
1 はじまり
年々、周囲の人も雪山から遠ざかるし、なんだかテンションがおち気味のスノーボード熱ですが、やっぱ滑りに行くと楽しい。あの雪山の世界の非日常感は、そこでしか味わえない。そんな私のスノーボードデビューは30過ぎてからでした。
学生の頃、、周囲ではSKIがはやっていました。誘われていましたが、「あんな寒いとこいって何が楽しんだか」というクールなおれでした。ぎゃくに「スキー、スキー」を連発する奴らがうっとうしくもありました。社会人になって北陸にいた頃も、職場のみなさんでよくSKIにいっていましたが、またまた拒むおれでした。大好きなドライブにもいけず冬は引きこもり状態でしたね。雪国の冬はつらかった。いつも春を待ち望んでいました。
そんな冬嫌いな私に転機が訪れました。地元にもどりますが、何もないので暇。しかし、環境には恵まれていることに気づくのでした。「何か新しいこともはじめたいな」というのもあって。SKI場も、車で1時間以内のとこにたくさんあるし、教えてくれる人もたくさんいて、やってみっかって感じでスノーボードをはじめたのでした。
2 へたれ時代
いちよ運動神経は悪いほうではないとは思っていて、ちょっと練習すればいけるだろって思っていましたが、最悪でした。やり始めの頃、私のコーチは女性でした(それも2人)。普通、男が女性にかっこよく教える構図じゃないですか。逆でした・・・
最初の頃は、はまるかわからなかったので、道具はレンタルでした。そしてウェアーはなんと、安売りで上が2,000円、下が1,000円でそろえたのでした。最初はひどかったです。雪の上をすべる感覚なんて小学生のミニスキーの記憶しかなくほぼ初心者状態。リフトで上へあがるなんてとんでもなく、ちょこっと上へいっては、板を横に滑らしてエッジの感覚をつかむ練習をするのですが、この上り下りではやくもヘロヘロ。
それでも優しく教えてもらっていたのですが、のみこみの悪さにコーチもいらだつし・・・「じゃ練習しといて!」で1人になり、いわれたことをやっていましたが、バテバテで、しばらくしてロッジにもどって休憩してました。そろそろもどるかでもどると、練習をさぼっているおれにあきれるコーチ陣でした。その日はリフトに乗ったことが一番楽しく、全然滑れる感覚がつかめてなく、「やっぱむかないな」と思うのでした。
3 優秀なコーチ陣、なんちゃってボーダーへ
そんな私を、とにかく誘ってくれるので頑張って行きました。とにかくターンができるようになりたいと。これができれば、上から滑れるので楽しい。リフトに乗りながら、うまく滑ってる人たちを羨望の目で見たものです。あと、SKI場の外だとしょぼそーな奴も、上手に滑ってるとかっこよくみえるじゃないですかぁ。
それぞれの人がそれぞれの言葉で教えてくれるのですが、言葉ではわかるのだけど、実際やるとなると難しい。まーこけまくり苦悩する日々が続きます。
ある日、スタンスをレギューラーからマイナー(反対の)なグーフィーにしたらフィットしたんですね。そしてついにターンができたのです!!!ターンができるようになると一気に楽しくなります。一気に調子にのってきます。
4 カービングターンへの道
スノータイヤ買ってなかったし、スキーに行くような車ではなかったので、それからは、「おいらをスキーに連れてって」状態でした。私は周囲に恵まれていました。うまい人が多いし、みんな丁寧に教えてくれて。1人1人ほんと感謝しています。それぞれの人のアドバイスが、その都度上達へむかったと思います。
ターンができても、そのターンにも、自然なターン、きれいなターンというのもあって、体のひねりで無理に曲げるのは、見た目もかっこよくないし、上達しないということも知ります。なんとか、ターンまではいったのですが、なんか自然じゃないのはわかっていました。この自然なターンができないと、さらにその上のカービングターンができない。ここからの壁があつかった。
周囲の人は、ほとんどレギュラースタンスだし本もレギュラーで説明してるので反対側が前になるグーフィーとしてはいまいちわかりずらい。そしてまた試行錯誤が続きます。やはり最初はスピードに対する免疫がなく恐怖感に負けてました。へっぴり腰になるとかえって危険なんですよね。
現在、まだ完全ではないですがいちよカービングターンっぽいのはできるようになりました。自分の滑った後が細い一本線というのはいいものです。カービングはほんとスピードがでるし、すごいシャープな感覚が快感。
ある日ふとできるようになったんですね。とにかく思い悩んで、膝の使い方や、ボードの重心とか、目の位置とか、リズム感とか、いろいろやり方かえて試してたら、そのすべてがぴったり調和したんですね。
雪の上のスポーツってかなり危険だと思う。コントロールできないとこに恐怖を感じると思う。思いっきり頭もうって、「CTとらなきゃやばいかな」と思うこともありました。それでも、その恐怖感をのりこえ到達した先にまっていたものは新しい世界でした。このスピードにのって下っていく爽快感はかなり楽しく中毒になります。はじめてSKIの楽しさを知るのでした。
そんなおれも今では人に多少のアドバイスなどしてしまいます。もちろん課題はたくさんあります。デコボコ斜面苦手だし、上級者コースを完全に滑れるレベルでもないし、エアーなんて全然。でもまた一つ一つ克服して新しい楽しさを見つけたいと思うのでした。
あと、スキーって自然を感じれるのもいい。単純なおれとしてはスケールの大きなとこが大好き。ナイターのSKI場の雰囲気もいい。満月だと雪が青白く照らされて。けっこうそんな景色にも心奪われていました。
いろいろなスケールの大きな雪山にいってみたいですね。
