日伊文化交流協会

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妄想ワイン No.18

2015年11月19日 12時59分25秒 | 妄想ワイン
今回はイタリアのつま先、カラブリアのワインです。
唐辛子やタマネギが有名な地域で、香辛料の効いたお料理をよく食べることから、ワインも個性あふれるものが多い気がします。
そんなカラブリアを代表すると言っても過言ではないリブランディ社。
ガンベロロッソの常連で、チロ・ビアンコ、チロ・ロッソはコストパフォーマンスに優れたワインだと思います。
そんな中、土着品種や古代品種の復活にも力を入れているとのことで、今回ご紹介する「マントニコ」もその一つ。

以下、品種とワイン、ワイナリーにつてのちょっとした解説です。
いつも私のブログは長いので、出来るだけ簡潔にしようと何も書きませんでしたが、いつもワイン会の時にレジメを作るので、そこから抜粋します。めんどくさかったら飛ばして下さいね。


カラブリアの古代品種「マントニコ」は、実の糖分が高く、ポリフェノールが豊富(特にタンニンとマルビジンを含む)。酸味があり、長期熟成でしっかりとした骨格を持ったワインになる。
バリックでマロ・ラクティック発酵させ、7~8ヵ月熟成。良く熟したフルーツの芳醇な香りとまろやかで複雑な味わいが印象的。
ワイン名の『エフェーゾ』とは、古代ギリシャ都市「エフェソス」に由来。
リブランディ社の設立は1950年。代々葡萄農家だった、リブランディ家の兄弟がワイナリーを興した。
チロは、古代ギリシャ時代、「エノトリア・テルス(ワインの大地)」と称えられるほど、その土壌や地形がワインの生育に恵まれた土地で、リブランディはその長い伝統を守りながら常に最新の技術を取り入れている。
1998年、醸造博士のドナート・ラナーティ氏を迎え、カラブリアの土着品種や、失われつつある古代品種の復活に力を注ぎ、ワインを通じてカラブリア州が持つ豊かな土地、歴史、文化を伝えている。






【ワイン名】リブランディ エフェーゾ ヴァル ディ ネート ビアンコ 2012
【生産者名】リブランディ
【収穫年】2012年
【タイプ】
【葡萄品種】マントニコ100%
【所在地】カラブリア州 クロトーネ県 チロ・マリーナ
【カテゴリー】ヴァル ディ ネートIGT
【価格】3200円
【飲んだ場所】『第3回 地葡萄ワイン会』(ガッリレオ)
【インポーター】モンテ物産
【評価】82点
【コメント】熟れたフルーツの香りは時に、腐敗臭に近づくこともあるが、これはその限界を狙った感じ。力強く、凝縮感のある味わい。土着品種を見事に表現した面白いワイン。


※ワインの価格について、レストランで飲んだもの、ホームパーティーなどで飲んだもの、セールで購入したものなど、様々ありますが、ここに表示しているのは、ネットなどで調べた1ボトルあたりの平均販売価格ですので、あくまで参考程度にご覧下さい。



≪妄想ワイン≫
行列のできるジェラート屋。果物はもとより、さまざまな食材を使って常に新しいフレーバーを考案。先日、日本人の友達から”Nattou”と言うネバネバした食べ物を紹介され、これもジェラートにできないかと挑戦中。何事にも前向きな性格だが、経営に関しては堅実で、儲ける事より自分の目の届く範囲での商売を心がけている。




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