桜が舞う季節にFitする楽曲(ちょっと遅いかっ)。ライターは小室哲哉氏。そしてSOUNDを手がけたのがSOUL'd OUTのTrackmaster:Shinnosukeです。エキサイティングな出会いです。
基本、洋楽好き、Producer聞きのスタンスがあるおれですが、日本の音楽シーンにおいては、Producerというのはまだまだ裏方的な存在だった中、Producerというものを強烈に印象づけたのは小室哲哉氏だったと思う。R&BにおいてはけっこうProducer聞きっていうスタンスはあるのだけど、日本に置いてはやはりアーティストが前面に出るのが普通。そんな日本の音楽シーンでもTK SOUNDと言われたように、アーティストより小室SOUNDをリスナーは追い求めたとこがあった。あのダウンタウンの浜ちゃんにもミリオンヒットをもたらすんだもん。それほど小室氏の生みだす曲は外れがなかった。この感覚は、それまでの日本の音楽シーンではなかったものではないでしょうか。
90年代のTK氏のProduce作品が売れまくった事は私が今さら言う事でもない事ですが、洋楽R&B好きのおれでも、日常でTK SOUNDはあちこちで耳にした。
今でも思い出すのが、社会人なりたての頃、1ルームの部屋で一人暮らしをしてた時、週末は休みで、土曜日の朝なんかクタクタで爆睡したいのに、いつも隣のOLらしき女性が朝っぱらから「Departure」をステレオで全開で聞いてて、その音で起こされるという日々が忘れれない。しまいにはさすがに壁パンチしたけど(笑)。
そんな洋楽好きのオイどんも、globeの「Love Again」「Joy To The Love」はすごく気に入って、CDシングル買いました。(そういえば最近8cmのCDSもなくなりましたね~)こないだ、中古でglobeの売れまくった2枚組Bestが500円で売られていましたが、とてもそんな価格の作品ではない。
TK氏もシンセを中心としたSOUND型のProducerの印象があるかもしれませんが、実はめちゃくちゃキャッチーないい曲を書かれるんですよね。そしてあの抜群のシンセアレンジとビートがのる。globeのサウンドは、邦楽だったけど、単に邦楽というジャンルで収まる感じもないし、Japanese POPっていう感じでもない。この3人のユニットのスタイルは間違いなく日本の音楽シーンに刻まれていると思う。洋楽とは違うけど、TK SOUNDによって日本のリスナーの感性も磨かれた気がする。
そんな小室氏が、例の著作権絡みの5億円詐欺事件を起こしたのは、日本中が驚いたと思います。なんだか小室氏自身がバブルの象徴みたいな印象もある。ほんと、当時は無敵のイケイケだったんだと思う。とてつもないお金が動き、紙屑のようにお金が舞っていた状況が目に浮かぶ(だって一時期の年収が96億円でっせ)。
そして小室氏も、細かい事を気にしない、そしてお坊ちゃま気質のちょっとおナルないい人だったんだと思う(TVや雑誌の印象だけで語っておりますが…)。そういう感じで、彼にたかった人もいたろうし、小室氏の人の好さにつけこんだ悪い人もいっぱいいたんだと思う。
音楽的な才能はすごいけど、ビジネス的な感覚はうすい人だったのかも。
いい人じゃビジネスは成功しないと思う。身近に適切なアドバイザーもいなかったのですかね。聞く耳をもたなきゃしゃーないけど。
なんか詐欺まがいの桁違いの投資話に失敗し、追い込まれ、自身の宝物のような楽曲にまで手をつけざるをえない状況になった。厳しい言い方ですが、この事実は我々は忘れてはいけない。小室哲哉氏は自身の才能と努力で富を築き、その才能に溺れて転落してしまった気がする。
しかし、その小室氏を救うべく多くの人が手を差し伸べた。エイベックスも小室氏なくしてここまでの成長がなかったのは事実でしょうが、松浦社長が自腹で何億もの金を負担したというのも単なるビジネス的なものだけではないと思う。
その小室氏も、2012年本格的な活動を開始する感じです。TMNの活動や自身のRemix集や、アンビエント系作品の発表など、かなりのプロジェクトが開始されている。
さて前置きが長くなりましたが、その小室哲哉也氏の曲をSOUL'd OUTのトラックマスター:Shinnosukeが手がけます。編曲というクレジットですが、ほぼTrackはShinが作っていると思います。
彼はJam&LewisやTeddy、Nile、Princeなど洋モノアーティストをFavとしてあげていますが、Japanese ArtistとしてTM NETWORKもあげていて、そのSOUNDの核の小室氏への特別な思い入れも語っている。
Shinnosukeの多彩なTrackの魅力はSOUL'd OUTで満喫できますが、今回TK氏の曲を、オマージュもまじえ見事に仕上げています。
普通に聞いたらSOUNDも小室氏が手がけたといってもわからない気も。絶頂期の小室SOUNDがそこに垣間見える。
