日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

奥久慈の山域もくせになりそうな予感      篭岩/明山

2015-11-27 23:00:27 | 山行

2015年11月21日(土) 曇、晴れ BROCKENさん、YUさん  
奥久慈っていうのは、結構ネット仲間のかたがたも秋に入られていて紅葉を楽しんでいるのは知っていました。自分としては馴染みのない山域なのと、アプローチや駐車地が調べてもよくわからないことや、駐車地までの行程が、車がすれ違えないくらいの細い林道走行があるイメージがあって、なかなか決行しなかったのです。今回、仲間のBROCKENさんが篭岩/明山を歩くというので、渡りに船とばかりに便乗させてまらいました。猛烈女子さんも参加しての、今回は今年の秋の三岩・窓明山の時と同じメンバーです。
(スタートはなんとか辿りつけたつつじヶ丘公園から。。)


コース:つつじケ丘公園 7:27 --- 篭岩 8:49 --- 篭岩山 10:20-34  明山 13:17 -14:22 --- スタート地へ 16:07 

西金駅の近くのコンビニで待ち合わせをして、車2台で目指すつつじケ丘公園に向かいます。なな”はほとんどBROCKENさん任せなので、後からついて行きます。西金駅付近で118号と別れて、東に折れ林道風の道に入ります。途中集落の中の分岐でなな”は左かなと思っていたら、BROCKENさんは右又に入りました。そこで停止。犬の散歩のおじさんになな”が尋ねると右でいいと言われますが、BROCKENさんも左でいいと思っていたようで、細い道でなんとかUターン。ついでXVもなんとかUターンします。左には急に曲がる登り傾斜なので、アウトバックも片輪が空転したりして、なんどか切り返してやっと左又に入ります。XVは民家の庭先に首を突っ込んで、それでもやっとこさ左又に入れました。この左又が、犬のおじさんが言うとおり細い道の地獄の始まり。結構固めの小枝や葉っぱが盛大に車にぶつかってきます。おまけに細いS字の急勾配の登りもあって、今度はカーブの回転角度が少なかったなな”が車輪を空転させて、車を降りて坂の具合を調べて、何度も切り返す始末。載っていたYUさんも焦ったでしょうね、ごめんなさい。おっと、何度も切り返してカーブ坂をなんとか切り抜けたら、前のアウトバックがいなくなってしまいました。また二股が出てきて今度も何の目印もありません。右は登り、左は緩く下り、右に少しYUさんが登っていって調べてくれますが、行けそうだけど何も目印はないそう。とりあえず右を選んで登って行ってみます。カーブを一度曲がると、道は細くてガードレールすれすれ、それと硬そうな植物がXVを責め立てて来ます。スピードを殺して恐る恐る進行、でも時に何に当たっているのか”キイーー”と二度くらい変な音がしてます。あーあ。で、絶望的になって少し進むと、行き止まり。Uターンスペースはほとんどなく、10回くらい切り返してようやくこの間違い道を戻りますが、帰りもガードレールに擦らないように走りますが、ヤブには当たりまくって二股に戻ります。二俣でUターンして左又に入ったとき、BROCKENさんからメールが来て、左又が正解とのことで、一安心。細い道をゆっくり走ってなんとか目的の公園に到着です。日光のヤブ尾根歩きでもなかなか、こんなスリルは味わえない走行でした。
(歩き始めも、公園の紛らわしい道標に惑わされ、いきなり辺な踏み跡をたどりますが、林道に戻って林道を少しだけ辿り山入です。(P ↓) 低山のほうが、取りつきとか難しいですね。 )



擁壁の間の階段から山に入って、しばらくジグザグに登って、かくれ里のような場所に出ます。庭も綺麗なので、人はすんでいるようです。2軒くらいの民家と畑の中の道を歩いたりして、また山道に入ります。迷いやすいポイントにはどうやら、道標が設置されているようです。これを車道でもやってくれよ、と少し思いましたが、後のまつりです。



隠れ里からまた山に入って進んでいくと篭岩の展望地に到着します。低山なのに雲海が広がっています。BROCKENさんの予想があたりです。コースがよくわからないのですが、篭岩山にいきたいのですが、まず踏み跡に従って篭岩の直下に行ってみます。(P ↓)


篭岩の直下に先に言っていたYUさんが、何やら騒いでいるので行ってみると、なるほど結構な迫力と雰囲気のある岩と侵食でできたような大きな窪みがあります。置かれていたのは十六羅漢像というものだそうで、その場所から実に長い、アルプスでもあまりお目にかからないようなロングはしごが垂直に立てかけられています。どうしようかと思いましたが、結局一人づつのぼります。中段に差し掛かると左右にブルブル階段が揺れて気持ちのいいものではありません。上のスペースに立てましたが、その先をなな”が偵察して、その先に行くのは、一瞬のうちに却下しました。偵察した一番先端から元のスペースに戻るのさえ、ちょっと足がすくむ思いをしたからです。あの先は掴むものが設置されていない断崖の上のちょっとしたスペースしかなく、行く人はいるんでしょうか、ちょっと疑問が残りましたが、いづれにしてもなな”には進行は無理です。
(展望台から篭岩山を望みます。)



