妻の実家へ滞在して光輝く面が旨いメシと海水浴だとすれば暗黒面は停電と虫さされ。
まず停電はその頻度がハンパじゃない。ほぼ毎日、夕方6時、電灯が燈ると同時に起きる。
停電すれば集落は月明かりだけの文字通り暗黒の世界へと閉ざされる。
5~10分で回復するときもあれば2~3時間、朝まで回復しないときもある。
停電と回復が繰り返し起きることも度々ある。そんなときは怖ろしくストレスが溜まる。
毎度、夕方の晩飯時に停電するためメシ炊きやおかずの調理は簡易かまどでする。
そしてキャンドルライトの下、家族は無言でメシを食うので最大の楽しみも半減してしまう。
妻の実家がどうか知らないが、電気メーターを取り付けるとき電気工事業者に幾らのお金を渡すと電気量を表示するメーターがスローで回り、電気代の支払いが極僅かで済むそうだ。jet師範によれば停電が頻繁に起きる原因は、地元の電気会社が電気使用量に対しての電気代回収率が悪いエリアからペナルティーとして送電をストップするそうだ。とすれば集落のほとんどすべての家がスローメーターとなる。おそらくそうだろう。
そのくせ集落の人は停電が起きるとブーブー文句を言う。フィリピン人らしい。
フィリピンにはタンドゥアイつー酒造メーカーがあってそのラム酒T5が安くて旨い、と酒を飲まない弟22が教えてくれた。それじゃーつーことで買って来てもらい試してみたらイケる酒。水割りを飲んで寝た。
寝ている最中に悲劇が起きた。停電で部屋のクーラーがストップして夜中に目覚めたら体中虫さされの被害に遭っていた。酔いも醒め痒いのナンのって。数ヶ所は腫れあがり化膿、治るまで海水浴が出来なかった。
停電と虫さされで光輝く旨いメシと海水浴が奪われ、暫く暗黒の世界で生きるハメになってしまった。
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