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八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

ミヤコウミウシ

2009年06月21日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜科/クロシタナシウミウシ科(八丈島・八重根・10cm・10m)
インド・西太平洋熱帯域、温帯域に分布。背面は黄灰色や黄褐色をした多くの突起で覆われている。まあ暗紫色の菱形紋があり、青白色の眼紋もある。触角は黄褐色で先端は白い。鰓は白色を帯びた半透明で褐色で縁取られる。非常に広範囲に生息する普通種。ガレ場転石間などで見られる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

シフォプテロン・クアドリスピノーサム

2009年06月16日 | 八丈のウミウシ
頭楯目/キセワタ上科/ウミコチョウ科(八丈島・底土・3mm・10m)
中部太平洋、オーストラリア、ニューカレドニア、沖縄、八丈島に分布。体地色は明るい黄色で、内臓嚢は乳白色。頭楯後端と内臓嚢の後部の突起から横にかけて、赤色の色帯がある。和名がまだ付いていないので覚えにくい。八丈島では初夏に見られることが多い。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

キイロウミコチョウ

2009年06月16日 | 八丈のウミウシ
頭楯目/キセワタ上科/ウミコチョウ科(八丈島・底土・3mm・10m)
日本、グアム、ハワイに分布。岩礁域で見られることが多い。体地色は鮮やかな黄色。内臓嚢後部の突起は小さく、黒褐色。頭楯にある水管様突起の先端も黒褐色。オレンジウミコチョウに似るが、本種は側脚縁が黒褐色などで縁取られない。ムラサキウミコチョウほどではないが本種もよく泳ぐ。八丈島では初夏によく見られ、2009年には大量だった。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

ガーベラミノウミウシ

2009年06月01日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ミノウミウシ亜科/アオミノウミウシ科(八丈島・底土・3cm・10m)
日本に分布。体地色は半透明な白色。内臓は淡いピンク色で、体表面を通して見られる。口触手の先端と、触角は半透明な白色。背側突起は半透明な褐色で消火腺は赤橙色から黄橙色。背側突起の先端は半透明な白色。前脚隅は触手状。口触手と足触角はともに平滑で、口触手は触角よりも厚く長い。腹脚縁は白い線で縁取られる。通常、潮の流れの強い場所に生息してるヒドロ虫のセンナリウミヒドラに着生する。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

ヨコジマキセワタ

2009年05月24日 | 八丈のウミウシ
頭楯目/カノコキセワタ科(八丈島・乙千代ヶ浜・2cm・5m)
相模湾以南、インド・西太平洋熱帯域に分布。体地色は淡色から淡褐色。多数の暗褐色の細線が縞模様を形成する。頭楯の先端や外套楯の後端は藍色。個体によっては白色の斑紋が入ることもある。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

アオウミウシ

2009年05月15日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜科/イロウミウシ科(八丈島・神湊・2cm・5m)
本州・九州・香港に分布。沖縄からの報告がなく不思議な分布域を示す種である。体地色は青色。背面の周縁は黄色く縁取られ、同色の縦線が正中線上の両触角の間から鰓の直前にかけて走っている。この正中線上の黄色の線の両脇と原足には黄色の断続する線(斑紋が)が並ぶ。八丈島では冷水塊などで水温が下がったときによく見られるが、本州では季節を問わず、浅所で普通に見られる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

ツブツブウミウシ

2009年05月10日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス科(八丈島・ナズマド・3cm・10m)
ハワイからタンザニアまで広範囲に分布する。稀種。体は硬く、体地色は黄色から淡褐色、赤褐色、褐色などで、背面には半球状の突起で覆われる。突起は外套膜周縁ほど小さくなる。この突起の基部は白く縁取られることもある。鰓や触角は体地色よりやや濃い色。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

オハグロツバメガイ

2009年04月28日 | 八丈のウミウシ
頭楯目/カノコキセワタ科(八丈島・藍ヶ江・2cm・5m)
西太平洋熱帯域に分布。体地色は普通は黒色。頭部前端に白色帯があり、その両端には橙色斑がある。側足には白い点が散在するが、外套部には橙の斑点がある固体もある。季節や環境を問わず、稀に見られる。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ムカデミノウミウシ

2009年04月21日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ミノウミウシ亜科/アオミオウミウシ科(八丈島・乙千代ヶ浜・5cm・10m)
体は細長く、青色や褐色を帯びた半透明。背側突起の各群は扇形に並び、色は青灰色や淡褐色など色彩に富む。背側突起は脱落しやす。前足隅は触手状。19cmの大きさになるとか。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

イボヤギミノウミウシ

2009年04月21日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ミノウミウシ亜科/オショロミノウミウシ科(八丈島・乙千代ヶ浜・2cm・10m)
伊豆半島以南の日本、ハワイ、北東オーストラリアから報告されている。体色は餌の色に由来する。イボヤギなどの橙赤色のキサンゴ科の種を食した個体は全体に橙赤色になり、ナンヨウキサンゴを食したものは黒緑色になる。イボヤギのポリプに擬態し、旺盛にイボヤギのポリプを食べる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)