
Narada Michael Waiden(ナラダ・マイケル・ウォルデン)は音楽シーンにおいて名を刻んでいるTop Producerの一人だと思います。特に女性ボーカルを数多く手がけている印象が強いです。
有名なとこでは、やはりホイットニー・ヒューストン、そしてマライア・キャリーのデビューにも関わった。R&Bの大御所アレサ・フランクリン、シーナ・イーストン。他にもスターシップ、Jam&Lewis系だとリサ・キースのアルバムにも参加してた。まー、手がけてるアーティストはめちゃ多い。
No1シングルは、把握している限りでは、後述するWhitneyとの曲で5曲。アレサ・フランクリンとジョージ・マイケルのデュオ「I Knew You Were Waiting (For Me)」(87)、ロックバンド、スターシップの「愛はとまらない」(87)そしてマライアのデビュー曲「Vision Of Love」(90)にもadditional productionとして参加。手直ししたんでしょうね、この曲を含めると8曲のNo1ヒットを生み出したプロデューサーとなります。
彼は、もとはドラマー。これは意外でした。キラキラしてるシンセの使い方が独特なのでそっち方面かと思っていました。あとドラマーの割には、生のドラム音は使わず、ほとんどエフェクト効かせたり、プログラミング。逆にドラムの事をわかってるからの使い方かもしれませんが。
そして彼のサウンドは、とてもPOP。黒くないんです。もとがフュージョン系というのもあるかもしれません。あと優れたライターでもあります。キャッチャーな曲とその心地よいサウンドが気持ちいい。フュージョンの感じもありますね。自身でもボーカルをとり、多くのソロ・アルバムもだしています。
彼はFav Producerですが、プロデューサー買いするほどではないです。でもたまたま購入した作品に彼が絡んでいる事は多い。今も現役ですが、やはり最優秀プロデューサーを獲得した87年前後の作品が素晴らしいし好み。
特にこの前Fav Albumとして紹介したホイットニーとの相性は抜群。多くのヒット曲をもたらしています。1stから「How Will I Know」。女性アーティストのデビューアルバムとしては最高の売上げを記録し、2ndも注目されますが、大半をナラダが曲を手がけます。そのPOP/DANCE路線の「I Wanna Dance With Somebody」。めちゃくちゃキャッチャーな曲。年間でも4位になります。当時、こんな売れ線の曲が年間4位とは泣けてくるっていってたミュージシャンがいたな~。(ちょっと賛同)
ただ続く「So Emotional」は素晴らしい出来だと思います。このエレクトリック・ファンク的なサウンドはナラダならではの味だし、このサウンドとグルーブを歌いきるWhitneyのボーカルパフォーマンスも素晴らしい。このアルバムからはあと「Where Do Broken Hearts Go」も1位。R&B/Dance系の方向で制作した3rdからもナラダの手がけたバラード「All The Man That I Need」が1位。Whitneyと5曲のNo1ヒットを産んでいます。
Whitneyは世界的なヒットをしますが、白人に媚びすぎていると一部で叩かれます。がその音を作ったのはナラダ。ただポップな音にしたからこそ世界的なディーヴァになれた。R&B色が強すぎると、R&Bアーティストの枠からぬけれなかったかもしれない。ナラダとホイットニーが、それまでのR&BとPOPフィールドの垣根をさらに崩した感じもします。
2nd『Whitney』で好きなのは、Isley Brothersのカバー「For The Love Of You」、トロピカルな夜のイメージが浮かび、夏の夜の定番です。すごい心地いい。このドラムマシーンの使い方とかもナラダならではの手腕。
R&B路線で攻めてきた3rd『I’m Your Baby Tonight』でも安定感を求めてかやはりナラダは起用されます。ただ3rdで好きなのはこれまた超心地いい「Lover For Life」。これも前述した「ラブ・オブ・ユー」路線のヒーリング系。ホイットニーのリラックスしたボーカルもいい。こういう感じが好き。後、興味深い曲は、86年のグラミー、最優秀レコード、スティーブ・ウィンウィッドの「Higher Love」のカバー。オリジナルは生楽器をベースにした音が素晴らしすぎる。これと比較するとナラダアレンジは軽すぎる。この曲ボーナストラックに収録しなくてもよかったのではという気がします。
メガヒットサントラ『BODYGURD』でもチャカ・カーンのヒット曲「I’m Every Woman」のカバーを手がけます。この出来も素晴らしいと思います。夜の都市高速にあうな~。このサントラのメガヒット曲「I Will Always Love You」は聞いてたら説教されてる気分になるんです、おれ。
という風に、ナラダとホイットニーとの相性は抜群です。87年に、グラミーとビルボード誌で最優秀プロデューサーを獲得します。『BAD』のクインシー&マイケル、『ヨシュア・トゥリー』(U2)を手がけたダニエル・ラノワ&ブライアン・イーノを抑えての受賞ですからすごい。この時はアルバム『Whitney』とスターシップの「Nothing’s Gonna Stop Us Now」やジョージ&アレサのヒットが大きかったでしょうね。個人的には『ビバリーヒルズコップⅡ』に収録されたポインター・シスターズの「Be There」も素晴らしい。
86年にナラダが全編手がけた男性アーティストにジャーメイン・スチュワートという人がいるのですが、このアーティストの『Frantic Romantic』がおれの中ではナラダ作品のベストです。
次回、また。でも廃盤でかなりレアなんですよね。そんなアルバム紹介されても聞けなきゃフラストたまりますよね。でも紹介します。うわぁアマゾンにあった。↓
ナラダの本名は、マイケル・ウォルデンなのですが、ナラダって何?ってずっと気になってたのですが、この方インド哲学に傾倒しているそうで、哲学的、宗教的な意味をもつ有難い言葉のようです。