(展望台の前にあったあづま屋。)




展望台に戻ってあづま屋の脇から平穏な尾根を登ります。ここは先ほどの階段の岩の上部のはずですが、歩いているのはごく平穏なハイキングコースです。ところどころ、綺麗な紅葉や黄葉が出てきます。例によって、この三人の場合は写真を撮りながらのスロー歩きになります。     
        


赤の次は綺麗な黄色も出てきます。



2箇所あるくさり場(キレット)はまず下りから入ります。20メートルくらい一機に下るのでしょうか、ロープや鎖が垂らしてあります。木の枝や古い倒木も利用して、でも岩にも最低限の足のとっかかりはあるので、落ち着いて降りれば降りられます。しかし、北アルプスでも通常のルートで、これだけのレベルのロープ場はあまりないのではないでしょうか。一人ずつゆっくり降りました。
(帰宅してから烏ヶ森さんの記事を読み返して、ここのポイントのことを、ハイキングのレベルではない、とかサンデーハイカーはやめておいたほうがいい、と書かれていて、当時これを読んだ時、自分などが行けるのだろうかと思ったことを思い出しました。烏ヶ森さんの前述の表現は、なるほど的を得ているうまい表現だと思いました。)



一つめのキレットは下りが大変で、鞍部から登りは大したことなく登っていけますが、やはりロープが張ってある急登りです。少し進むと、もう一つキレットでこちらは一つ目ほど難易度はないですが、ロープがあって急降下をします。(p ↓)


二つめのキレットの前で茨城の数人グループとすれ違いますが、篭岩のあたりでも数人の人が別コースで登って来るのが見えたので、この山域は今日はハイカーが結構入っているのでしょう。二つめのキレットを登り返して、後は平穏な尾根歩きをして篭岩山山頂に到着しました。
(篭岩山山頂から、三角点と男体山らしき山)


山頂から南東方面にこれから向かう尾根と明山が見えます。
(中央遠くに明山)



(登ってきた尾根方面も一望できます。駐車地もだいたいわかるのが面白いですね。)



山頂では多少ゆっくりする程度で、明山に向かいます。あの二つのキレットをたどって、篭岩分岐まで戻って、あとは明山方面に折れて進みます。コースはやはり期待していた紅葉もまずまず時期もあっていたようで、あちこち美しくて足が止まりまくりです。紅葉地点と植林地と交互に出てくるようなコースを進みます。


頭上でもきれいな色が広がっていました。



さて、篭岩分岐から一枚岩というポイントに向かう途中で何人かとすれ違います。皆さん、この先にスズメバチがコース上に巣を作っているとかで、危険をさけて戻ってこられたかたのようです。皆さんそれぞれ、その旨を伝えてくれます。私の仲間二人は度胸があるのか、構わず進んでいきます。そのポイントで様子見、場合によってはヤブを歩いてトラバースかなと考えました。


スズメバチの巣のポイントに着きました。ちょっと見ましたが、でっかいのがぶんぶんコース上を飛んでいます。直前ですれ違ったグループの一人がヤブの中の巻き道を教えてくれて、難なくクリアー。登山を予定通り継続でしました、進む方向が違うのに少し戻って、巻く場所の入口まで教えてくれたかたに本当に感謝です。
(コース途中から北東に形を変えながら見えた中武生の554p、時に双二峰に見えました)



一枚岩は岩の上の絶景ポイント。そこから方向転換して南に明山に向かいます。
(明山がだいぶ近づいてきました。中央のとんがりが明山だと、この辺で確証が持てました。)



明山に近づくと紅葉にはちょっと時期が早いのか、緑の色あいも目立ってきました。
(淡い色彩も綺麗です。)



明山まであと30分くらいの岩の小ピークで一休み。軽く食事を口にします。歩いてきた篭岩山の方面が見えています。(p ↓) 右のピークは554pでしょうか。


明山直下。



明山山頂に到着しました。歩き始めて5時間もたっています、このメンバーで楽しく歩く時は、時間を気にするのも野暮でしょう。(遭難するほど遅くならない限りは・・・) 山頂には山慣れた雰囲気の単独男性が休憩中でした。山頂からはほぼ360°の眺望、眼下に竜神大吊橋も見えています。ここで腰を下ろして1時間以上のロング休憩です。



