Gatto Panceri

昨日よりちょっぴり喉の痛みが引いて元気になりました。
今話題の「比内地鶏」のキリタンポ鍋セットを実家の親がネットで購入したとかで、食べに行ってきました。親が注文したのはあの偽装騒ぎが発覚する二日前だったそうで、鍋のセットには、わざわざ手書きの手紙が入っていて（コピーでしたけれどね）これは本物の比内地鶏だって書いてありました。
それはそれでちょっと笑っちゃいますけど、それにしても最近の食べ物の偽装騒ぎには嫌気がさします。

さて今日は、オススメのＣＤのカテゴリーに書いてみます。
栄えある（って言うほどものではありませんが）
第一回目の登場はジャジャーン

http://www.gattopanceri.net
Gatto Panceri　ガット・パンチェーリ

です。（すいません有名人なので敬称略）

正直、最初は日本でもアルバムが簡単に購入できるアーティストを取り上げようかと思ったのですが、直接インタビューをさせていただいたことのある数少ない有名人の一人なので、一番最初に取り上げさせて頂く事にしました。インタビューできたきっかけは、2005年東京ドームで行われた「イタリアフェスティバルin東京ドーム」で初来日公演をし、そのイベントへガットを招聘したのが、友人の会社アルマーズ
http://www.almaz.co.jp
だったので、特別に頼み込んでお時間をとってもらうことができたんです（感謝）

現在発売されているアルバムは、

THE BEST OF GATTO PANCERI
PASSAPORTO
7VITE
VIBRAZIONI
CERCASI AMORE
STELLINA
IMPRONTE DIGITALI
SUCCEDE A CHI CI CREDE
GATTO PANCERI

以上、9枚（他にシングル2枚）
個人的には、7VITE（写真）が一番好きですが、もしこのサイトをご覧になって、ガットのＣＤを買ってみようかと思われる方にはベスト盤がオススメです。
ガットはビジュアル的には「気のよさそうなあんちゃん」って感じなのですが、
ステージでの姿は
カックィィィィィィー。
実にクール
惚れちゃいます
まずもって声がステキ。もちろん歌手であれば声の悪い人はいないでしょうが、好きな声の高さとか、太さってあるでしょう？
音域が広くても、やたらとキーキーするような声だと耳障りだし、オペラのベルカントに代表される、ビロードのような深い音になると、ポップスとしての軽快さに欠ける気がする。
楽曲の印象はすごく残るのに、しつこくない。
後味の良い甘さを抑えた上質なカクテルって感じかな。
アーティストを誰かにたとえるのは失礼だし、決して似ているとかではないんですが、例えば、You're Beautiful でお馴染みのジェイムス・ブラントが好きな人は絶対気に入ると思います。
まずは、ＨＰでガットの声を聞いてみて下さい！

《プロフィール及びＣＤ評はLA SPIGAから抜粋》

1962年5月26日生まれ　モンツァ出身。本名、ルイージ・ジョバンニ・マリア・パンチェーリ。サンレモ音楽祭をはじめ数々の音楽フェスティバルでの受賞を重ね、自身の音楽活動を続ける一報で、ミエッタ、ジョルジア、アンドレア・ボチェッリなど有名アーティストへの楽曲を提供している。
2005年1月の『イタリア・フェスティバルin東京ドーム』におけるステージイベントで、日本で初ライブコンサート実現。2006年5月に、自身通算８枚目となるオリジナルアルバムPassaportoを発表。内省的に軌跡を辿る一方で、日常を消耗する退廃した色彩に立ち向かい、ときに躊躇する。そして『原点』と『今』が交錯するとき、より深い味わいとなって魅了する。

アルバム：PASSAPORTO
ラジオ・イタリアのヘビーローテーションに採用されたÈ solo musicaは、聖堂の内壁を覆いつくす冷たい大理石に触れた瞬間のような脆さを感じさせ、エモーショナルな歌声と甘美な旋律が、耳朶の周囲にいつまでもからみつく。
柔軟で、伸びやかな持ち味を生かしたバラードNebbia Trasparenteは、複雑なアレンジが至るところにちりばめられ、アブストラクトな歌詞が、むしろ、分かり過ぎて退いてしまうほどの繊細な哀愁と、得体の知れない高揚感が潜んでいる。豊かな感性に身を委ねたい。