方法か。

 △OABが直角を挟む2辺の比が1:3の直角三角形。△OCBは、∠Cが45°+45°で直角。CBが対角線1個分、OCが対角線2個分なので、直角を挟む2辺の比が1:2の直角三角形。問題の角度は∠AOCだが、これが45°なのは小学生でも一目瞭然。

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