愛煙家の多事総論

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Por que no te callas?

2007-11-22 20:45:23 | 国際情勢
今スペインで面白い商品が流行っているらしい。中南米諸国とスペイン、ポルトガルの首脳が一堂に会する会議の場で、スペイン国王が言い放った「Por que no te callas?」、「黙ったらどうだ?」の言葉をペイントしたTシャツやマグカップ、果ては着メロまで、ものすごい勢いで売れているそうな。ちょっと欲しいかもしれない。

【スペイン】国王の一喝からヒット商品、国際会議で「黙りなさい!」

スペイン国王が「黙りなさい!」――。外交スキャンダルから生まれた思わぬヒット商品について、19日付けBBC電子版などが伝えた。

スペイン、ポルトガルや中南米諸国など22カ国で構成されるイベロアメリカ首脳会議がチリで開かれた際、ベネズエラのチャベス大統領がスペインのアスナール前首相を「ファシスト」と非難。これに対するサパテロ首相の反論を同大統領が何度もさえぎろうとしたため、首相の隣にいたフアン・カルロス1世は激高し、「Por que no te callas?(黙ったらどうだ)」と一喝した。

国王の鶴の一声は本国で大人気となり、このフレーズをあしらったマグカップやTシャツなどが登場。中でも携帯の着メロは約50万人がダウンロードし、およそ150万ユーロ(2億4,200万円)の収益が出たという。

またウェブサイトのドメイン「www.porquenotecallas.com」がオンライン競売サイトのイーベイに出品されており、19日時点で入札価格は1万ユーロ以上に跳ね上がっている。いち早くドメインを登録したフアン・アントニオ・モラレスさん(34)は「ここまで注目されるとは思わなかった」と喜びを表している。



まさか国王も、あの一括が思いもよらない経済効果をもたらすとは思わなかっただろうなぁ。
本とか嘘か分からんが、なんでもこの発言関連の商品は、既に100万ユーロ以上の経済波及効果を生み出しているらしい。しかも現在進行形。

社会ってのは、何がどう流行るか分からんもんだな。

でもまあ、欧米ってのは意外に王族信仰、貴族信仰が強いからなぁ。
結局フランコがスペイン国王を引っ張り出してきたのも、民衆がまだ「王族」を求めていることを知っていたからだし。

それに、やり込められる首相を庇うように「黙れ!」と一喝したその硬骨な姿勢も評判を呼んだようだ。






試しに考えてみた。

金正日に対して、天皇さんが

「いい加減にしろ!」

と怒鳴ったらどうだろう。

・・・

・・・

やべえ、天皇カッコいいかもしれん。



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1 コメント

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君主制廃止論 (グリム伊藤公雄)
2010-04-14 18:05:56
天皇制は廃止すべきだと思います。なぜなら天皇は皇居、皇族は元赤坂に住むことが定められており、職業選択の自由、居住および転居の自由、選挙権などの人権がなく、天皇制は非人道的な制度です。

愛子さんいじめられてますね。チャールズ皇太子も学校でいじめられていて、理由は王様になる人だからというので、はっきり言ってかわいそうです。

去年12月のの中国の習近平国家副主席との会見のように、天皇が政治的に利用されることがあっても、自由に政治参加や政治的発言をすることは許されていません。この会見は天皇の政治利用だと批判が沸き起こっていますが、これが天皇制を廃止すべきだという議論につながればいいなと私は思います。

イギリスの王族がマスコミに怒って悪態をついて、王族としてあるまじき行為だと批判されることがありますが、私はその王族の方が悪いのではなく、王制という制度が悪いのだと思います。
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