ワカティプ湖（クイーンズタウン in ニュージーランド）

　先日のニュージーランド（NZ）の湖の続きです。雑誌の絶景を見て「行きたい！」と思って行ったのではなく、たまたま行ってたというのがすごいですよね。そして帰国してからもその場所に行った事がしばらくわかっていなかったという・・・



あの映画を見るまでNZはまったく興味のない国でした。この国から連想するものといえば、羊とラグビーのオールブラックス。でこの国に興味をもったきっかけは、世界的大ヒットを記録し、アカデミー賞もとった「ロード・オブ・ザ・リング」（ROTR）です。NZは監督のピーター・ジャクソンの母国でもあります。「ROTR」の原作はJ.R.R.トールキンでファンタジー作品の元祖と言われています。1954年に刊行されたというのもすごい。その後の多くの本、映画、ゲームなど影響を与えたといわれています。そのスケールの大きさで映像化をするのは不可能といわれていた作品。技術の進歩が作品の映像化を可能にしたのでしょうが、一つの壮大な作品としてジャクソン監督が見事に作り上げます。総制作費340億円、撮影期間15ヶ月、その壮大な作品のロケ地となったのがニュージーランドで、26,000人のエキストラが参加したそうです。
　ほんと素晴らしい作品だと思います。このスケール感にひけをとらない映像の迫力、脚本、構成。アカデミー賞11部門制覇も納得です。　
　NZはオーストラリアの右斜め下の方にあり、面積は日本に近い。大きく北島と南島に別れていて、最大の都市オークランドは百万都市で、近年、世界の中でもたいへん注目を浴びている海と自然と都市の調和が素晴らしい都市です。南島が、起伏に富んだ豊かな自然が拡がっておりこちらが映画のロケの中心地となりました。
　でなんでNZに行ったかというと、指輪を交換する旅だったのです。（あの映画は指輪を捨てに行くお話でしたが。）でNZの中でもいろいろ場所はあったのですが、自然豊かな南島のクイーンズタウンにすぐに心は決まりました。実際は、オークランドやクライストチャーチが人気みたいで、どちらかといえばクイーンズタウンはマイナー。周囲の山々に囲まれ湖畔に面したその地は「女王が住むにふさわしい」というのでその名がついたそうですが、この地を選んでとてもよかったと思っています。そしてそのよう場所にいけて幸福だとも思いました。