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Biting Angle

アニメ・マンガ・ホビーのゆるい話題と、SFとか美術のすこしマジメな感想など。

「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展inTOKYO」を観てきました

2012年10月08日 | 美術鑑賞・展覧会
六本木の森美術館で10月6日から始まった『荒木飛呂彦原画展「ジョジョ展」』を観てきました。

六本木ヒルズに着くと、偶然にも『ジョジョ展』と『リンカーン:秘密の書』の奇妙なコラボが実現中。

そういえばどちらの作品も、「吸血鬼と戦うヒーローの物語」という共通点がありました(^^;。

入場時間指定制なので、ほぼ指定どおりに到着したのですが、結局は入場待ちの行列に並ぶ羽目に。
入れ替え制ではないため、先に入った人が減ってくるまで入場制限がかかるそうです。
一緒に並んでいる人の中には、ジョジョの擬音を描きこんだストッキングを履いている女性や
ジョジョスマホを操作してる人の姿もあったりして、皆さん意気込みが半端じゃありません。
こういう人ばっかりが集まってるんだから、入場者がなかなか出てこないのも当たり前ですね。

結局エレベーターに乗るまで小一時間並び、52階に上がってからさらに20分ほど待たされて、
1時間半後にようやく展示会場に入れました。

写真を撮れるのは入口の展示タイトルと、一緒に置いてある鑑賞時の注意書きだけ。


しかしこの「ペット」、どこかで見たシルエットですが…?


展示会場には『魔少年ビーティー』『バオー来訪者』『ゴージャス・アイリン』そして『ジョジョの奇妙な冒険』
第一部から、最新作『ジョジョリオン』までのカラーイラスト、さらにルーブル展や「SPUR」で使用された
カラー原画、そしてこの展覧会のために荒木先生が描きおろした新作が飾られています。

『ジョジョ』は連載第一回のカラーページ原画がまるまる全部展示されているほか、各種のキャンペーンや
関連商品のために描かれたカラー原画も網羅しています。
さらに『ジョジョリオン』は2012年10月号掲載分まで展示されているので、荒木先生のデビュー当時から
最新の作風までを、一気に鑑賞することができるという充実ぶり。
まさに荒木先生の漫画家としての歩みを一望できる、ゴージャスでグレイトな展覧会でした。

この手の企画だと、アニメ関係の原画とか映像コーナーを入れて中だるみになる場合も多いのですが、
今回はそういうこともなく、純粋に荒木先生の原画を見せることに徹しているのが良いところ。
おかげでどっぷりと荒木ワールドの魅力に浸ることができました。

しかし生で見る原画は、やっぱりイイものですねぇ。
線の強弱や色の鮮やかさ、つぶれがちな細部の描写をよくみることができました。
印刷物よりサイズも大きいので、キャラクターやスタンドが画面から飛び出してくるような迫力で
鑑賞者に力強く迫ってきます。

会場自体のディスプレイも凝っていて、壁に擬音がプリントされていたり、物語の舞台を模した
石造りのアーチや金網などが設置されています。
さらにキャラクターの等身大フィギュアや石仮面、「ホワイトスネイク」の抜き取ったディスク、
「スティッキィ・フィンガーズ」が開けた巨大なジッパーなど、原画の鑑賞を妨げない程度で
作品世界を体験させるような趣向も凝らされており、まさにいたれりつくせりな感じ。
原画はともかく、立体物は写真撮らせてくれても良さそうなものだと思いましたが、それをやったら
ただでさえ混んでる会場が収集つかなくなるのは明らかなので、まあ仕方がないのかもしれません。

…でもステッキィ・フィンガーズの通り抜けられるジッパーだけは、記念撮影をしたかったなぁ。

備え付けのiPadでスタンドを写したり、来場者がマンガの中に入り込んだような写真が撮れる
AR体験も、なかなか面白い試みでした。
個人的には、杜王町の地図と連動させたストーリー回想がよかったと思います。
チャンスがあれば、次は仙台市内でこれを実現させて欲しいものです。

入場までは結構待ちますが、入ってしまえば結構快適に鑑賞できます。
ただし人がひっきりなしに来るので、絵をじっくりと観るのはさすがに難しいですね。
それでも作品数が多いので、見終わるまで優に2時間以上はかかると思います。
さらに入場待ちと特設ショップでの時間も含め、全体で4時間は見ておくべきでしょう。

さて、図録などを買って特設ショップを出ると、廊下もジョジョ仕様になってました。


そしてエレベーターで下に降りると、そちらのグッズショップもすっかりジョジョ仕様に。(笑)

超像可動やスタチューレジェンドがずらりと並ぶショーケースは、もう一つの見どころです。

超像可動の岸部露伴Ver.2、通常版と会場限定版が揃って飾られていました。


こちらは抽選限定購入のスワロフスキー版露伴。
まさに「ゴージャスッ!」と呼ぶにふさわしいキラキラっぷりです。


そして、2012年夏のワンフェスで販売されたゴールドエクスペリエンス。

こちらはさらにゴージャスッ!

