デトロイトでエミネムに取材してまいりました~。金曜の早朝にJFKを経ち、午前11時からの取材に間に合わせるという何ともスリリングなスケジュール。デトロイト空港でフランスのジャーナリストとインタースコープのUS担当のドン兄貴と合流、一路取材場所となるスタジオへ直行。例の映画でお馴染みの8マイルの隣、9マイル(分かりやすいね)の住宅街にぽつんとある味も素っ気もない平凡なスタジオは、デトロイトの高級住宅街に住むエミネムが自宅スタジオの他にホーム・スタジオとして愛用している場所だとか。住所を頼りに行ったものの3回くらい見落としてしまった。そのくらい地味~なトコロ。しかし高い木の柵で取り囲まれた駐車場の中には明らかにこのネイバーフッドには似つかわしくない高級車がずらり。なるほどね~。スタッフもいかにもミシガーン、サバービアーンって感じの白人ばかり。ワシには全員キッド・ロックに見えましたわよ。メイク担当も感じの良い白人の中年のオバさん。自分のルーツに忠実に、ってことなんでしょうか。しかし、時代や世代を代表するアイコンと化してしまった今も決してデトロイトを離れず、全てを身内で作り上げようとするエムの心意気やこだわりをここに見た気がした。
スタジオに入って即効でまずはリスニング・セッション。新作『アンコール』の中から合計6曲を試聴。ヤバいっす。最近ネットでリークしてしまったという「Mosh」なんて、「Fuck Bush!」の連発。大統領選挙の前日のマイケル・ムーアの『華氏911』のテレビ放映がキャンセルになった、というニュースがあったが、この曲がもし公になったらブッシュ政権は顔色変えるだろうね。ブッシュ政権の一番痛いトコロを見事に突いた衝撃の曲ですよ。途中声がひっくり返っちゃってるくらいの勢いで畳み掛けるようにライムするエミネムの姿が目に浮かぶ。ものすごいリアルな曲です。あとはエム、ドレー、そして50のマイク・リレーあり、コミック調のトラックもあり、と6曲聴いただけでもかなりバラエティに富んでる。かなり空恐ろしいアルバムになることは間違いなしでしょう。
取材前には平たく言うと「取材で録音した素材は全てシェイディ・レコーズに帰属します」「今日ここで見聞きしたことはどこにも口外しません」的な主旨の契約書にきっちりサインさせられた。以前にエミネムのボディ・ガードだったという人物が暴露本を出して儲けて以来その辺には厳しいみたい。ちなみにR・ケリーの取材も同じ感じだったと友人サリーが言っていた。質問事項も細かくチェック、ファースト・シングル「ジャスト・ルーズ・イット」のPVで茶化されてしまったマイケル・ジャクソンがエミネムを訴えたことについての質問もNG。同ビデオがBETで放映禁止されてしまったことについてもNG。キビし~っす。
そんながんじがらめの監視の目が光る中での取材は無事成功。記録用のカメラがまわり、私にもマイク着用が命じられる。しかしエミネムは程よく冗談も交えつつ、全ての質問に真面目に答えてくれた。日本からのオフィシャル・インタビューということで、あらかじめ用意されていた質問状を通訳するカタチだったのだが、本人はかなりご機嫌だったし話す気満々っぽかったから、もう少し砕けたノリの質問もあれば良かったのにな~とちょいと残念。日本用にとオフィシャル写真にサインをもらい、さくさく取材終了。夜8時のフライトでNYへ日帰りという強行スケジュールながら、やや興奮気味のためホテル周辺を徘徊。紅葉がキレイ。エミネムやD12の面々を輩出した’リアル・デトロイト’を見てみたかったもんですが門外漢にはなかなかね。そういうのはジモティが一緒じゃないとさ。なので結局はプライベート・スクール帰りちっくなヤンキー・アメリカンの制服ティーンエイジャーがうろつくこぢんまりとしたショッピング・エリアを散策したものの10分で飽きてホテルに戻りしばし仮眠。なんだか全てが超特急で終わったデトロイト行きでしたが、こんなに「近くにいるのに近付き難い」オーラを感じたアーティストは初めて。うーむ、さすがエミネム。
