ブルックリン横丁

ブルックリン在住17年の音楽ライター/歌詞対訳者=渡辺深雪の駄ブログ。 そろそろきちんと再開しますよ。

081:「50セント取材@LA:Mission Complete!(超長文)」

2005-02-08 | ブルックリン横丁
無事に50セントの取材を終えてまいりました。お誕生日記念に太陽も無事に50に対面&わずかながらのLA滞在を楽しんでいた様子。うちの4階に住んでるスウェーデン人のジャーナリストもいきなり行きのフライトから一緒。義姉と太陽もあわせて「Team St.Marks」がレペゼン。Tシャツ作ろうかな。そしたらスーシーも着れるな。

Jet Blueで飛んだのでLAXではなくロングビーチ空港に着陸。義姉はその昔『Best Friend's Wedding』という映画にチョイ役で出演しているのだがその時に共演したモデル君とこれまたフライトが一緒だったらしくしばらくお喋り。彼は着々とCMモデルとしてのキャリアを築きつつあり、LAにもNYにも家があるとのこと。確かにライトスキンのイケメン、目の保養ごっつあんです。とりあえずLBCは初めてだったのでお上りさん全開でクイーン・メアリー号という往年の豪華客船をホテルに改築したレトロな宿にチェックイン。気分は西船橋のラブホです。大学時代幕張メッセのアメフトの試合にチアリーダーしに行く時の常宿だったわ…(遠い目)。だって朝早かったんだもん。…話は逸れましたが船のホテルは海洋オタク気味の太陽にはビンゴだったらしく大はしゃぎ。いいぞいいぞ。お誕生日ですもの。客室の窓も船らしく真ん丸、その向こうにはロングビーチ水族館が。太陽はそこに行きたくてたまらないらしいのだがベビーシッターのはずの義姉は太陽をダシに50セントに会えやしないかと内心期待しているらしく断固ワシと一緒にサンタモニカに来ると言って譲らない。まあ太陽もサンタモニカの桟橋にある観覧車に乗ったら嬉しいかも、とも思ったのでタクシーで直行。早朝のフライトにより睡眠不足気味のため全員爆睡。ヨダレ出る。

昨年のデスチャの取材時はソニー担当A氏と無駄にロマンチックなひとときを過ごしてしまったサンタモニカ。今回もバタバタ。しかし取材までのしばしの時間を太陽と堪能しようとお母さん張り切りました。いつもならしっかり水着だの替えの靴下だの用意しているはずが今回はどこか抜けていたらしくまんまと手ぶら。そして太陽は予想通り太平洋を見た途端走り出す。カモメを蹴散らし、こちらの思惑をよそに豪快に波間にダイビング。そのうちズボンもパンツも脱いで子供らしくフルチン君。いいよいいよ。お誕生日ですもの。腹が減ったと義姉が騒ぐので桟橋へ。適当にメキシカンを食って取材の時間までうろうろ。似顔絵ならぬ似顔石膏、っていうか石膏で客の顔を作ってくれるオッサンがいたので記念に太陽の顔を作ってもらう。結構似てる。「じゃそろそろ仕事に向かいますか…」と思ったら義姉が「私もやってもらう」とどっかり着席。つーか時間無いんですけど。しかしパートタイム・モデルの意地はスゴい。「何もそこまで…」とこちらが気後れしてしまうくらいのたたずまい(背筋伸び過ぎ!目線が明後日の方向見過ぎ!)で15分間微動だにせず。「おいおい何事だよ」とギャラリーまで出来る始末でお母さんちょっと恥ずかしかったわ。

幸い取材会場となったインタースコープのオフィスは近かったので、隣のスタバで太陽と義姉を待たせて上へ。しかし到着後判明したのだが実は取材は1時間近く押していた。ちきしょ~。しかも急遽決定したTV出演のため50の持ち時間は限られている!こりゃあ取材時間削られちゃうかな、とちょっと不安になりながらも新作『Valentine's Day Massacre』のリスニング。しかしインタースコープの人間でさえもトラックリスティングは知らないとか。プロデューサーの名前も不明。しかしジャ・ルールとファット・ジョー、さらにはナズ&ケリスまでディスっているという噂の「Piggy Bank」もしっかり聴いてきました。詳しい内容はアルバムの発売までお待ちくだされ。