さすがにスワロフスキー版は売ってませんが、展示されているフィギュアの一部は
こちらのショップで買うことができます。

そして帰りの電車に乗ろうとしたら、駅にも巨大な「ジョジョ展」の看板がありました。

日付のレイアウトとか、ファッションブランドの広告を意識してるようにも見えますね。

「ジョジョ展」の会期は11月4日まで。
ジョジョファンだけでなく、マンガとポップカルチャーを愛する全ての人に見て欲しい展覧会です。
ただし土・日・祝日の指定入場券は既に売り切れなので、ご注意ください。
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これは必見!知的バカSF映画の傑作『アイアン・スカイ』

2012年09月30日 | 映画
「ナチスが月から攻めて来た!」というスゴイ設定のSF映画『アイアン・スカイ』を観てきました。



ちょうど先日、テレビ東京の深夜枠で『ブラジルから来た少年』を観たばっかりですが、
こちらはナチスの残党がその科学力で「ヒトラーのクローン計画」を作り出そうとする作品でした。
そしてこの映画から34年後、彼らは遂に「月面第四帝国」を作り上げてしまったのです!(笑)

…時は2018年、アメリカは50年ぶりの月面着陸を計画する一方で、月に埋蔵されている
次世代エネルギー源のひとつであるヘリウム3の独占を目論んでいた。
しかし着陸船から降り立った宇宙飛行士が目にしたのは、ヘリウムの巨大採掘現場であった。
実は超科学力によって密かに地球を脱出したナチスの残党が、月の裏側に巨大基地を建造して
地球へ帰還する機会をうかがっていたのである!

生き残りの黒人宇宙飛行士ワシントンが持っていたスマートフォンの性能に目をつけたナチスは
これをさらに入手して、秘密兵器を完成させようと画策。
ワシントンと地球研究者のレナーテ、そして副総統のアドラーが地球へと出発する。

一方、アメリカでは月面着陸で支持率アップを狙っていた女性大統領が思わぬ失敗に激昂、
彼女の選挙参謀であるワグナーは窮地に立たされていた。
そこにレナーテとアドラーが登場したことで、事態は急展開。彼らと手を組んだワグナーが
選挙運動にナチス風の演説を取り入れたのが大当たりして、大統領の人気は大きく回復する。

次期総統の座を狙うアドラー、地球の文化に触れてナチス思想の正当性に疑念を持つレナーテ、
そして地球を狙う月面第四帝国と、戦争効果でさらなる人気アップを図る大統領陣営。
様々な思惑が入り乱れる中で、いよいよナチスによる「隕石電撃作戦」が始まった…!


予告映像では「月面の巨大な鉤十字」や「ナチの超兵器による侵略」といった部分が
強調されてましたが、映画自体はむしろブラックな社会風刺ギャグがてんこもり。
特に「ナチスとアメリカの類似」や「人種差別がらみのパロディ」は、バカバカしくも
かなり鋭いところを突いていて、笑いながらも「うーん」と唸らされるところが多いです。

権力へのシビアな目線、悪趣味と紙一重のギャグセンス、怪しいテクノロジー、そして歴史からの
縦横無尽な引用は、アラン・ムーアっぽいところもあるので、そちらのファンにもオススメしたいところ。
たとえば『ウォッチメン』の原作コミックが好きな人なら、さらにこの映画を楽しめるでしょう。
また、戦争を皮肉った傑作コメディ『チャップリンの独裁者』と『博士の異常な愛情』に対する
徹底したオマージュからは、ティモ・ヴオレンソラ監督の大いなる映画愛が感じられます。

映画愛といえば、ハウニブ(ナチスが実際に設計していたとされる円盤兵器)の飛び方は、
ランディングギアの展開も含めて「ミレニアム・ファルコン」そっくりでした。
さらに『スター・ウォーズ』の帝国軍はナチスドイツ軍が元ネタで、そのナチスの円盤が
反乱軍のシンボルとそっくりな飛び方をする…と考えれば、これは二重のヒネリが入った
高度なギャグなのかもしれませんね(^^;

また、ナチス基地のセットやメカのデザインが、鋼鉄と巨大なギアのイメージで統一されていて
スチームパンク(というよりクロックパンク)風なのも、SFファンにとってはたまりません。

しかしなんといっても特筆すべきは、やはりクライマックスの大宇宙戦争!
ナチスの大宇宙艦隊に対して、地球側はいかにして反撃を行うのかという疑問に対し、
ヴオレンソラ監督はあっと驚く(そして思わず脱力する)秘策を用意しています。
え、マジ?それやっていいの?的な展開に、宇宙開発史にその名を刻む偉大なアレまで登場!
ロケットや人工衛星に興味がある人なら、バカバカしくも感動すること請け合いです!