さらにやはりShinnosukeの敬愛するJam&Lewisを絡めると、個人的にはBoy2MenのNo1ソング「4 Season Of Lonliness」の透明感も感じます。そしてR&B/HipHopのSOUL'd OUTとは全然違うユーロなBeatが展開する。
そして、ここにきてライターとしての小室氏の魅力が全開。90年代は、もう次から次へと曲が湧いて出てきたそうですが、ある時期からぷっつり曲が湧いてこなくなったというインタビューを見た事があります。そういうアーティスティックな感覚は、素人にはわかりませんが、このメロディーは全盛期の小室氏を思い起こさせます。(といっても小室SOUNDを知り尽くしているわけではないのですが・・・)
リリックは、Sweet Liciousの女子2人が中心になって書きます。彼女らも小室氏はまさに神的な存在のようです。いわゆる卒業ソングですかね。
“遠く離れても変わらない思い”や“いつかまたここで会おう”という切ないリリックです。おっさんには忘れてしまった感覚どす。
2人のちょっとCoolなVocalもセンチなメロディーラインにピッタリ。部分エフェクトかけてるボーカルもとてもいい感じ。
レーベルメイトのCLIF EDGEのSHINのラップが終盤入ります。いい感じですが、ないのもありかなと。小室氏はどういう評価なんだろう。
小室哲哉氏復活なるか、今53歳なんですね。アーティストも年齢による感性の衰えは仕方のないところ。20代のパッションを40代、50代になっても表現できる人はすごい。でもアーティスティックな人って年齢にとらわれないような気がします。ある意味、非常識的な感覚は必要。小室氏も「自分には音楽しかない。そして音楽でしか恩返しもできない」という事も述べていました。小室哲哉氏はすごい才能の持ち主なのは間違いない。天国と地獄の両方を見た人がこれからどういう活動をするのか注目したい。音楽業界に勢いがない今、53歳の小室哲哉がインパクトを与える事ができるのか。
そしてTK SOUNDも吸収している天才トラックマスターShinnosukeのSOUNDの幅の広さをまたまた感じてしまったこの曲。SOUL'd OUTの久々の新曲もドロップアウト間近です。
2人の天才Createrが出会ったこの曲はおすすめです!ItunesでもDLできます。
☆SOUL'd OUTはHip HopであってHip Hopではない。なんかジャンルを超越してるな。この新曲好き。
基本、洋楽好き、Producer聞きのスタンスがあるおれですが、日本の音楽シーンにおいては、Producerというのはまだまだ裏方的な存在だった中、Producerというものを強烈に印象づけたのは小室哲哉氏だったと思う。R&BにおいてはけっこうProducer聞きっていうスタンスはあるのだけど、日本に置いてはやはりアーティストが前面に出るのが普通。そんな日本の音楽シーンでもTK SOUNDと言われたように、アーティストより小室SOUNDをリスナーは追い求めたとこがあった。あのダウンタウンの浜ちゃんにもミリオンヒットをもたらすんだもん。それほど小室氏の生みだす曲は外れがなかった。この感覚は、それまでの日本の音楽シーンではなかったものではないでしょうか。
90年代のTK氏のProduce作品が売れまくった事は私が今さら言う事でもない事ですが、洋楽R&B好きのおれでも、日常でTK SOUNDはあちこちで耳にした。
今でも思い出すのが、社会人なりたての頃、1ルームの部屋で一人暮らしをしてた時、週末は休みで、土曜日の朝なんかクタクタで爆睡したいのに、いつも隣のOLらしき女性が朝っぱらから「Departure」をステレオで全開で聞いてて、その音で起こされるという日々が忘れれない。しまいにはさすがに壁パンチしたけど(笑)。
そんな洋楽好きのオイどんも、globeの「Love Again」「Joy To The Love」はすごく気に入って、CDシングル買いました。(そういえば最近8cmのCDSもなくなりましたね~)こないだ、中古でglobeの売れまくった2枚組Bestが500円で売られていましたが、とてもそんな価格の作品ではない。
TK氏もシンセを中心としたSOUND型のProducerの印象があるかもしれませんが、実はめちゃくちゃキャッチーないい曲を書かれるんですよね。そしてあの抜群のシンセアレンジとビートがのる。globeのサウンドは、邦楽だったけど、単に邦楽というジャンルで収まる感じもないし、Japanese POPっていう感じでもない。この3人のユニットのスタイルは間違いなく日本の音楽シーンに刻まれていると思う。洋楽とは違うけど、TK SOUNDによって日本のリスナーの感性も磨かれた気がする。
そんな小室氏が、例の著作権絡みの5億円詐欺事件を起こしたのは、日本中が驚いたと思います。なんだか小室氏自身がバブルの象徴みたいな印象もある。ほんと、当時は無敵のイケイケだったんだと思う。とてつもないお金が動き、紙屑のようにお金が舞っていた状況が目に浮かぶ(だって一時期の年収が96億円でっせ)。