スタジオに入って即効でまずはリスニング・セッション。新作『アンコール』の中から合計6曲を試聴。ヤバいっす。最近ネットでリークしてしまったという「Mosh」なんて、「Fuck Bush!」の連発。大統領選挙の前日のマイケル・ムーアの『華氏911』のテレビ放映がキャンセルになった、というニュースがあったが、この曲がもし公になったらブッシュ政権は顔色変えるだろうね。ブッシュ政権の一番痛いトコロを見事に突いた衝撃の曲ですよ。途中声がひっくり返っちゃってるくらいの勢いで畳み掛けるようにライムするエミネムの姿が目に浮かぶ。ものすごいリアルな曲です。あとはエム、ドレー、そして50のマイク・リレーあり、コミック調のトラックもあり、と6曲聴いただけでもかなりバラエティに富んでる。かなり空恐ろしいアルバムになることは間違いなしでしょう。
取材前には平たく言うと「取材で録音した素材は全てシェイディ・レコーズに帰属します」「今日ここで見聞きしたことはどこにも口外しません」的な主旨の契約書にきっちりサインさせられた。以前にエミネムのボディ・ガードだったという人物が暴露本を出して儲けて以来その辺には厳しいみたい。ちなみにR・ケリーの取材も同じ感じだったと友人サリーが言っていた。質問事項も細かくチェック、ファースト・シングル「ジャスト・ルーズ・イット」のPVで茶化されてしまったマイケル・ジャクソンがエミネムを訴えたことについての質問もNG。同ビデオがBETで放映禁止されてしまったことについてもNG。キビし~っす。
そんながんじがらめの監視の目が光る中での取材は無事成功。記録用のカメラがまわり、私にもマイク着用が命じられる。しかしエミネムは程よく冗談も交えつつ、全ての質問に真面目に答えてくれた。日本からのオフィシャル・インタビューということで、あらかじめ用意されていた質問状を通訳するカタチだったのだが、本人はかなりご機嫌だったし話す気満々っぽかったから、もう少し砕けたノリの質問もあれば良かったのにな~とちょいと残念。日本用にとオフィシャル写真にサインをもらい、さくさく取材終了。夜8時のフライトでNYへ日帰りという強行スケジュールながら、やや興奮気味のためホテル周辺を徘徊。紅葉がキレイ。エミネムやD12の面々を輩出した’リアル・デトロイト’を見てみたかったもんですが門外漢にはなかなかね。そういうのはジモティが一緒じゃないとさ。なので結局はプライベート・スクール帰りちっくなヤンキー・アメリカンの制服ティーンエイジャーがうろつくこぢんまりとしたショッピング・エリアを散策したものの10分で飽きてホテルに戻りしばし仮眠。なんだか全てが超特急で終わったデトロイト行きでしたが、こんなに「近くにいるのに近付き難い」オーラを感じたアーティストは初めて。うーむ、さすがエミネム。
誰とは言わんが、デビューしたての新人のくせに「もうインタビューは疲れた」とか言ってスネたヤツとかいるしさ。(その後レーベルにこってり絞られて詫びを入れてきた。)先週やったトリック・ダディはプレステばっかやって全然話きーてねーしよ。オモロかったけど。ま、色々な人がいますわな。
いやホントに、リアル・デトロイトを是非探索したかったっすよ。でも何かラジオでかかる音楽とかがドクトクでちょっと嬉しかった。さすがモータウン。何故かビヨンセ&ルーサーのデュエット「Closer I Get To You」が今頃かかりまくってたし。何故だ?それと空港の中を走るあのもの静かなシャトルにもビビっちゃったよ。
今度西海岸に行く時は是非ナビしてね。飲酒運転には気をつけて。。