シナリオのゆるさや時おりスベるギャグ、ベタすぎるナチス観といった気になる部分もありますが、
そういうツッコミどころも大らかさに変えて、いろんな映画のオイシイ部分を大胆に継ぎ合わせたのが
『アイアン・スカイ』という映画の良さだと思います。
オリジナリティをうんぬんするより、まずはそのリミックスのうまさを評価すべきでしょう。

そしてこの映画がリミックスする対象は、現実の社会情勢にまで及んでいます。
どこまでがウソで、どこまでが現実か。そしてどこまでがギャグで、どこからがシリアスなのか。
そういう危うさを「ナチス」という素材に託して見事に描ききった意味でも、『アイアン・スカイ』は
『博士の異常な愛情』という傑作映画の、正統な後継者だと思うのです。

B級というより、「知的なバカ映画」と呼ぶほうがふさわしい、(もしかすると)SF映画史に残る
金字塔になる(かもしれない)作品、そして何より「映画への愛」を強烈に感じられる作品です。

SF好き、映画好きなら、一刻も早く観にいくべし!いつ上映が終わっちゃうかわかりませんよ!(笑)
コメント (2)
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9月12日はノリコとユングの誕生日・・・そして『トップをねらえ大全!』が11月に発売

2012年09月11日 | トップをねらえ!
本日は久々に『トップをねらえ!』のお誕生日ネタ。
2004年はユング・フロイトが生まれた年、2006年はタカヤ・ノリコが生まれた年なので
今年はユングが8歳、ノリコが6歳になるはず。かわいい盛りですな。

そして来年はいよいよ帝国宇宙軍が設立され、人類初の人類初の超光速宇宙戦艦「るくしおん」が
完成する予定・・・ということは、そろそろ建造に着手しててもおかしくない時期ではあります。

まあ「るくしおん」はできないようですが、その代わりに(?)『トップをねらえ大全!』なるムックが
11月28日に発売されるようですね。

「大全」の入る位置がトップ2と同じなのがちょっとアレな気もしますが(笑)内容としては
「『トップをねらえ!』『トップをねらえ2!』『NeXT GENERATION』の世界観を丸ごと収録した
設定資料集との話。
トップ関連の公式本はひととおり持ってるので、たぶん中身が重複するところも多いと思いますが
やっぱり買ってしまうのがファンの悲しさです。
・・・しかしA4版約160ページでこの値段って、ちょっとお高い気もしますけど。

3,990円もする本だけに、フィルムコミックやコミックガンバスターからの転載ばかりだったら
ショックも大きいですが、とりあえずは未公開資料というふれこみと、美樹本晴彦氏と貞本義行氏の
新旧キャラデザイナーによる「夢の対談」に期待するとしましょうか。

いちおう限定受注生産ということになってるので、確実に欲しい方は10月末日の締切までに
予約しておいたほうがいいかもしれません。

まあ以前から言ってるけど、むしろアニメスタイルから『トップをねらえ! なるほど大百科』の
増補改訂完全版が出てくれることが、私の長年の夢なんですけどね・・・。
アニメスタイル5号でその片鱗ともいうべき小特集が組まれたけど、まだまだ足りません(^^;
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スタートレック46周年記念、Googleトップページで名場面が蘇る!

2012年09月08日 | その他の雑記・メモなど
1966年9月8日は、SFテレビドラマの金字塔にして今も新作映画の製作が続いている「スタートレック」
(最初の邦題は「宇宙大作戦」)の第1話「惑星M113の吸血獣」が、アメリカ本国で初放送された日。
それを記念して、Googleのトップページが「宇宙大作戦」仕様に模様替えされました。
しかもドラマ仕立てで、作中の名物シーンや代表的なエピソードを再現するという凝り方です。

最初はおなじみ、初代エンタープライズのブリッジ。
Googleロゴになった各キャラの髪型が、妙にリアルです。

スポックにはとんがり耳だけでなく、中佐の袖章つき。

ウフーラ中尉をクリックすると、アップになります。キラッ☆


ブリッジのドアをクリックすると、転送ルームへ。


操作盤をクリックすると、転送開始!


カークとスコット(日本版ではミスター・チャーリー)が着いたのは、謎の惑星でした。


登場した怪獣ゴーンに、即席の大砲でダイヤの弾丸を撃ち込むカーク!