年々、周囲の人も雪山から遠ざかるし、なんだかテンションがおち気味のスノーボード熱ですが、やっぱ滑りに行くと楽しい。あの雪山の世界の非日常感は、そこでしか味わえない。そんな私のスノーボードデビューは30過ぎてからでした。
学生の頃、、周囲ではSKIがはやっていました。誘われていましたが、「あんな寒いとこいって何が楽しんだか」というクールなおれでした。ぎゃくに「スキー、スキー」を連発する奴らがうっとうしくもありました。社会人になって北陸にいた頃も、職場のみなさんでよくSKIにいっていましたが、またまた拒むおれでした。大好きなドライブにもいけず冬は引きこもり状態でしたね。雪国の冬はつらかった。いつも春を待ち望んでいました。
そんな冬嫌いな私に転機が訪れました。地元にもどりますが、何もないので暇。しかし、環境には恵まれていることに気づくのでした。「何か新しいこともはじめたいな」というのもあって。SKI場も、車で1時間以内のとこにたくさんあるし、教えてくれる人もたくさんいて、やってみっかって感じでスノーボードをはじめたのでした。
2 へたれ時代
いちよ運動神経は悪いほうではないとは思っていて、ちょっと練習すればいけるだろって思っていましたが、最悪でした。やり始めの頃、私のコーチは女性でした(それも2人)。普通、男が女性にかっこよく教える構図じゃないですか。逆でした・・・
最初の頃は、はまるかわからなかったので、道具はレンタルでした。そしてウェアーはなんと、安売りで上が2,000円、下が1,000円でそろえたのでした。最初はひどかったです。雪の上をすべる感覚なんて小学生のミニスキーの記憶しかなくほぼ初心者状態。リフトで上へあがるなんてとんでもなく、ちょこっと上へいっては、板を横に滑らしてエッジの感覚をつかむ練習をするのですが、この上り下りではやくもヘロヘロ。
それでも優しく教えてもらっていたのですが、のみこみの悪さにコーチもいらだつし・・・「じゃ練習しといて!」で1人になり、いわれたことをやっていましたが、バテバテで、しばらくしてロッジにもどって休憩してました。そろそろもどるかでもどると、練習をさぼっているおれにあきれるコーチ陣でした。その日はリフトに乗ったことが一番楽しく、全然滑れる感覚がつかめてなく、「やっぱむかないな」と思うのでした。
3 優秀なコーチ陣、なんちゃってボーダーへ
そんな私を、とにかく誘ってくれるので頑張って行きました。とにかくターンができるようになりたいと。これができれば、上から滑れるので楽しい。リフトに乗りながら、うまく滑ってる人たちを羨望の目で見たものです。あと、SKI場の外だとしょぼそーな奴も、上手に滑ってるとかっこよくみえるじゃないですかぁ。
それぞれの人がそれぞれの言葉で教えてくれるのですが、言葉ではわかるのだけど、実際やるとなると難しい。まーこけまくり苦悩する日々が続きます。
ある日、スタンスをレギューラーからマイナー(反対の)なグーフィーにしたらフィットしたんですね。そしてついにターンができたのです!!!ターンができるようになると一気に楽しくなります。一気に調子にのってきます。
4 カービングターンへの道
スノータイヤ買ってなかったし、スキーに行くような車ではなかったので、それからは、「おいらをスキーに連れてって」状態でした。私は周囲に恵まれていました。うまい人が多いし、みんな丁寧に教えてくれて。1人1人ほんと感謝しています。それぞれの人のアドバイスが、その都度上達へむかったと思います。
ターンができても、そのターンにも、自然なターン、きれいなターンというのもあって、体のひねりで無理に曲げるのは、見た目もかっこよくないし、上達しないということも知ります。なんとか、ターンまではいったのですが、なんか自然じゃないのはわかっていました。この自然なターンができないと、さらにその上のカービングターンができない。ここからの壁があつかった。
周囲の人は、ほとんどレギュラースタンスだし本もレギュラーで説明してるので反対側が前になるグーフィーとしてはいまいちわかりずらい。そしてまた試行錯誤が続きます。やはり最初はスピードに対する免疫がなく恐怖感に負けてました。へっぴり腰になるとかえって危険なんですよね。
現在、まだ完全ではないですがいちよカービングターンっぽいのはできるようになりました。自分の滑った後が細い一本線というのはいいものです。カービングはほんとスピードがでるし、すごいシャープな感覚が快感。
ある日ふとできるようになったんですね。とにかく思い悩んで、膝の使い方や、ボードの重心とか、目の位置とか、リズム感とか、いろいろやり方かえて試してたら、そのすべてがぴったり調和したんですね。
雪の上のスポーツってかなり危険だと思う。コントロールできないとこに恐怖を感じると思う。思いっきり頭もうって、「CTとらなきゃやばいかな」と思うこともありました。それでも、その恐怖感をのりこえ到達した先にまっていたものは新しい世界でした。このスピードにのって下っていく爽快感はかなり楽しく中毒になります。はじめてSKIの楽しさを知るのでした。
そんなおれも今では人に多少のアドバイスなどしてしまいます。もちろん課題はたくさんあります。デコボコ斜面苦手だし、上級者コースを完全に滑れるレベルでもないし、エアーなんて全然。でもまた一つ一つ克服して新しい楽しさを見つけたいと思うのでした。
あと、スキーって自然を感じれるのもいい。単純なおれとしてはスケールの大きなとこが大好き。ナイターのSKI場の雰囲気もいい。満月だと雪が青白く照らされて。けっこうそんな景色にも心奪われていました。
いろいろなスケールの大きな雪山にいってみたいですね。