八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

クログチニザ

2010年11月11日 | 八丈の魚
スズキ目/ニザダイ科(八丈島・底土・5cm・10m)
和歌山県以南、インド・太平洋に分布。サンゴ礁域に生息する。本種は2パターンの色彩がある。写真はナメラヤッコに擬態したバージョン。他にはヘラルドコガネヤッコに擬態したパターンもある。以前、ナメラハギと分類されていた種は、実は本種のカラーバリエーションであることが分かった。なんとも擬態上手である。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

スギ

2010年10月29日 | 八丈の魚
スズキ目/スギ科(八丈島・八重根・80cm・20m)
南日本、東部太平洋を除く世界中の温帯・熱帯域に分布。コバンザメと同様に大型の生物(サメ、エイ、カメ)などにくっ付いて泳ぐ習性がある。でもコバンザメのようにおでこに吸盤は無い(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

サビウツボ

2010年10月29日 | 八丈の魚
ウナギ目/ウツボ科(八丈島・ナズマド・40cm・10m)
和歌山県以南、西部太平洋、サモアに分布。さんご礁息の浅所に生息する。脊椎骨数は123~138。歯は鋭い。眼の虹彩が白いので他のウツボと区別できる。八丈島では普通に見られる。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ニシキフウライウオ

2010年10月29日 | 八丈の魚
トゲウオ目/カミソリウオ科(八丈島・ナズマド・8cm・10m)
房総半島以南・インド・西太平洋域に分布する。水深10~35mの岩礁・サンゴ礁域に生息する。最近まで、フライウオ(=カミソリウオ)の種内異変とされていたが、体やヒレに細長い単一の皮弁があること、斑紋が基本的に縞模様であることなどで別種にされた(1994年
。ダイバーには人気があり、八丈島では珍しい種類。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

アオハナテンジクダイ

2010年07月31日 | 八丈の魚
スズキ目/テンジクダイ科(八丈島・乙千代ヶ浜・5cm・15m)
八丈島・三宅島・四国・琉球列島・フィリピン・東インド諸島に分布。浅海の岩礁域に生息し、岩穴にアオスジテンジクダイなどと少数で群がる。体高は低い。背部と尾柄部は赤桃色で腹部が黄金色。吻端から鰓の後ろまで輝青色。八丈島では高水温時に現れることが多い。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

アオスジテンジクダイ

2010年07月31日 | 八丈の魚
スズキ目/テンジクダイ科(八丈島・乙千代ヶ浜・5cm・15m)
八丈島・三宅島・相模湾以南、インド・太平洋に分布。浅海の岩礁息に生息し、岩穴の周囲に少数で群がる。体は側扁し、体高は高い。全体に鮮やかな橙黄色で、尾柄後端に黒色の幅の広い横帯がある。体側に点列状模様があるのが特徴。以前は八丈島ではよく見かけたが最近は数が少なくなった。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

マダイ

2010年07月09日 | 八丈の魚
スズキ目/タイ科(八丈島・局長浜・30cm・10m)
北海道以南の日本周辺海域、尖閣諸島、朝鮮半島南部、黄海、東シナ海、南シナ海に分布。奄美諸島、沖縄諸島にはいない。姿、色、味ともに優れ、昔から海魚の王として珍重されてきた。祝い事によく目にする。八丈島ではもともとはいなかったが、2010年の春に養殖、放流したため、しばらく見ることが出来た。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

モヨウフグ成魚

2010年07月04日 | 八丈の魚
フグ目/フグ科(八丈島・八重根・50cm・10m)
房総半島以南、インド・西太平洋の熱帯域に分布。水深50m以浅の沿岸に生息。鼻腔にある皮弁は2つに分かれる。体は白く、多数の小黒色点がある。成長によって色彩は著しく変化し幼魚は体の色がオレンジ色になる。通常サンゴ礁域に生息するが、水温の高い時期は八丈島でも時々見られる。サンゴ、海綿、ウニ類、かに類、貝類、海草などを食べる。単独で行動し群れない。内臓は有毒。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

サザナミウシノシタ

2010年06月22日 | 八丈の魚
カレイ目/ササウシノシタ科(八丈島・底土・15cm・4m)
トカラ列島、奄美大島、西表島、インド・太平洋に分布。タイドプールに生息する。体は低くて、長楕円形。口はゆるく曲がって前に開く。胸鰭がある。背ビレ、尻ヒレを波打てせるようにして泳ぐ。日中は砂の中に潜み、夜、活動する。危険を察知すると砂の中に一瞬にして消える。眼の間からに水管があり、そこから海水を吸い込み呼吸をしているようだ。八丈島ではとっても珍しい種類。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

クラゲウオ

2010年06月21日 | 八丈の魚
スズキ目/エボシダイ科(八丈島・乙千代ヶ浜・10cm・5m)
三浦半島小網代・島根県以南、東シナ海、西部太平洋、インド洋、大西洋の熱帯域に分布。表層~底生性。幼魚、若魚ともに卵円形で体高が高い。吻は著しく短い。写真は若魚期と思われ、幼魚の時からクラゲの触手の間を泳ぐとされているが、生活史や底生性とされる成魚期はよく知られていない。写真のクラゲはアカクラゲで触手に強い毒を持っている。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)