バイブル・ファスティング 01 聖書にまさる断食はない

これまで２０回連続で聖書の中に登場する断食について書いてきました。

「J-バイブル」で「断食」を検索して聖書の順番で書いてきましたが、

今回から一息ついて「バイブル・ファスティング」を連載します。

私が断食を最初に実施したのは、1993年2月でした。

生まれて初めての断食でしたが、それが断食祈祷だったのです。

まさに「バイブル・ファスティング」そのものでした。

その原点にもう一度、戻って出直すことが、このようなタイトルである

「バイブル・ファスティング」とした最大の理由です。

思えば断食と出会わなければ、私はそれまで約20年間にわたり保険代理店を経営していましたので、

その仕事を継続していたことでしょう。

しかし、この断食は今日、日本で流行り始めた断食とは全く違います。

最近はファスティングといえばダイエットの代名詞になっていますが、

断食はそのような浅いものではありません。

今はやりのファスティングは聖書の断食、

つまりバイブルファスティングとは比較にならないほど深く、

その奥行きはあまりに大きく、広く、宇宙大といえます。

私はいつもまだ入り口にいると思っています。

そして聖書の断食は預言者イザヤの言葉とイエスの言葉に凝縮されています。

他の宗教、思想が到底、及ばない究極の断食、断食の神髄なのです。


イザヤ書
58:6 わたしの選ぶ断食とはこれではないか。悪による束縛を断ち、軛の結び目をほどいて／

虐げられた人を解放し、軛をことごとく折ること。

58:7 更に、飢えた人にあなたのパンを裂き与え／さまよう貧しい人を家に招き入れ／

裸の人に会えば衣を着せかけ／同胞に助けを惜しまないこと。

58:8 そうすれば、あなたの光は曙のように射し出で／

あなたの傷は速やかにいやされる。

あなたの正義があなたを先導し／主の栄光があなたのしんがりを守る。


マタイによる福音書
9:15 イエスは言われた。

「花婿が一緒にいる間、婚礼の客は悲しむことができるだろうか。

しかし、花婿が奪い取られる時が来る。そのとき、彼らは断食することになる。