ゴーンを退治したカークは満面の笑み。


しかし、闘いのとばっちりを食ったスコッティはボロボロに…。


初代エンタープライズ号が飛び去った後には、スタトレのロゴ風な「Google」の文字が。



さらに映像だけでなく、場面にあわせて効果音やテーマ曲も流れるというこだわりよう。
毎回趣向を凝らして楽しませてくれるGoogleですが、今回は全世界のトレッキー感涙のデキだと思います。

インターネット、それは人類に残された最後のフロンティア・・・。(笑)
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弥生美術館「奇っ怪紳士!怪獣博士! 大伴昌司の大図解」展

2012年08月20日 | 美術鑑賞・展覧会
東京都文京区の東大本郷キャンパス近くにある弥生美術館で、9月30日まで
「奇っ怪紳士!怪獣博士! 大伴昌司の大図解 展」が開催されています。
2回目の特撮博を見た後、BPさんとshamonさんと一緒にこちらにも行ってきました。

大伴昌司氏といえば、いわゆるフリーランスの企画構成・編集者として「少年マガジン」等の
グラビア編集に腕をふるうかたわら、レビュアー、インタビュアー、コラムニストとして多方面に渡り
活躍した、いわばハイパーメディアクリエーター(これ登録商標じゃないよね?)の先駆けみたいな人。
そのマルチな活動ぶりは、今でも伝説となって語り伝えられています。

しかしある世代から下の人にとっては、なんといっても怪獣の中味や身体的な特徴について設定し、
少年誌のグラビアで仔細に紹介し続けた「怪獣博士」の印象が強いでしょう。

今回の展示では、大伴さんが手がけた怪獣の内部図解の原画を多数紹介しつつ、彼との共同作業によって
怪獣たちの解剖図を見事に描き上げた挿画家たちの作品、そして編集者としての大伴氏の仕事ぶりまでを
幅広く網羅した、まさに「大伴昌司の大図解」というべき内容となっています。

その中でもひときわ強烈なインパクトを与えるのが、大伴さんの代名詞でもある怪獣たちの内部図解。
鉛筆で描かれた怪獣の姿はかなり荒っぽく、もとのデザインを超えてフリークな姿に成り果てていて、
さらにその体内には必要なんだかいらないんだかよくわからない器官がごちゃごちゃと詰め込まれ、
ひとつひとつに奇怪極まりない役割が添え書きされています。

その強烈すぎる原画と器官説明の詳しい様子については、BPさんによる記事で見てもらうとして、
悪く言えば絵も説明もメチャクチャ。ちょっとでも科学的に考えると、リアルさのかけらもありません。
しかし、その奔放な線と崩れたディティール、そして過剰なまでの考証からは、大伴氏からあふれ出す
膨大なエネルギーと制御不能なほどのアイデアが感じられて、食い入るように見入ってしまいました。

これを見たときBPさんに話した「大伴さんの絵はまるでアウトサイダー・アートみたい」というのは、
この「奔放な線と崩れたディティール、そして過剰なまでの設定」、さらに「膨大なエネルギーと
制御不能なほどのアイデア」という感覚から出てきた言葉です。
そしてこのとき念頭にあったのは、いまやこのジャンルの代表的な作家と見なされるようになった、
ヘンリー・ダーガーの『非現実の王国で』でした。

もちろんダーガーと大伴さんでは、生い立ちも受けた教育も全く違います。
そしてダーガーが自分のためにだけ物語を描き続けながら80年を生きたのに対し、大伴さんの図解は
日本中の子どもたちに共有され、大伴さん自身はダーガーの半分足らずの年齢で世を去りました。
それにもかかわらず、荒い鉛筆描き、コラージュ的な技法、抑えきれない妄想に突き動かされた作風に加え、
愛玩する対象を解体してその内部まで描こうとした…という本質的な部分までが、実によく似ているように
感じられたのです。

境遇の大きな違いにもかかわらず、このふたりに似たものを感じるとすれば、それは絵のスタイル以上に、
ある種の「偏執性」であり、それが産む衝動こそ「Art Brut」(生の芸術)の原動力かもしれません。
まあ大伴さんのは商業美術なんだけど、原画はその枠をえいやっと跳び越しちゃってる感じなので(笑)。

一方、商業美術としては収まりの悪い(笑)大伴さんの原画をきちんとした図解に仕上げたのは、
石原豪人らの実力派イラストレーターによる功績です。
特にゴジラのライバル怪獣「ガイガン」をデザインした水氣隆義さんのイラストは、卓越した構成力と
優れたデザイン感覚で、他の描き手にはないシャープさを感じました。

こうした優れた描き手とのコラボがなければ、怪獣図鑑があれだけの人気を博すこともなかったはず。
やはり怪獣図鑑の成功は、大伴さんとイラストレーターの共同作業に帰せられるべきものだと思います。

