愛煙家の多事総論

このブログは愛煙家こと私が、世の中の色々なニュースに対して、自分勝手な評論をする駄ブログでございます。

突然変異体

2007-11-20 23:17:31 | 国際情勢
突然変異体という言葉だけ聞くと、「うおっ!すげえ!」って感じがして、なんとなく「特別」なものに感じるが、実際突然変異体ってのは割と多い。その代表格がインフルエンザウイルスで、こいつは毎年、どこかしらで突然変異体を作り出しては、流行させている。が、インフルエンザはシーズンが決まっているし、ある程度の抗ウイルス剤も作れるのに対し、「風邪」は年がら年中流行るもの。そんな風邪が突然変異体を作り出したという。

風邪の症状、ウイルス変異で10人死亡…米で過去1年半に

 風邪の症状を引き起こすアデノウイルスが変化した変異型のウイルスによって、過去1年半の間に米国で10人が亡くなったことが、米疾病対策センター(CDC)の調査でわかった。

 CDCは、感染拡大の危険性があるとして各州の公衆衛生担当者などに注意を呼びかけた。

 CDCによると、変異型のアデノウイルスは昨年5月、ニューヨーク州で生まれた新生児で初めて見つかった。新生児は脱水症状を起こし、食欲をなくして生後12日で死亡した。

 オレゴン、ワシントン、テキサスの各州でも合わせて少なくとも約140人が感染したことが確認された。

 アデノウイルスに対しては現在、効果的な治療法はなく、安静にするなどの処置が通常行われている。どのような遺伝子変異によって、症状の悪化につながっているかはまだ分かっていないという。




う~ん・・・これって地味に怖いな。
パッと見風邪とほとんど見分けが付かないため、医者も患者も

「じゃあ風邪薬を・・・」

となり、結果手遅れに、ってことがあってもおかしくないわけで。
いつ、なにがきっかけで大規模な感染拡大を起こすかも分からない。

アメリカの病気は、3年後に日本で流行る~なんて話もあるが、日本も何らかの対策を講じたほうがいいだろうなぁ。



駄言ですが、昔ガイア論者のお医者さんに、

「地球を一つの生命体とすれば、人間は各種ウイルスであり、戦争はウイルス同士の駆逐であり、天災は薬剤を投与された状態といえる。人間の内部でもウイルス同士が争い、薬剤を投与され死滅し、それでもなお生き延びようと突然変異を繰り返すのは、人間が戦災や天災に見舞われながらも、それでも文明の進歩を諦めず、生きることを望むのと何ら変わりは無い」

と言っていたことがある。
ウイルスにそこまでの知能があるのか分からんが、結局一個の生命体として、生存本能のままに生きると言うことは、人間と同じなんだなぁ、と思った。

いやまあ、だからどーしたって話なんですが・・・。

人間も、宿主である地球の為に、突然変異でもして宿主に優しいウイルスにならにゃいかん時期にきとるなぁ・・・と。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