今回はインタビュー2本分の通訳として参加したのだが、にゃんと時間が足りないので急遽チーム・セント・マークス北欧代表のスウェーデン人、マーティンと一緒に20分をシェアしろとインタースコープ担当アンジェリカ。せめて10分ずつバラけてくれりゃあ集中出来るんだけどな。まあ50が相手じゃ無理は言えまいとすごすご二人で取材部屋へ。

2年ぶりの50セントは相変わらずレイドバック。かなりお疲れの模様。そりゃそうだよな。しかし前にも感心したことだけど彼は絶対に用意した答をだらだらと繰り返すようなおざなりなインタビューをしない。たまに質問の意図を読み違えることはあれど、丁寧に真摯な答を返してくれる。語彙も豊富(MCに向かって言うコメントじゃない気もするがヒドいインタビューするヤツはゴマンといるからね)。さらに彼の特徴は、気分がノってくると身を乗り出し、インタビュアーの膝頭を小突きながら話すのだ。2年前もそうだったが今回もそれは変らず。しかし大和撫子なワシは北欧代表マーティンに上座(って言うのか)を譲っていたため50の膝頭プレイ(アホすぎ)にはあやかれず。そういや50、デカくなった?と思ったら防弾ベストだった。Tシャツめくって見せてくれたけど、あんなモン毎日着けてたらアチーだろうな。

1つ目のインタビューが終了ししばし休憩の後TV用素材録りも兼ねたオフィシャル・インタビューの通訳でまた取材部屋へ戻る。ここでも取材はソツなく終了、50も一息ついてるところで今回の裏テーマでもある「50&太陽のご対面」について切り出す。全然問題ナイとのこと。インタースコープのアンジェリカも「50がオーケーならイイよ」とのこと、速やかに太陽と義姉を通してくれた。

さて50セントと晴れてご対面した太陽、どんなリアクションを取るかと思いきやいきなりつかつかと50に歩み寄り「ハーイ50cent、今日は僕のお誕生日だよ」と言ってのけた。物怖じしないヤツだ。結構結構。50も「Hey lilttle man, happy birthday!」と言ってくれました。そしてすかさずお約束の2ショットを数枚。使い捨てカメラだったのでまだ現像してないけど。出来たらアップするね。つーか事前に太陽に仕込んで「ねえねえ50、「Go shorty, it's your birthday!」って歌ってぇ~」とか言わせたらリクエストに応えてくれていたかもしれないな。チッ。でもいいや。これで将来太陽がMCとかになっちゃったりしたらこの写真をVH1にでも提供して「やはりこの頃から…」ってネタ作りしちゃったりして。あ、でも太陽はハワイでサーファーになって可愛いフラダンサーの彼女を連れて来るんだった。ダウンタウンBKで徘徊するようなゲトーのクソガキとかじゃなく(しつこい)。いやー困ったな~。じゃあマイクも握れるサーファーってことで…。うわっ、そんな胡散臭いMCいらねー。お母さんの妄想は膨らみます。

そういや取り巻きの中に50のDJで最近来日したばかりのフーキッドもいたけど、彼のワイフもジャパニーズっちゅうことでいきなり自分の子供の写真を見せてくれた。ハワイアン風の腰ミノつけたカワイコちゃん二人。ま、余談ですが。

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3 コメント

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心温まるねえ (rockstar lovechild)
2005-02-16 03:00:13
あー、本来ならアパート探しと原稿製作に精を出している時なのですが、いまいちその気になれず、深雪ちゃんのサイト、読みのがした部分を読んでおります。50、相変わらずいい人だったみたいだね。よかったよかった。私はといえば、マリオの原稿あげてます。マリオ、前ちびっ子デビューした頃はどうでもいいとか思ってたんだけど、今回びっくりするぐらい上手に変身してくれて見直した。新作も実は結構しっかりしてるし。でもTWEETの新作には負けるな、やっぱり。
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思い出した! (BK横丁)
2005-02-09 21:35:23
その西船のラブホの名前は「クイーンエリザベス石庭」。船のカタチなの。各部屋がテーマに分かれててさー。そこしか空いてなかったモンでワシらはSM部屋をあてがわれたわよ。手錠とか貼付けプレイ用十字架とかありました。B級観光スポットとしてオススメです。
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Unknown (So)
2005-02-09 18:21:11
西船橋ネタで文に引っ張られました。

日本はこれから北朝鮮と歴史的な一戦がキックオフです。
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