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八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

ダイダイウミウシ

2009年04月20日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/クロシタナシウミウシ科(八丈島・乙千代ヶ浜・2cm・5m)
インド・西太平洋に広く分布する。日本においては東北以南でやや普通に見られる。体はやや堅い。体地色は半透明な橙黄色で、背面には体地色より濃い橙黄色の斑紋が散布している。また背面には白色の網目模様があるが、時に網目模様は痕跡的になり、稀に白色にすらならない個体もある
触角も鰓も橙黄色。2009年の冷水塊の時には大繁殖していた。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

マダライロウミウシ

2009年02月13日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜科/イロウミウシ科(八丈島・神湊・5m・5cm)
西太平洋熱帯域に分布。サンゴ礁や岩礁域の浅所でやや稀に見られる。背面は薄茶色で暗紫色の小斑紋がまばらにある。この斑紋の周囲は白色に帯びる。背面周縁は紫色の細線で縁取られる。触角は赤紫色から褐色で前後に白色の縦線が入る。鰓は白色で褐色の縁取りがある。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

ニシキツバメガイ

2009年02月09日 | 八丈のウミウシ
頭楯目/カノコキセワタ科(八丈島・藍ヶ江・2cm・5m)
インド・西太平洋及び太平洋う熱帯域に分布。岩礁域から砂地まで季節や環境を問わず普通に見られる。体地色は緑褐色からほぼ黒色。色彩変異が多いが、頭部からT字に入る青いラインと側足縁の青いライン、及び2本の伸長する外套楯後端に入る青いラインはほぼ共通。外套楯の後端は2裂し、両方とも細長く伸びる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

コールマンウミウシ

2009年01月16日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜科/イロウミウシ科(八丈島・八重根・2cm・10m)
西太平洋熱帯域に分布。背面には黒色の縦線が3~5本入り、最も外側の縦線は触角の前方と鰓の後方で接近するが接しない。外套膜ははっきりと白線で縁取られ、その内側は黄色帯がある。触角と鰓は橙色から黄色。近似種の中では最も普通に見られる。八丈島でもコイボウミウシと並びよく見られる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

スミゾメミノウミウシ

2009年01月06日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ミノウミウシ亜科/オオミノウミウシ科(八丈島・大笠根・3cm・10m)
本科の中では細長い体形と短い背側突起が特徴的な種。体は褐色から黒紫色、黒色など。背面に正中線上に白色線を持つ個体はセスジスミゾメミノウミウシとされるが、これらの種間に解剖上の差異はない。背面に白線のあるものはインド・西太平洋に広く分布するが、白線のないものは現時点では日本海でのみ見られる。背側突起は脱落しにくい。背側突起の色は体地色とほぼ同じで先端は白色。触角は平滑で白色から黒色。ヤギモドキウミヒドラなどに着生する。やや普通種。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

キイロウミウシ

2008年12月28日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜科/イロウミウシ科(八丈島・ナズマド・4cm・10m)
インド・西太平洋に分布。外套膜の縁は黒色で縁取られ細かく波を打つ。春から夏にかけて岩礁域の浅所で普通に見られる。海綿をを食べることが知られている。(ラトルズ「本州のウミウシ)参考」

ヒオドシユビウミウシ

2008年12月22日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/スギノハウミウシ亜科/ユビウミウシ科(八丈島・乙千代ヶ浜・3cm・10m)
乳白色や橙色の大小斑紋がモザイク状に体を覆う。背面突起は6対ある。体を左右にくねらせて泳ぐ習性がる。八丈島では岩礁の絶壁にいることが多い。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

モロックニシキウミウシ

2008年12月15日 | 八丈のウミウシ
ドーリス亜科/イロウミウシ科(八丈島・藍ヶ江・10cm・15m)
体色は黄褐色、赤褐色など変異に富む。外套は鰓の両側とその前方で左右2対、計4ヶ所で張り出し、その先端がこぶ状の突起となる。頭部前縁や尾部にもこぶ状突起が並ぶ。岩礁域の転石の下に稀に見られる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

キカモヨウウミウシ

2008年12月08日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜科/イロウミウシ科(八丈島・神湊・3cm・4m)
インド・西太平洋熱帯域に分布。背面は淡褐色から紫色を帯びた白色で、暗色線が背面に幾何学模様を描く。この斑紋はコイボウミウシの色彩型の一つに似る。触角と鰓は緑から黄褐色。外套前ふちは白色で、やや広がり、細い紫色線で縁取られる。移動時にはこの外套前縁を上下に打ち振るう。季節や環境を問わず、普通に見られる。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

シモフリカメサンウミウシ

2008年07月18日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/イボウミウシ科(八丈島・メットウ浅根・3cm・20m)
名前が「霜降り、亀さん、ウミウシ」とはなんともユニークなこと。真上から見ると両足を広げたカメに見え、白い突起が霜降りに見える事から名づけられた。確かにそう見えるのだが、カメに「さん」付けとは…。八丈島では水深20m前後の岩礁域で見る事が出来ます。見つけたときはその模様を確認してみてください。