レディプレジデント 第６話

出馬を決意したヘリムは、選挙運動を始めるべく、
事務所へ向かう。

しかし、事務所のスタッフは前任のキム・テボン議員の陣営で、
ヘリムの選挙にまったく手を貸す気配もない。
四面楚歌の中、カン議員の要請で
「当選請負人」のやり手ワン・ジュンギ女史がヘリムの唯一の味方になるが……。

チョ・ベホは、ヘリムの対立候補にあたる
キム・テボンの元秘書を密かに支援し、カン議員を牽制。
「クリーン選挙」を公言し、金銭的に脆弱なヘリムを
さらに追い詰める。
事務所スタッフは敵陣営に寝返り、ヘリムは孤立無援に。

手を貸したくてたまらないドヤだが、
検事の立場を考えるとそれも出来ず、悶々とするしかない。

ワン女史の選挙戦略である公約も、ヘリムは受け入れない。
「守れない公約はしたくありません」
選挙資金をなんとか調達しようとするカン議員にも
「クリーン選挙のどこがいけないのですか？」
と問いかけ、法廷選挙費用のみで戦おうとするヘリム。
政治の素人で、まったく戦局を理解していないようなヘリムに
頭をかかえるワン女史とカン議員。

焼酎を飲みながら、女史と語り合うヘリムは、
自身の出馬の理由である、干拓地の開発問題を
焦点に選挙を戦うことを決意。
自分の言葉で語ることをはじめ、
遅まきながら本当の選挙活動がスタートした。

カン議員は、追い詰められ、義父にいさめられて
チョ・ベホに土下座して許しを請いに向かうが、
土壇場で宣戦布告し、ヘリムと共にに政治生命をかけた
選挙戦を展開することを決意する。

一方ドヤは、選挙運動に伴う治安の乱れを捜査するため、
違法カジノの摘発にむかう。
そこには、現金をばら撒かれた各選挙運動陣営の
面々が集っていた。
中には、ヘリム事務所の事務局長も。
ヘリムが彼に託したなけなしの金、法廷選挙費用１億５千万ウォンは
すべて賭博に使われてしまっていた。

（つづく）

いやー、おもしろいわー。

今回、カン議員がいい！

当選３回の若造ですが、義父にいさめられた時の表情、
そしてグラスを割っちゃうその熱さがいい！
それを受けてのチョ・ベホも思いのほかいいね。
どうなんだろ、
「踏みつけがいのある奴だ」みたいな発言は本心かしら？
本気でいじめて、自分の子飼いにして成長させてやろうという気？
それともただの嫌味で、本気でつぶしてやろうと思ってるのかな？

ヘリムが大統領になるのはわかっているので
そこは安心して今の苦境を見ていられるんですけどねー。
カン議員は一体どうなるのか？
すごく楽しみです。
チョ・ベホでなくとも、いじめてやりたくなる男だよ。

ヘリムの愚直なまでのまっすぐさも、いい表情で表現されてますね。
カン議員が、青臭い理想に燃える若造に見えるほど、
ヘリムの落ち着いた表情はいい感じです。
確かな信念が彼女にはある、と思わせてくれます。

このドラマ、視聴率は平均24％くらいだったようですね。
若い人にとっては、あまり破天荒さがないし、
スカッとかっこいい主人公！ってわけでもないのでうけなかったのかな。
妙齢の大人にはじわじわくるいいドラマだと思いますけどね。
（まだ序盤だけどね）



支庁長、今回もよかったですよー。
ドヤがかわいくて仕方ないんだねー。
ヘリムの応援に行くドヤにしっかり釘をさしながらも、
違法賭博の摘発を担当させるとは、粋な配慮っす。
金のないヘリムさんを検察なりのやり方で
助けてやんなさい、ってことですかね。
この人、やっぱりもとは志の熱い優秀な検事だったんじゃないでしょうか。

ラストあたりの
「ぽろろんオンニだー！」のエピソードもほほえましかったです。
南海の山ちゃんみたいなマネージャーに連れられたガールズグループ、
「レインボー」って呼ばれてましたっけ？
彼女たちに野原で用足しさせるエピソードはなんか意味があったの？
地上波ではあっさりカットだったし、どうでもいいのかな。

地上波放送と比べて観ているのですが、
今回はドヤがキム・テボン元議員に面会に行くところがカットでしたね。
こういう人の常で、拘置所での彼はすべてを達観した様子。
いまだにチョ・ベホ追撃をあきらめないドヤに、
「命を大事にしろ」
と伝えます。息子のことを頼むと言ったりね、
調子に乗らなきゃ普通の議員さんですよ。

びっくりしたのはね、

ドヤ、りんごを素手でまっぷたつに割りました。

かぱって割って、片方を元議員にあげた……。
何その握力。拘置所に刃物持って入れないから？
やー、なんか驚いたわ。

ヘリムのこととなると、子どもみたいにむきになるドヤがほほえましかったです。
あと、ドヤアボジのコムタン、本当に澄んだスープで美味しそうです。