日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

ホーム鳴虫山で尾根あるき尽くしシリーズ  鳴虫山/志戸渕川右俣から、1058P北尾根

2015-10-06 03:17:54 | 山行

2015年9月27日(日) 曇  
27日は、天気も芳しくないので、地元山でヤブ尾根歩きです。歩いたことのないところを歩いてみうよと、鳴虫山に向かいました。今日のターゲットは今年の≪4/26に歩こうと思って≫、間違って別尾根に取りついてしまって。結局歩かないで終わった志戸渕川右俣から、1058P北尾根です。今日は、間違わないように行ってみましょう。
今日は、家から車で15分で登山口の地元山です。沢靴なしで、靴を濡らさぬよう沢を遡上して時間がかかったり、ゆっくり木の実を拾いながら歩いたりして、時間は全く参考にならないので、このコースでコースタイムなんて野暮なことを記入するのは、やめます。


志戸渕川右俣から入場です。最初に、日光宇都宮道の下をくぐります。


コース: 日光市役所支所P --- 志戸渕川右俣から、1058P北尾根 --- 山頂  --- 神主山ルートで下山
沢の左岸を進み、すぐに杉神と書いてある石柱の脇の大きな堰堤に着きます。この堰堤は前回は、降りづらかったので左岸をかなり高巻きして、かなり長い間巻き歩きに入ってしまい、その後なんとか、元の沢に降り立ったという堰堤です。
今回は、同じく左岸から入って堰堤の先に倒木を階段にして、降り立ちます。なんとか沢沿いを歩きたかったからです。



堰堤を乗り越えて河原に降ります。その上流は、初めのうちは、いたって穏やかな沢というか、ただの小川でした。



沢の右岸に寄ったり、飛び石伝いに渡渉して左岸に渡ったり、倒木を跨いだり、くぐったりして進んでいきます。今日は、もう沢の水につかるほど、気温も高くもないので、沢靴もヘルメットも持ってきていません。それなので、靴を水に濡らしての歩きは、基本的にできないのです。



靴を濡らさない歩きの制約があるので、ガシガシと沢沿いを遡上していけません。それと、石が滑るので、怖いのです。ゆっくり遡上していきますが、そのうち両岸がともに切り立ってくるような地形の局面が多くなってきて、靴濡らししない歩きが次第に困難になってきます。



大文字草でしょうか。かなり水気のある場所で咲いていました。



写真(p ↓)は、沢靴でのあるきなら、簡単に乗り越えられる小滝ですが、くつを濡らさずに巻かないでの遡上は無理でした。直前の左岸の大岩を急登してほんの少しだけ巻きました。それでも、尾根に取り付くまで、沢を巻いたのは、この地点だけでした。



小滝を巻いて、すぐまた沢に戻ると、次第に沢の両岸が穏やかな地形になってきて、歩きやすい状態になってきます。



最初の沢の二股が出てきます。見覚えのあるその二股の間の尾根は、前回間違って登っていってしまった尾根です。これを登ると897p行ってしまいます。今回はこの二股を左俣に進みます。
すぐに、左岸に細長い小滝が現れて、その先少し進むとすぐ本当の目的の尾根末端が見えてきます。(p ↓) ここも、沢の二岐の地点で左俣、右俣ともに同じくらいの水量の沢が続いています。



右俣の沢、上流方面。



左俣の上流方面には、最初5メートルくらいの小滝が見えていました。左俣の小滝のほうの沢を遡上してみようかとも思いますが、今日は靴も支障がありますしやめて、予定通りの尾根を、末端から登ることにします。下↓の写真の右がその尾根末端です。



今日の目的の尾根末端は、常日ごろのヤブ尾根取り付き時と同様、最初だけ猛烈な急登でした。木の根や枝をつかんで、ストックを駆使して登っていきます。数分苦労して、通常の尾根らしい場所に登りつくと、普通の傾斜の穏やかな尾根歩きに変わっていきます。(p ↓)



高度を上げるにつれ、少し曇ってきて、ガスがかかってきました。あちこちで、どんぐりが地面にぽつぽつと落ちる音がしていて、足元には大量のどんぐりが落ちています。すでに根っこだか、芽が出ているものもあって、自宅で育てようかといくつか拾いあるきしながらゆっくり登っていきます。



この尾根は最上部で、中曽根尾根と呼ばれる尾根と合流して、ほんの少し登って1058pに登り立つ尾根です。中曽根尾根はなな”はお馴染みの尾根なので、、その合流点のことはよく知っています。今登っている尾根に入り込まないように、その合流点にはテープの目印がいくつか付いているのです。
結構登ってきて、中曽根尾根との合流点かと思わせるような急登地点がいくつかありました。
(中曽根尾根との合流点かと、騙された急登地点 1)




(中曽根尾根との合流点かと、騙された急登地点 2)



3回くらい合流点?と騙されて、けっこうこの尾根長いなと思いました。きっと、ガスが巻いていたのと、沢歩きが沢靴でなかったために、だいぶ通常より時間を要したためでしょう。
やっと、見覚えのある、中曽根尾根との合流点に着きました。(p ↓) ここからは、神主山から通じる鳴虫山への一般ルートへはあと数分で合流です。


一般ルートに合流します。ガスで全く眺望がききませんが、もともと今日は天気や展望を期待しての歩きではないので、いいのです。ルート脇の斜面は落ち葉で色づいていて、秋を先取りしている感じです。


山頂には誰もいなくて、撤去された腐っていた展望台の跡地に腰かけて少し休憩していると、にぎやかな三人組が含満ケ淵のほうから登ってきました。こんなガスの中ですが、頼まれたので記念撮影の写真を撮ってあげました。



今日は目標の尾根歩きもできたので、あとは下るだけです。自分の車のある場所に一番楽に下れる、神主山ルートの一般道で帰りましょう。一般ルートは、市役所か、地元の消防の対応か、間違いやすい地点に黄色ペンキやロープを施して、かなり気合の入った安全に対する整備をしてありました。これは、この数か月でやったことと思われます。そういえば、4日前の女峰山の黒岩尾根の一般ルートの岩場も、新しい黄色ペンキでわかりやすく誘導されていたことを、思い出しました。



今日の日光の天気はさっぱりさえませんでした。それでも、降りてきて、日光市役所に着くころには山中よりは、薄日もさしてまだましな天気。実は、今日は朝3時に起きて、天気の多少よさそうな、群馬のいくぶん高い山に行く予定だったのですが、起きられなくてやめたのです。片品方面に行けば、もう少し天気はよかったのかな。まあ。4日前、ロング歩きもしたので今日後は、ゆっくりするのもいいんじゃないですか。  ■■


(日光市役所支所)


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2 コメント

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Unknown (ノラ)
2015-10-07 22:16:42

ななころびさん こんばんは。地味尾根歩きですね。この日私は近隣の中学校の運動会の父兄駐輪場整理係のボランティアでした。今にも雨が降り出しそうな天気でした。日光周辺は割と天気良かったんですね。紅葉にはちょっと早かったような感じでしょうか。
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ノラさん (ななころび)
2015-10-08 03:16:55
こんにちは。ボランティアはお疲れさまです。
このシリーズは地味地味です、でもこの尾根の両側の沢は結構いつまでも両サイドから水音が聞こえていて、いつか遡上も面白いかなとは思いました。
鳴虫山も紅葉はきれいですが、10/24から、それ以降がおすすめでしょうかね。
10/3、10/4のノラさんの記事見ました。あれはあれで凄いですね。あとで、また訪問します。
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