そして小室氏も、細かい事を気にしない、そしてお坊ちゃま気質のちょっとおナルないい人だったんだと思う(TVや雑誌の印象だけで語っておりますが…)。そういう感じで、彼にたかった人もいたろうし、小室氏の人の好さにつけこんだ悪い人もいっぱいいたんだと思う。
音楽的な才能はすごいけど、ビジネス的な感覚はうすい人だったのかも。
いい人じゃビジネスは成功しないと思う。身近に適切なアドバイザーもいなかったのですかね。聞く耳をもたなきゃしゃーないけど。
なんか詐欺まがいの桁違いの投資話に失敗し、追い込まれ、自身の宝物のような楽曲にまで手をつけざるをえない状況になった。厳しい言い方ですが、この事実は我々は忘れてはいけない。小室哲哉氏は自身の才能と努力で富を築き、その才能に溺れて転落してしまった気がする。
しかし、その小室氏を救うべく多くの人が手を差し伸べた。エイベックスも小室氏なくしてここまでの成長がなかったのは事実でしょうが、松浦社長が自腹で何億もの金を負担したというのも単なるビジネス的なものだけではないと思う。
その小室氏も、2012年本格的な活動を開始する感じです。TMNの活動や自身のRemix集や、アンビエント系作品の発表など、かなりのプロジェクトが開始されている。
さて前置きが長くなりましたが、その小室哲哉也氏の曲をSOUL'd OUTのトラックマスター:Shinnosukeが手がけます。編曲というクレジットですが、ほぼTrackはShinが作っていると思います。
彼はJam&LewisやTeddy、Nile、Princeなど洋モノアーティストをFavとしてあげていますが、Japanese ArtistとしてTM NETWORKもあげていて、そのSOUNDの核の小室氏への特別な思い入れも語っている。
Shinnosukeの多彩なTrackの魅力はSOUL'd OUTで満喫できますが、今回TK氏の曲を、オマージュもまじえ見事に仕上げています。
普通に聞いたらSOUNDも小室氏が手がけたといってもわからない気も。絶頂期の小室SOUNDがそこに垣間見える。
さらにやはりShinnosukeの敬愛するJam&Lewisを絡めると、個人的にはBoy2MenのNo1ソング「4 Season Of Lonliness」の透明感も感じます。そしてR&B/HipHopのSOUL'd OUTとは全然違うユーロなBeatが展開する。
そして、ここにきてライターとしての小室氏の魅力が全開。90年代は、もう次から次へと曲が湧いて出てきたそうですが、ある時期からぷっつり曲が湧いてこなくなったというインタビューを見た事があります。そういうアーティスティックな感覚は、素人にはわかりませんが、このメロディーは全盛期の小室氏を思い起こさせます。(といっても小室SOUNDを知り尽くしているわけではないのですが・・・)
リリックは、Sweet Liciousの女子2人が中心になって書きます。彼女らも小室氏はまさに神的な存在のようです。いわゆる卒業ソングですかね。
“遠く離れても変わらない思い”や“いつかまたここで会おう”という切ないリリックです。おっさんには忘れてしまった感覚どす。
2人のちょっとCoolなVocalもセンチなメロディーラインにピッタリ。部分エフェクトかけてるボーカルもとてもいい感じ。
レーベルメイトのCLIF EDGEのSHINのラップが終盤入ります。いい感じですが、ないのもありかなと。小室氏はどういう評価なんだろう。
小室哲哉氏復活なるか、今53歳なんですね。アーティストも年齢による感性の衰えは仕方のないところ。20代のパッションを40代、50代になっても表現できる人はすごい。でもアーティスティックな人って年齢にとらわれないような気がします。ある意味、非常識的な感覚は必要。小室氏も「自分には音楽しかない。そして音楽でしか恩返しもできない」という事も述べていました。小室哲哉氏はすごい才能の持ち主なのは間違いない。天国と地獄の両方を見た人がこれからどういう活動をするのか注目したい。音楽業界に勢いがない今、53歳の小室哲哉がインパクトを与える事ができるのか。
そしてTK SOUNDも吸収している天才トラックマスターShinnosukeのSOUNDの幅の広さをまたまた感じてしまったこの曲。SOUL'd OUTの久々の新曲もドロップアウト間近です。
2人の天才Createrが出会ったこの曲はおすすめです!ItunesでもDLできます。
Girlicious(通常盤) | |
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キングレコード |
☆SOUL'd OUTはHip HopであってHip Hopではない。なんかジャンルを超越してるな。この新曲好き。
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