山頂でゆっくりして下り始めると、風が強くなっていて、耳が寒かったです。多少曇ってきて、光量不足ですが、紅葉見物しながらの下山です。来た道を少し戻って最初のピークから地形図にない南西に降りる尾根にハイキングコースが通っていました、そこを下ります。



そんなに時間もかからず、車道に降り立ちました。すぐに集落が出てきて大久保という地区のようです。本当にのどかな山村風景が広がっています。



途中、黒い牛のいる牧舎を見学していたら、その家のおばあちゃんとご挨拶すると、この先の道について教えてくれました。少し進むと、軽トラで作業中のおじいさんに挨拶すると、ぶら下げていた袋の中の柿を何個も分けてくれます。本当にありがたいですね。なな”はちなみに柿は食わず嫌いでほとんど口にしなかったのですが、この柿で、柿が好きになるほどの美味でした。


手に持ちきれないくらい柿をおすそ分けしてもらっている仲間、BROCKENさんは表情見えすぎの為、サングラスをかけてもらいました。




40ほどの林道歩きはのどかな山村風景の中、普段、栃木や福島での山歩きの時でもあまり味わえない種類ののどかさです。途中道標に従って、林道を離れて畑の脇の道を進むと、往路で歩いた民家のあるかくれ里のような場所に出ました。その民家ではおばあちゃんを含む一家3人で干し柿を作っているところです。そこからはまた、山道に入って、ジグザグに下ってつつじヶ丘公園近くを走る舗装路にでました。
公園の近くからは、今朝はガスでみえなかった今日歩いてきた稜線や、男体山方面まで続く奥久慈の岩の稜線が1列にならんで見えています。(p ↓) この地域を歩くのは初めての3人は、へーこういう風になってるんだ、って感想です。印刷して用意してきた地形図では今日の行程は、ずいぶん狭くショートな区間の歩きだと思っていましたが、どうして結構色々な要素が凝縮されたおもしろ山域で、思ったより長い時間歩いて楽しめました。
今日初めて来て、この地方の山の感じや土地勘もつかめたし、車道の雰囲気や駐車地も判ったので、今後何度も通いそうな予感のする山行になりました。   ■■







今日一番印象に残ったのは、篭岩山じゃないほうの篭岩の岩壁ですが、おそらくこのあたりじゃないかと思います。(p ↓)
翌日でしたか、XVの側面をよくよく洗いましたが、枝が付けたどろ状の汚れがとれると、案外綺麗な状態。ミクロの微細なキズはどうかわかりませんが、陽の光に透かしてよく見ても、これとわかるキズ跡はなかったので、ほっと一安心です。


コメント (12)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さよなら にっこうの秋・・... | トップ | 晩秋の鞍掛、古賀志の稜線を... »
最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
篭岩山・明山の・・・ (瀑泉)
2015-11-28 22:42:05
紅葉,素晴らしかったでしょう(嬉)。それに,多少のスリルも味っていただけたようで何よりでしたネ。
少し前までは,男体山ばかりが人気で,此処は穴場だったんですが,最近は人気になっちゃって,足が遠のいてしまいましたヨ。
入口,判りづらかったでしょうネ。ななころびさんが歩かれたのは,上山(うやま)ハイキングコース(http://www.city.hitachiomiya.lg.jp/data/doc/1354671189_doc_10_3.pdf)で,「三太の湯」側から入った方が少しは判りやすいし,篭岩の近くに駐車場もありますヨ。
ところで,篭岩の梯子,暫く通行禁止だったんですが,登れるようになったんですネ。上は展望台になっていて,見晴らしが良いんですが,梯子のネジが外れていて,恐ろしかったんですヨ。
他にも,湯沢源流や奥久慈岩稜の鷹取岩などスリルがある場所もありますので,また,お越しください。
それと,最後の写真,V字に切れているのが湯沢源流で,右が篭岩,左が国体コースの尾根かな。この国体コースもお勧めですから,歩いてみてくださいネ。

返信する
行くまでの林道に出るのが一苦労 (ノラ)
2015-11-29 14:57:45
ななころびさん こんにちは。XVだとあの細い道は大変でしたでしょう。私たちも去年行ったとき,タイヤが空転したり降りて見に行ったり大変でした。帰りはあの太い道路を帰ったのでなんてことなかったです。かご岩はあの道路を階段で上がっていくコースよりもっと下って沢沿いにかご岩に出るほうがもっと変化があって楽しめるかもです。私の車は今年も大分林道でこすったので洗うとかなり傷がわかります。やまやは車は消耗品と考えないとだめですね。
返信する
Unknown (ぶなじろう)
2015-11-29 21:07:29
ここの紅葉は、ほんとうに素晴らしいですね。私も諸先輩方の記録を見て訪れ、一発で気に入ってしまいました。
精通者の方々は、道無き道を開拓されて、独自の紅葉スポットを発見されていて非常に惹かれております。3回程訪れているのですが、いずれもルート外しをしちゃってます。

