一杯の水

動物であれ、人間であれ、生命あるものなら誰もが求める「一杯の水」。
この「一杯の水」から物語(人生)は始まります。

チャップリンの「独裁者」(または、「モダンタイムス」)

2005年10月04日 12時41分35秒 | cinema
わが生涯の映画体験第2位は、チャップリンの「独裁者」!

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中学生のとき、田舎の映画館で観た初のチャップリン映画でした。
大いに笑い、大いに感動し、そして心からチャップリンの至芸に感嘆した映画でした。

数年前に、購入したDVDで鑑賞したときも、ワーグナーの「ローエングリン」の音楽にのって語られる「ハンナ聞えるかい」のくだりは、やはり、今なお無類の優しさ、そして美しさでした。そして「独裁者」全編を鑑賞して強く感じたのは、チャップリンの強さでした。
冗長とも取れる演説の場面も、あの時期に、チャップリンがどうしても言わなければなかったものがあったからなのでしょう。


さて、それでもやはり「独裁者」は多少冗長とも感じられる方には、「モダンタイムス」!

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一本の映画の中に、人生の全てがある、と思わせる作品でした。チャップリンの一生懸命さが、鑑賞している自分から言葉を奪っていきました。
語っても語り尽くせるものではない至芸の数々! 
唸る以外になくなってしまいました。



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2 コメント

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モダンタイムス (吟遊詩人)
2005-10-04 17:55:29
私も、『モダンタイムス』は大好きだなぁ。

チャップリン映画の中で、一番好き。

二番目が『キッド』



20世紀の天才をあげろといわれたら、私はチャップリンをあげるかも・・・。

あの人の凄さは、ほんと、言葉にならないですね。
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RE:モダンタイムス (便造)
2005-10-05 13:32:25
『街の灯』もよかったね。

こちらの予想を超越したエンディングにはびっくりした。こういう終わらせ方があるのかと。



確かに、チャップリンの凄さは、真似手がいないよね。一人超越している感じだね。



それから、『シェルタリング・スカイ』の記事をちょっと修正してみたので、暇なときにでものぞいてくださいね。
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