祖母を連れて愛媛に行ってきた。元々一人で愛媛に行くつもりだったが、祖母が連れて行ってくれというので一緒に行った。
祖母の長兄の墓参りをして観光地を回って帰ってくるつもりであったが、話が想像以上に大きくなっていた。
愛媛にいる祖母の兄弟たちに話が行っており、宿泊先まで用意して待っていてくれた。
墓参りの前に祖母の実家に行ったが、そこで中曽根総理大臣直筆の掛け軸を見つけた。
祖母の長兄は硫黄島で玉砕していること、2人目の兄が硫黄島協会の設立と普及に努めたということで本人宛に贈られたらものらしい。
墓参りは順調に済んだが、俺の身長くらいある大きなお墓だった。そんなお墓がごろごろあった。そのどれもが戦没者であった。「名誉の戦死」の現れなのだろう。
愛媛にいる親族が６人集まって夕食。
硫黄島協会設立の経緯や、祖母の兄が受けた軍事訓練の話などめったに聞けない話を聞くことができた。
夕食にイサキの刺身が出てきた。このホテルの調理長はいいセンスしている。夕食後風呂(大浴場)に入って、部屋に戻ってくるとすぐ落ちた。
次の日、祖母の兄に石手寺に車で連れて行ってもらった。石手寺に硫黄島戦没者の慰霊碑があるのだが、その慰霊碑を作ったのは祖母の兄らしい。それを見せてくれた。
祖母の体調が悪いというので松山観光をすべてキャンセルして大阪に戻ってきた。
大阪に戻ってくると祖母は回復しており一安心。