それにしても、この当時は実にムチャな設定(失礼)がまかり通っていたわけで、その大らかさや
破天荒さは、まさに「怪獣」を材料にしたからこそ成り立つものだったとも言えそうですね。
…まあそうした表現が、当の円谷プロといろいろな確執を生んだという話も聞きますが。

その反面、日本SF作家クラブでは二代目事務局長として辣腕をふるった大伴さんだけに、
SF的な未来社会の姿をビジュアル化した図解も、数多く手がけています。
そうした中でも目を引いたのが『2001年宇宙の旅』などのSF映画に関する図解の数々。
いまなら版権問題で描けないであろう船内図などが、多分に想像も交えた内容で描かれてました。

こういうのを見ると、資料性とは別に「ああ、いいなぁ」と思ってしまうのが、設定マニアであり
メカ好きな男子の性分で、大伴さんはそうしたツボを刺激するのが実にうまい人なのでした。
…いや、むしろ大伴さん本人が一番楽しみながら原案を考えて、それがカッコい図解に仕上がることを
何よりも喜んでいたのでしょうね。

また、大伴さんが開催に尽力した「第一回国際SFシンポジウム」の宣言書も展示されてました。
小松・筒井・星の三大日本作家だけでなく、このイベントのため来日したクラークやオールディス、
フレッド・ポールにジュディス・メリルのサインまでが並ぶ、SFファン感涙の歴史的文書です。
…そして今年、日本SF作家クラブは2013年に開催予定の第二回国際SFシンポジウムに向けた
キックオフイベントを開催しました。
大伴さんの遺志は、SF界でも確実に受け継がれているのです。

怪獣やメカの公式設定などない時代に自由奔放な発想でこどもたちを虜にした大伴昌司氏の想像力は、
いま見ると微笑ましくもあり、同時にうらやましさすら感じるほど。
ひとつの時代を体現するクリエイターが紡ぎだした幻視世界を、この夏ぜひ体験して欲しいと思います。

ひとつだけ残念だったのは、巷に広く流布している「ツインテールはエビの味がする」という図解が、
どうしても見つけられなかったことですかねー。
正式な出典元を知っている方がいたら、ぜひともご一報ください(笑)。
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片渕須直監督、次回作は劇場用アニメ『この世界の片隅に』

2012年08月18日 | この世界の片隅に
『アリーテ姫』『BLACK LAGOON』そして『マイマイ新子と千年の魔法』という数々の傑作で
私たちに衝撃と感動を与えてきた、片渕須直監督。
その最新作として、こうの史代先生によるマンガ『この世界の片隅に』の劇場アニメ化が
いよいよ公表されました。

原作マンガについては、文化庁メディア芸術祭での優秀賞受賞や実写ドラマ化などで有名だと思います。
ちょっと空想好きで絵心のある女性の、第二次世界大戦という状況下における日常を描くことで、
過酷さを増す日々を生きる人々の小さな驚きと喜び、そして訪れる大きな悲しみと苦痛、さらには
その痛みを受け止めて生きることを力強くかつ繊細に描ききった、まさに「今の時代」を生きるうえで、
広く読まれるべき傑作です。

その傑作マンガを原作に、『アリーテ姫』の想像力、『マイマイ新子と千年の魔法』の日常感覚、そして
『BLACK LAGOON』の非情さを併せ持った片渕監督がアニメ化するとくれば、期待せずにはいられません。

特に、日常から非日常へ、幻想から現実へと行き交うヒロインの心理描写については、片渕監督以外に
描写できそうな人が思いつかないほど。
これまでの作品のテイストを受け継ぎながらも、また新たな世界と物語を紡ぎだしてくれるであろう
片渕監督の挑戦に、期待が高まります。

またこの作品は、長きにわたって片渕監督を支えてこられた、元マッドハウスの丸山正雄氏が
新たに設立した制作会社「MAPPA」の、第一回劇場用作品となるはず。
これまであまたの傑作をプロデュースしてきた丸山氏の手腕も、大いに注目されるところです。

そして『マイマイ新子と千年の魔法』という作品では、製作だけでなく宣伝スタッフの息の長い活動にも
大きな特徴がありました。

新作の『この世界の片隅に』では、マイマイで課題となった「スタートダッシュ」を克服しながら、
マイマイに負けないほど長く愛される作品になってほしいと思いますし、それを実現するためには、
マイマイ公開時の苦しさとその後の歩みを知る宣伝スタッフに、また力を貸して欲しいとも思います。

そして、この作品を本当に愛されるものとしていくためには、やはりファンの盛り上げが欠かせません。
とにかく多くの人に、しかも早くから期待してもらえるかどうかが、その成否を決めることになるでしょう。
そのために、私もできるだけ情報発信や呼びかけをしていきたいと思っています。

