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安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

修道院の医学の本質 32 修道院医学の根幹 21 体と魂 15 飽食の戒め  

2024-01-14 04:00:00 | 修道院の断食・医術・ハーブ
昨年、12月25日に書いたのですが、そこで「修道院では

普段のスケジュール通りでクリスマス特別なことはありません」

と紹介しましたが、日本はキリスト教国でないのに

クリスマスにケーキを食べる習慣が戦後、定着したのは、

大手洋菓子メーカの戦略でした。

そしてクリスマスには、ケンタッキーで買った鳥の丸焼きなど

多くのごちそうを食べるのがクリスマスだという習慣が定着し、

クリスマスはサンタを祝う祭りだと思っている、

世界ではまことに非常識な認識で、失笑される有様です。

まさに食べ過ぎ、飲み過ぎクリスマスとなっています。

さて、修道院では、度を超える飲食を厳しく戒めています。

修道士たちは食べ過ぎて体調を壊すことなど

絶対にあってはならないことです。

しかし、日本には食べ過ぎを戒める教えは何もありません。

昨年は有名デパート高島屋のケーキが崩れたままで配達されたニュースが

大きくクローズアップされていました。

その理由は高島屋では2週間かけて冷凍保存して配達するそうですが、

イチゴの入荷が間に合わず、23時間程しか冷凍できず、形が崩れたようです。

しかし、誰がクリスマスケーキにイチゴと決めたのかです。

また驚くことに大手コンビニでは全国の店舗で

クリスマスケーキを約5億円分、廃棄処分したそうです。

このニュースを英国・BBCは次のように報じています。


「日本の人口の約1%以下しかクリスチャンはいないが、

国民の多くはクリスマスを祝う。

ケーキの他、日本ではクリスマス・イブに

KFCのフライドチキンが振る舞われる。」


英国はご存じのように英国国教会(聖公会)が大半のキリスト教国ですから、

BBCの記者は、日本のクリスマスを見て、

ただ呆れて笑うしかなかったのでしょう。

そして修道院だけではなく、その基礎となる聖書は、

飽食を厳しく戒めているのも世界の常識です。

ですから聖書を知らず、宗教的な要素がまったくない

日本の商業ベースのクリスマスケーキは、

世界中から見ても七不思議の一つなのです。

また高島屋の事件を聞いたアメリカに住む日本人のSNSは


・そもそも崩れやすいものを通販で買うというのがありえない.


・ただでさえ物流が逼迫していて2024年問題を議論し、

物流の負荷を減らそうとしているこの時期に、

さらにこのような負荷をかけるのはどうかしている。

欲しければ、お菓子屋さんに取りに行くのが欧米の常識。


・日本の消費者は、お金さえ払えばなんでも

手に入ると思っているふしがあるが、欧米では、

環境や社会のことを考えて消費行動をとっている消費者が多い.


・企業も、消費者におもねる風ではなく、

自分たち企業が消費者を啓発する役割をになっている。

しかし、日本のビジネスは真逆だ。


・初から初夏に食べるイチゴは冬、温室なので高くなるし、

品不足になりやすいのになぜ品薄で

平年比4割高のイチゴを使ってクリスマスケーキを

作らなければならないのだろう。

この時期にイチゴではなく、今あるものを使うのではだめなのか。


・ケーキの中にはさみ込むイチゴはどんな形でもいいが、

上に飾るものは「綺麗」でないと許されず、

イチゴ自体も手に入りづらいのでいつも困っている。


など様々な意見があるのです。

そして大手コンビニはたった一社で先に述べましたように5億円分、

廃棄処分しているようですが、他の食品廃棄分の費用も億単位なのです。

しかもその会社はSDGsを標榜しているようで、

はなはだ無責任ではないでしょうか。

聖書の戒めが国民にも企業にも生かされていないのですから、

まさに日本の常識は海外の非常識なのです。
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