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有名なとこでは、やはりホイットニー・ヒューストン、そしてマライア・キャリーのデビューにも関わった。R&Bの大御所アレサ・フランクリン、シーナ・イーストン。他にもスターシップ、Jam&Lewis系だとリサ・キースのアルバムにも参加してた。まー、手がけてるアーティストはめちゃ多い。
No1シングルは、把握している限りでは、後述するWhitneyとの曲で5曲。アレサ・フランクリンとジョージ・マイケルのデュオ「I Knew You Were Waiting (For Me)」(87)、ロックバンド、スターシップの「愛はとまらない」(87)そしてマライアのデビュー曲「Vision Of Love」(90)にもadditional productionとして参加。手直ししたんでしょうね、この曲を含めると8曲のNo1ヒットを生み出したプロデューサーとなります。
彼は、もとはドラマー。これは意外でした。キラキラしてるシンセの使い方が独特なのでそっち方面かと思っていました。あとドラマーの割には、生のドラム音は使わず、ほとんどエフェクト効かせたり、プログラミング。逆にドラムの事をわかってるからの使い方かもしれませんが。
そして彼のサウンドは、とてもPOP。黒くないんです。もとがフュージョン系というのもあるかもしれません。あと優れたライターでもあります。キャッチャーな曲とその心地よいサウンドが気持ちいい。フュージョンの感じもありますね。自身でもボーカルをとり、多くのソロ・アルバムもだしています。
彼はFav Producerですが、プロデューサー買いするほどではないです。でもたまたま購入した作品に彼が絡んでいる事は多い。今も現役ですが、やはり最優秀プロデューサーを獲得した87年前後の作品が素晴らしいし好み。
特にこの前Fav Albumとして紹介したホイットニーとの相性は抜群。多くのヒット曲をもたらしています。1stから「How Will I Know」。女性アーティストのデビューアルバムとしては最高の売上げを記録し、2ndも注目されますが、大半をナラダが曲を手がけます。そのPOP/DANCE路線の「I Wanna Dance With Somebody」。めちゃくちゃキャッチャーな曲。年間でも4位になります。当時、こんな売れ線の曲が年間4位とは泣けてくるっていってたミュージシャンがいたな~。(ちょっと賛同)
ただ続く「So Emotional」は素晴らしい出来だと思います。このエレクトリック・ファンク的なサウンドはナラダならではの味だし、このサウンドとグルーブを歌いきるWhitneyのボーカルパフォーマンスも素晴らしい。このアルバムからはあと「Where Do Broken Hearts Go」も1位。R&B/Dance系の方向で制作した3rdからもナラダの手がけたバラード「All The Man That I Need」が1位。Whitneyと5曲のNo1ヒットを産んでいます。
Whitneyは世界的なヒットをしますが、白人に媚びすぎていると一部で叩かれます。がその音を作ったのはナラダ。ただポップな音にしたからこそ世界的なディーヴァになれた。R&B色が強すぎると、R&Bアーティストの枠からぬけれなかったかもしれない。ナラダとホイットニーが、それまでのR&BとPOPフィールドの垣根をさらに崩した感じもします。
2nd『Whitney』で好きなのは、Isley Brothersのカバー「For The Love Of You」、トロピカルな夜のイメージが浮かび、夏の夜の定番です。すごい心地いい。このドラムマシーンの使い方とかもナラダならではの手腕。
R&B路線で攻めてきた3rd『I’m Your Baby Tonight』でも安定感を求めてかやはりナラダは起用されます。ただ3rdで好きなのはこれまた超心地いい「Lover For Life」。これも前述した「ラブ・オブ・ユー」路線のヒーリング系。ホイットニーのリラックスしたボーカルもいい。こういう感じが好き。後、興味深い曲は、86年のグラミー、最優秀レコード、スティーブ・ウィンウィッドの「Higher Love」のカバー。オリジナルは生楽器をベースにした音が素晴らしすぎる。これと比較するとナラダアレンジは軽すぎる。この曲ボーナストラックに収録しなくてもよかったのではという気がします。
メガヒットサントラ『BODYGURD』でもチャカ・カーンのヒット曲「I’m Every Woman」のカバーを手がけます。この出来も素晴らしいと思います。夜の都市高速にあうな~。このサントラのメガヒット曲「I Will Always Love You」は聞いてたら説教されてる気分になるんです、おれ。
という風に、ナラダとホイットニーとの相性は抜群です。87年に、グラミーとビルボード誌で最優秀プロデューサーを獲得します。『BAD』のクインシー&マイケル、『ヨシュア・トゥリー』(U2)を手がけたダニエル・ラノワ&ブライアン・イーノを抑えての受賞ですからすごい。この時はアルバム『Whitney』とスターシップの「Nothing’s Gonna Stop Us Now」やジョージ&アレサのヒットが大きかったでしょうね。個人的には『ビバリーヒルズコップⅡ』に収録されたポインター・シスターズの「Be There」も素晴らしい。
86年にナラダが全編手がけた男性アーティストにジャーメイン・スチュワートという人がいるのですが、このアーティストの『Frantic Romantic』がおれの中ではナラダ作品のベストです。
次回、また。でも廃盤でかなりレアなんですよね。そんなアルバム紹介されても聞けなきゃフラストたまりますよね。でも紹介します。うわぁアマゾンにあった。↓
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ナラダの本名は、マイケル・ウォルデンなのですが、ナラダって何?ってずっと気になってたのですが、この方インド哲学に傾倒しているそうで、哲学的、宗教的な意味をもつ有難い言葉のようです。
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