マイマイを通じてつながることができた多くの仲間たちのように、『この世界の片隅に』という作品から
また多くの人たちとつながることができることを、楽しみにしています。

最後に、去年のマイマイイベントでいただいた、こうの史代先生からのイラストメッセージを再掲。


これからも、よろしく!
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特撮博物館(2回目)に行ってきました

2012年08月17日 | 美術鑑賞・展覧会
7月の話になりますが、2度目の『特撮博物館』に行ってまいりました。



今回は「究極映像研究所」のBP所長が関西から来襲、さらに「ひねもすのたりの日々」の
shamonさんも加わり、いろんな意味でマニアックな顔ぶれ(笑)が揃いました。

会場に入ると、男子ふたりは目を輝かせて展示物に喰いつき、それに手を焼くshamon姐さんという図に。
互いにああだこうだと感想を言いあったり、自分たちの特撮経験を振り返ったりしながら会場内を進むうち、
気づけば3時間が経過してました。

展示内容については1回目の時に紹介しましたが、今回特に面白かったのは、BPさんが撮影した
ジオラマの映像に関連する経験と、そこから得た「ある感覚」です。

実物のジオラマを見たときは、本物の街より小さいにもかかわらず精巧に作られているのが驚きであり、
まるで現実の街が小さくなったようなギャップ感がおもしろく感じられたものでした。
しかし今回、BPさんの愛機である3Dハンディカム「SONY HDR-TD10」で撮影した映像を、
裸眼立体視ができるモニター画面で観せてもらったところ、現実に見た光景よりも立体感の強調された、
実にユニークな映像が映し出されたのです。

モニターの中の建物は、さっき見てきた本物のジオラマよりリアルで、ちょっと異様なまでの存在感が
感じられました。

そしてこのとき感じたのは、3D映像の「おもしろさ」は「現実の視覚を忠実に再現する」ことより、
ある種の過剰な立体感を付加することによって、観る側の「リアルである」という感覚を強調する、
一種の眩惑効果にあるのではないか…ということでした。

それはいわば、「現実感覚をデフォルメする」特殊効果であり、たとえば金田伊功氏の持ち味とされる
「ゆがみ」のきつい作画であったり、特撮博物館にも展示されていた「強パース効果」のジオラマなどに
通じるものではないか、とも思います。

さて、この経験のあと、日常の風景の立体性をどの程度意識しているかを気にするようになったのですが、
たとえば自分が静止した状態だと、実際の光景に対する立体視感覚はあまり得られない感じがします。
ではどのような場合に立体感を強く感じるかといえば、自分の移動によって対象の見え方が変化することで
回り込みの感覚が生じた場合や、建物の横に立ったときに、パース感を強く感じる場合だったりするようです。

こうした経験からの推測ですが、私たちが立体を捉える感覚というのは、身体的な動きによる空間認識と、
それに追随する視覚と脳の連動が連動することによって、はじめて成り立つのではないでしょうか。

そのため、立体視のみで3Dを感じさせようとすることが、身体や脳に対して不自然な緊張を与え、
それが目の痛みや3D酔いを引き起こしているということもありそうです。
あるいはこうした3D映像を連続して観続けることによって、鑑賞者の現実認識自体が変化する可能性も、
あながち否定はできないでしょう。

ざっくりまとめると、私の感じ方では、3D映像というのも一種の「ゆがみ」に対する快感であり、
それは破壊されたミニチュアやグロテスクな怪獣のデザインに対する「フリーク趣味」などにも
通じるものではないかと思います。
少なくとも、3D映像が現実にあるモノの見え方に接近していると断定するのは、ちょっと気が早い気も。
それがモノの本質を捉えたものか、それとも破調の美学であるのかについては、これからの専門的な研究が
待たれるところです。

もしかすると、将来は3D体験から生まれた新たな知覚を持つ人類が…おっと、これはオーバーですね。

こんな感じで、同行されたBPさんとはやや方向性の違う結論になってしまいましたが、観る人によって
異なる印象が得られるところも「特撮博物館」のおもしろさでしょう。

これから「特撮博物館」に行くなら『アベンジャーズ』あたりを観に行く前後に鑑賞して、映像の未来に
思いを寄せるのも一興だと思いますよ(笑)。
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カーサ ブルータス 2012年9月号に「特撮博物館」の記事が載ってます

