日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

苗場山で予想以上に素敵な天空散歩をする 祓川コース/苗場山 

2013-08-21 23:24:28 | 山行

20日、ベイスターズはタイガース相手に0-7から大逆転。苦労人中村ノリさんが最後にサヨナラ決勝打を決めるなど、実に渋くまたエキサイトできる展開でした。 モーガン選手の本塁打やバカノリのパフォーマンスもグレイト。 しかし、一番の着目は・・・この日も本塁打を打った梶谷内野手、前回の巨人線に沢村から2打席連続、それも目の覚めるような大リーガー級のホームラン、その後今日を含めて3本塁打。打率は350を超える活躍ぶり。もともと俊足で期待されていましたが、打撃が弱く、ファンとしてもいま2くらいの選手でしたが、どうしちゃったのでしょう。背も高く、私の好きな元巨人の松井選手に顔がどことなく似ているし。この選手が伸びると、Denaとしてもいい展開にもっていけそう。内野手の日本人スターは山下大輔さん、高木豊さん以来か。 皆さん、これからのDenaの梶谷選手に注目してください。

8/17は、夏休み最後の山行として、初歩きの苗場山に登ってきました。初めて歩きなので、車でのアプローチが栃木から一番便利で、一番メジャーそうな祓川コース(かぐらスキー場から)を使ってのピストン歩きをしてきました。神楽ケ峰あたりから曇り空になってしまいましたが、お花畑や湿原など予想以上にナイスな山域で、楽しめました。
(駐車場から歩き出してすぐの所のお花畑)


time: 祓川コース駐車場 6:52  神楽ケ峰 9:14  苗場山山頂 10:27  苗場山社 10:59  神楽ケ峰 12:44  駐車場 14:43
7:12 和田小屋には20分ほどで到着、そこまではほとんど車道歩き。小屋から山道となる。天気はまずまず、すっきり青空ではないが、日差しもあり、いきなり汗だく。
(和田小屋から見た、これから登る斜面方面)


コースはよく整備されていた。木の階段、木道、道標と至れり尽くせり・・・



少し高度を上げていくと、進路右方向に気になる尾根が平行して走っているのが見え出す。この辺の山域は全く不慣れなので、最初のころ、それが何なのかよくわからず。


歩き始めて1時間30分もするとコース脇に綺麗なお花が現れ始める。登りはほとんどがなだらかで明瞭、非常に歩きやすい。


8:52 正面に神楽ケ峰らしきピークが見えてきた。(P ↓) ここは”上の芝”とかいう名がついていた所だったかな? その名の通り、笹原の見通しのよい木道が続くなだらかな登りコースが続く。ここまでの行程で、
先発した登山者を10人ほど途中で抜かせてもらう。後ろから来た単独氏一人だけに追い抜かれた。下山してくる人も稀で、思ったより静かな山だった。


このあたりから、あざみ(でっかい)が目立ちだす。




ふと、振り返ると今登ってきた方向だろう、尾根型がしっかり確認できた。すごく遠くにリフトの施設がかすかに見えた、もうこんなに歩いてきたの?というのが実感。


9:14 神楽ケ峰にはあっさり着いた。スタートして2時間30分も経過していない。この辺から、コース脇にこのお花が群生しだす。(P ↓)





神楽ケ峰は東西に長い山頂部を持つ、というか、どこが山頂かよくわからないような単なる通過点的なピーク。その尾根の南側少し下を巻いて歩いていく。三角点があるようだが、捜索は帰りにしようと素通りする。
神楽ケ峰山頂部を歩ききって、下りにかかるあたりで眼前に苗場山の本峰が驚くべき立派な山容を現してきた。初めて直近でみる・・・ 。 平標山あたりから見る姿とまた全然違う。ここからあの山頂までいったん大きく下りあとは尾根伝いに歩き、最後はかなりの急登を覚悟だな。なな”のもっている昭文社の地図では神楽ケ峰から1時間10分で苗場山頂となっている。そんな短時間ではとても行けなさそうに感じる大きさだった。


神楽ケ峰から苗場山までの稜線はお花がいっぱい。特に鞍部付近のお花畑は、最盛期ではないのだろうが、いろいろな花の咲き乱れる圧巻の眺めだった。


これは、特にあちこちで群落を作り、コース脇でもよく目立つ。






振り返ると、さっき超えてきた神楽ケ峰と歩いてきた尾根。手前にお花畑。


お花の名前、本当に知らないので・・・すみません。


苗場山山頂部直下から南側の谷を見下ろす。


お花畑の鞍部を過ぎると、緩やかに登りかえす。そして最後は約20分くらいの樹林帯の急登で仕上げ。傾斜は急だけれど、悪路ではないし、延々続くわけでもないので、たいして苦労しない。歩いてみるとコースタイム程度で歩けるもので、広い山頂部の平坦状の湿原の一角に登りつめられた。 10:16


