心の休憩室 パート2

何度か中断していますが、書きたいことがでてくると復帰しています。

世界青春放浪記

2013-07-24 22:30:44 | 日記

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もっとも、ぼくがロンから教わったいちばん大切なことは、

ジャグリングではなく勉強のしかたである。

まったくできないことに対して、どのように挑戦し、

未知の技術を身につけていくかということだ。

ロンはなにか新しいことを習得しようと思うと、

それをいくつもの小さな部分に分け、その一つ一つを

徹底的に分析する。 それらを個別に練習したのちに

全体に挑戦するのだ。

 

(中略)

 

語学でも数学でもスポーツでも、人の習熟度は、

はじめ急激に進歩して、それから止まってしまう。

あるいは後退するかのように感じられる。

 

たとえば三つのボールを使ったジャグリングなら

一日でできるようになるが、四個となると一カ月

ぐらいが必要だ。さらに、五個に挑戦すると一年間も

練習をつづけなくてはならない。

 

しかし、伸びなやんだ長い時期をすぎると、また急減に

進歩する時期がやってくる。

 

それを何度も繰り返して、ものごとは身についていく。

 

人はよく「結果は努力と正比例して得られる」と思いがちだが、

実際には、ものごとの習得過程はこのような不連続な曲線を

描いている。

 

まったく進歩が感じられないようなときでも、いつかよくなることを

信じて努力をつづけなければならない。成果があらわれなくても

悩むことはない。がんばりつづければ、かならず後から進歩が

やってくるからだ。

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ピーター・フランクルの「世界青春放浪記」の中で見つけた言葉だけど、

こういう言葉に出会うと「勉強を続けていかないといけない」という

気持ちになるよね。

 

セミさんだって、何年間も土の中でがんばりづつけているから、

こうやって脱皮して、飛び立つことができるようになるんだよね。