2012年08月15日 | 美術鑑賞・展覧会
建築やデザインなど、さまざまなトレンドを取り上げるカルチャー情報誌『Casa BRUTUS』。
今月は「いま一番行きたい美術館はどこだ!?」として、2年ぶりに美術館特集を組んでいますが、
その綴じ込み付録記事として「特撮博物館」が取り上げられています。

http://magazineworld.jp/casabrutus/150/#editorsvoice

記事の分量はさほど多くありませんが、庵野さんや樋口さんへのインタビューが載ってたり、
他では見られない図版などもありますので、興味のある人は書店で手にとって見るといいかも。
特撮の劇中に出てきた実在の建物や、岡本太郎のデザインしたパイラ星人についての言及など、
あまり他では見かけない視点での切り口も楽しめますよ。

http://magazineworld.jp/casabrutus/150/#tab_mokuji

目次に草間彌生×ルイ・ヴィトンや越後妻有アートトリエンナーレ2、伊東豊雄美術館、
さらに金沢21世紀美術館などと並んで「館長庵野秀明 特撮博物館」が名を連ねてるのは、
なんとも不思議というか、ちょっとくすぐったい気がします(笑)。



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特撮博物館 会場限定カプセルトイ「巨神兵東京に現わる」ヴィネット

2012年07月28日 | ホビー・フィギュア・プライズなど
東京都現代美術館で開催中の『特撮博物館』で、figmaの巨神兵と並んで人気なのが、
海洋堂の手がけたカプセルトイ「巨神兵東京に現わる」ヴィネットです。

ヴィネットとはもともと「装幀等に使われる小さなイラスト」という意味でしたが、
いまでは「物語性のある小型のジオラマ」を指すことが多くなりました。
かつて海洋堂が「世界名作劇場」の名場面をカプセルトイとして立体化したとき、
「ジオラマ」ではなく「ヴィネット」という名称を使ったことで、この呼び方が
定着したんじゃなかったかな。

ヴィネットの説明は、カプセルに同梱された説明書にも書かれていました。



これによると、海洋堂によるヴィネットの定義は「世界感を切り取って、それぞれの要素をぎゅっと圧縮し、
パースなども用いて立体絵画のように表現した」ものだそうです。

さて、今回用意されたヴィネットは3タイプ。
製作時はまだ映像がなかったため、竹谷隆之氏の作成した巨神兵のひな型と絵コンテを参考に
ヴィネットによって「巨神兵東京に現わる」の世界を表現したそうです。
いわば同じ絵コンテをもとに、映像とヴィネットによる「競作」が行われた…という感じでしょうか。

1.巨神兵現わる
TVなどにキービジュアルとして登場した、鳥居ごしに立ち上がる巨神兵。

造形担当は榎木ともひで氏です。

スモーク部分は、クリアパーツにブラシ塗装を施してあります。


横から見ると、若干パースをつけてアオリ感が出るように作られているのがわかります。


2.プロトンビーム発射
かつて『風の谷のナウシカ』で庵野氏が作画した、ビームを撃つ巨神兵のバストアップ。

こちらの造形も、榎木ともひで氏の担当です。
胸像が得意な榎木氏らしい、躍動感のあるデザインだと思います。

口内のデザインは、映像化されたものと一番違うところでしょう。


こちらはむしろ、ややコミック版の巨神兵に近い顔つきをしている気がします。


ビームのパーツをセット。こちらの色も、映像版とは異なります。




3.焦土
東京を蹂躙する巨神兵の姿を、破壊された都市と共に表現しています。

造形担当は、巨神兵のひな型を製作した竹谷隆之氏。

さすがにこの巨神兵は、映像版に一番近い姿をしています。


小さなヴィネットに大きくパースをつけるのは、海洋堂のお家芸ですね。


本来は下から見上げるイメージで作られていますが、上から見てもいい感じ。




3種並べてみると、それだけでかなり迫力のあるシーンが作れます。




「火の七日間」をイメージして、バックを合成してみました。



ノーマルは彩色版ですが、他にレアカラーとして蓄光タイプもあり。
また、特典つき限定チケットには赤のクリアカラー版「焦土」がついてました。

ヴィネットはfigmaと違って会場限定販売ですが、グッズショップ内にカプセルベンダーがありますから
特撮博を見なくても購入可能。

1個500円はやや高めですが、値段に見合うよい出来ではないでしょうか。

もしダブリが出た場合は、おみやげとして誰かにあげるとか…。
とにかく、プレミア価格での転売だけはしないで欲しいと思います(^^;

(2012.7.30追記…夏のワンフェスでも販売されたようです。今後も会場以外での販売があるかも…?)
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特撮博物館コラボアイテム「figma 巨神兵」

2012年07月20日 | ホビー・フィギュア・プライズなど
東京都現代美術館で開催中の「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」。
展示物も盛りだくさんですが、カタログやグッズの豪華さも話題になっています。

特にグッドスマイルカンパニーとのコラボによる「figma 巨神兵」は、竹谷デザインの立体化や
巨神兵が初めてアクションフィギュア化されることもあって、大きな注目を集めました。
会場内のショップでもバンバン売れてたけど、後からどんどん補充されてたみたいなので、
いまのところ売り切れる心配はなさそう。