登りつめた湿原の一角から山頂地点を望む。湿原にはあちこちに池糖が点在していた。非常に残念なことに、神楽ケ峰に着いた頃から雲が多くなり、日差しが遮られてしまっている状態になっている。


山頂山名板のすぐ脇にあった三角点。


山頂の小屋脇を通り抜けて、小赤沢方面への道標に従い、そちら方面に歩いてみた。
(2060m地点への途中でみたワタスゲ)


ガスが周囲を巻いてきてしまった。眺望はまったく望めなくなった。白っぽい湿原風景がかえって幻想的かな。


ガスが巻いてきたと思えば、日差しが出てきたりと気まぐれなお天気。


2060mの分岐を竜ノ峰方面にほんの少し行くと苗場神社なるものがあった。本当は竜ノ峰”というところまで行ってみようと最初は思っていたけれど、天候もイマイチ。神社の先からは南方向、竜ノ峰方面が見渡せたが、なんとなくエンドレスになりそうだったので、今日は神社周辺で引き返す。途中、ハート型の池糖も見つけ何か得した気分。写真はこれ⇒(http://blog.goo.ne.jp/blgmnt49/e/36b148d27c7cb1e1fa6660ca0c8f5bcc





苗場山山頂への戻りは緩やかな登り主体、だが傾斜もゆるく、湿原風景が気分を飽きさせないので疲れを感じることはない。


山頂に向かって木道を行く。(P ↓)山頂部を歩いてみて気づいたのだが、秋山郷のほうから登ってくる登山者も多くはないが、結構いた。ちょっと前にここにこられたみー猫さんもあちら方面からだった。ここは赤湯からも登れるし、赤倉山を経由して赤湯にも通じている。小松原湿原への北に向かうコースなんかもある。この山がすきな人にはまさに縦横無尽に歩きつくして楽しめる山みたい。




山頂部でゆっくり散歩や休憩などをしていたら、1時間30分も経過してしまっている。帰路の車運転も長いし、そろそろ下りにかかろう。 11:50
(苗場山山頂直下から見るこれから超えなければならない神楽ケ峰とそれに続く尾根道。)


帰りもお花を愛でながら進む。


神楽ケ峰への登りを開始して少しつめていくと、雷清水なる水場がある。そこでいい加減嫌気が差してきていた暑さ対策として肩タオルをぬらし、顔、腕、ぬぐえる位置の体をふき、涼しさを求める。飲んだ水のおいしかったこと・・・。水場には、自然に登山者が集まる。そこで、これから苗場山方面に行く男女混合の年上グループ3人組に出会う。この山域では珍しくでっかいザックなのでおじさんに「天泊ですか?」と聞く。 今日は山頂の小屋に泊まり、翌日は佐武流山に向かうという。途中で山中幕営らしい。自分の頭の中には、苗場から佐武流の一般的ルートは無かったので、「すごいですねー、ヤブこぎ歩きでしょ?」と質問すると、一般ルートの実線であるようなことを言われていた。(真偽のほどは現在不明、未確認。 なな”の持つ1994年製の昭文社(古ウー)では赤倉山の先は破線ルートすら引かれていない。最新版にコースとして線がひかれているのだろうか。
まだ、近場の山もろくに歩けていないなな”はこの辺の山のバリエーションなんてまだ先の先の話になるのだろうけれど、今日歩いてみて、いろいろなコースとりをする登山者に出会い、刺激を受けたのは確かだ。それと苗場山のでっかさと湿原や花の綺麗さも思い知った。また季節を変えたりして、好天の下、歩いてみたい気がする。  ■■


(
神楽ケ峰山頂の三角点は通常よりビッグサイズだった。簡単に見つかった。)


神楽ケ峰山頂付近の平坦地状を進む。


14:24 やっと和田小屋が見えてきたよ。


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2 コメント

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佐武流山への登山道 (みー猫)
2013-08-23 01:05:22
こんばんわ。
苗場から、赤倉山経由のルートは佐武流山へ行ったときに横目に見た尾根で確かに分岐も道も明瞭のように見えました。秋に泊まりに行って見たいところですね。さらに佐武流から先の白砂へ行くところは道無しで、かなりうんざりななさん好みかと(笑)お疲れ様でした~。
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みー猫さん (ななころび)
2013-08-23 03:10:22
こんにちわ。
私の見ていた94年製昭文社の地図ですと、赤倉/佐武流間はヤブ濃く通行困難(遊仙閣でガイド可能)と記されていまして、破線、実線一切無しです。その後に拓かれたのですかね。分岐も道も明瞭ぽかったですか。
佐武流から先の白砂へ行くところは、ハイトスさんの記事を見るだけで、雪無し時期は絶対無理っぽいですね(私には)。雪の時期はなおさら、怖くていけませんが。
苗場山、いいお山でした。
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