アプローチ道の件は、私も1回目は左又に入り、窮して下のお寺の所に停めて、歩いて佐中に入りました。
ツツジヶ丘には、やはり右が正解で、しばらくすると、左に登る坂道が現れて、そちらに転進します。やがて、ツツジヶ丘の分岐が現れ、ここをそのまま少し下ると佐中の一軒屋の前に出ます。佐中の一軒屋の脇から沢伝いに湯沢源流他、諸々のルートがあるようです。

奥久慈は地形が細かく、ルートミスしやすいのですが、紅葉見物とルーファンの楽しみがあって、ヤミツキになりつつあります。
返信する
瀑泉さん (ななころび)
2015-11-30 03:00:58
こんにちは。昨日も栃木県南で紅葉見物にふけり、帰宅して寝てしまいコメ返が遅れまして失礼しました。
私は男体山もまだなので、この先また訪れるのが楽しみです。篭岩周辺は当日20人ほどの登山者のかたと出会いました。
実は、奥久慈は、瀑泉さんのいくつかの記事を一番見ていてあこがれていたんです。明山付近は紅葉が真っ赤になるには、数日早かったみたいで、紅葉適日に登るのは難しいです。
梯子が通行止めだった事も、帰宅後、知りました。登ると梯子が揺れて怖かったです。
湯沢源流や奥久慈岩稜の鷹取岩も、面白そうですね。林道走行の事も含めて、次回はよく調べてから行くようにします。
最後の写真についての、説明サポートありがとうございました。
返信する
Unknown (サクラマス)
2015-11-30 16:28:02
奥久慈方面は車での移動が大変で滅多に行きませんが、なかなか良いとこですね。岩場も楽しそうだし紅葉も見られて良かったのでしょう。私は昨日足尾の中倉山を尾根末端から登ってきました。スリルある尾根でした
返信する
ハマりましたね (みー猫)
2015-11-30 20:02:46
と言っても車ではなく、奥久慈の紅葉です。低山だからと馬鹿に出来ない入り組みようで、今年は見送りましたが、来年は湯沢源流に再び訪れたいと思っています・・・・ガスに包まれやすく早朝に雲海を望むのが最高なトコですね♪
返信する
ノラさん (ななころび)
2015-12-01 04:04:54
こんにちは。ノラさんもあの林道周辺で難渋したのでしたっけ、後で記事をまた見にいってみます。
XVは小さく見えてそこそこでかいので、あそこまでヤブが張り出されているとやはりきついです。
でも山歩き、やめるわけにはいかないから仕方がないですね。
ノラさん、だいぶ林道のヤブにやられているようなので、今度やばい林道についても話を聞かせてください。
もっと下から沢より攻めるコースも、まあいつか行ってみますが、あの同じ道は二度と通りません(笑)。。
返信する
ぶなじろうさん (ななころび)
2015-12-01 04:15:07
こんにちは。私も、ぶなじろうさんや他皆さんの記録を見て憧れて入った口で、みなさんに感謝しております。
紅葉はちょっと最適期をはずしたみたいですが、それでも十分美しかったです。それと地形も案外複雑で、登山口までのアプローチを含めて、地図読みが必要なのも面白い点ですね。
ぶなじろうさんの説明で、だいたいつつじヶ丘Pまでの車でのアプローチと、佐中の一軒家までの行程が掴めましたので、次回に生かします。
また、奥久慈の山域の記事、できましたらお願いします。
29日は、昨年のぶなじろうさんの記事にてこれも憧れていた、足利のお寺見物歩きをして参ったところです。
返信する
サクラマスさん (ななころび)
2015-12-01 04:20:13
こんにちは。大子町辺りは今市から、直線は近く感じますが、結構時間かかります。
紅葉もいいですが、新緑の頃も行ってみようかと思っております。
中倉山のあの尾根から行っちゃいましたか。凄いですねえ、ご無事でなによりです。私は、たぶんずっと行かない(行けない?)と思います。(笑)
返信する
みー猫さん (ななころび)
2015-12-01 04:26:40
こんにちは。車もだいぶハマりました(笑)。
2年前だか、みー猫さんが奥久慈でやられたロング大周回みたいなのをやりたかったのですが、なんせ駐車地もおぼつかなかったので、今回は偵察の意味合いもありました。
雲海は多いのでしょうね、自分たちも見られました。湯沢源流絡みのコースも、今後調べてみます。
返信する

コメントを投稿

山行」カテゴリの最新記事