…と思ってたら、7/26の時点でもう予定数完売との告知がされました。
今後m特撮博物館の会期中は会場内のショップでの受注販売(送料500円が必要)に切り替わるそうです。
詳しいことは下記のリンク先を参照してください。
http://www.ntv.co.jp/tokusatsu/news/4026.html

さて、私もこれは絶対に買うと決めていたので、展示を見終えた後にしっかりと購入してきました。

パッケージは普通のfigmaよりだいぶ大きいですが、中身は本体と交換用ヘッド、握り手、
光の杖に光の羽(正式には「光の角」)と、それほど多くありません。

ではなぜこの大きさが必要なかといえば、光の羽がやたらと大きいから。

いつものfigmaパッケージと同じく、側面にも巨神兵の姿があります。


箱から出したところ。超細身です。

この体型なので、映画では着ぐるみの中に人が入るというわけにもいきません。
そこで実際の撮影時は、後ろに操演者がついて3人がかりで動かすという方式がとられました。

3人がかりで動かす人形といえば、日本の伝統芸能である文楽と同じですね。
しかし今回はブルーバック合成のため、演者は「黒子」ならぬ「青子」の姿で撮影に臨んでいます。

正面から見た姿。

トゲトゲの部分は半透明ですが、軟質パーツを使っているので折れにくいです。
ここは劇中でピカピカと光るのですが、それを見た樋口監督たちは一様に「ネロンガだ~」と
うれしそうに言い合ってました(^^;。

背中のアップ。

肩甲骨状の部分は元のデザインになかったものですが、竹谷氏が「もっと腕を動かせるように」と
造形の段階で追加したものです。

クセのあるデザインながら、可動範囲はなかなかのもの。
あまり巨神兵っぽくないポーズをとらせることもできます。

こういう格好をすると、たしかにエヴァンゲリオンっぽいですなぁ。

ナウシカを待つオーマをイメージして、体育座りをさせてみました。

お尻が小さいので、スタンドを使わないとポーズが保てません。

頭部を横から見たところ。アゴは開閉できます。


プロトンビーム発射時は、頭部を首ごと差し替えます。

惜しいのは上下の可動範囲が小さいため、これより上を向けないこと。
なので四つんばいになって「なぎ払え!」のポーズはできません。

プロトンビーム発射口を正面から見たところ。

クリアパーツはナウシカや今回の短編にも出てくる「発射直前の閃光」のイメージでしょうか。
できればもう少していねいに作って欲しかった気もしますが・・・。
あと、できればビームのエフェクトパーツもつけて欲しかったです。

次は背中に光の羽を取り付けてみましょう。

まず腕を抜いてから、肩甲骨状のカバーを取り外します。


前の穴が腕を入れるところ。羽のダボは後ろの穴に入れます。


腕の穴にかぶせるようにしながら、羽のパーツを後ろのダボ穴に接続。

この形状なら、大きな羽でもぐらつきません。
ちなみに羽はへたらないよう、硬質プラスチックでできています。

腕をはめた後、開いた手を握り手と交換。光の杖を持たせて作業終了。

体が細いぶん、羽の存在感がいっそう強調されます。

斜め横からみたところ。

何かに似ている・・・と思ったら、光背を背負った菩薩立像にそっくり。
リボルテックタケヤで仏像シリーズを手がける竹谷さんの、本領発揮というところでしょうか。

さて、せっかく特撮博でジオラマを撮ってきたので、figma巨神兵と合成してみました!


こちらは怪獣ブロマイド風。


このように、特撮博の素材と組み合わせても、また他のフィギュアと絡ませて遊ぶにしても、
いろいろ楽しめそうな「figma 巨神兵」。
お値段は税込みで3,500円。七日間で世界を焼きつくしたバケモノにしては、お手ごろな価格です(笑)。
立体モノに興味のない人も、この機会に1体は購入しておくのをおすすめします!
(なお、一人で買えるのは3体までとなってます。)

最後にひとつ、言っておきたいこと。
秋葉原のレンタルケースやフィギュアショップ、またAmazonやネットオークションで、
figma巨神兵が10,000~16,000円のプレミア価格をつけてますが、それらに手を出す必要は
まったくありません。

関東近郊の人は、特撮博物館を見た帰りにfigmaを買っても、転売価格よりずっと安いですし、
入場者数が増えれば再び特撮のイベントが実施されるチャンスにつながります。
また、遠方の人むけには、会期後にグッドスマイルカンパニーの通販で販売されることが
決まっています。
(2012年10月8日(月)18:00~2012年10月22日(月)21:00まで「 GOODSMILE ONLINE SHOP 」にて受付)

あせって転売屋に踊らされたあげく高い買い物をしないよう、くれぐれもご注意ください。
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