飯鮨2種

2015年12月18日 10時00分26秒 | 日記

一か月ほど前から

ハタハタ飯寿司と鮭飯寿司を作っていました。

飯鮨は結構下処理と材料の下準備に日にちがかかります。

まずはハタハタを買ってきて頭としっぽそれに内臓を取り除き

きれいに洗って2,3日血抜きをします。

何回も何回も水を取り替え、

きれいな澄んだ水になるまで繰り返します。

よくボツリヌス菌が怖いから素人はというのですが、

私はこの血抜きが不完全だと

雑菌がわくんではないかと思います。

きれいに血抜きのできたハタハタはかなり多めの塩をします。

そのまま2,3日軽い重しをして気温の低いところで保管します。

塩はきつめでもいいんです。後で塩出ししますから。

この工程をしっかりやると

安全な飯寿司ができるような気がします。

そこまでやってるうちに大根ニンジンしょうがを下準備します。

母は細い千切りにしていましたが

私は結構大き目の厚みのある切り方にしています。

そのほうが歯ごたえがあって個人的には好きなのです。

母は、キャベツも細かい千切りにして入れていましたが

今年の我が家はキャベツは入れませんでした。

漬けた状態のハタハタの飯寿司。

この上に笹の葉をきれいに並べて出来上がりです。

笹の葉は、娘が近くの山に行って

たくさん取って来てくれました。

まだたくさんビニール袋に入れて冷凍庫に入っています。

サバの生きの良いのが手に入ったら、お正月に

〆サバを作って笹ずしを作ろうと思っています。

 

次は鮭の飯寿司です。

 鮭は処理が簡単ですが、

私は鱗をきれいに取らないと嫌 なので

皮は引いてきれいに外してしまいます。

そして少し厚めに切ります。

そのほうが食べごたえがあって好きなのです。(^-^

それを一日酢漬けにします。

麹と炊いたご飯を混ぜ合わせたものを樽の一番下にひいて

その上に大根と人参の塩漬けをまんべなく散らし

さらに酢漬けにした鮭、千切りのショウガを入れて

さらにまた麹とご飯の混ぜ合わせたものをまぶし

この繰り返しです。

そしてこちらにも一番上に笹の葉を引き詰め、

重しをして

1か月,ちょうどクリスマスのころまで

このまま静かにおいておきます。

これを仕込んだのは11月23日でした。

今日 見たら水がこんなに上がっています。

見えますか?

この状態になったら重しを軽いのと取り替え、もう1週間。

そのあと樽ごと 逆さにしてかなりの重さを加えて

水抜きをやります。本当に完全に水を抜きます。

この作業がとても肝心なのです。(^-^;

  あと1週間と少し

さあ間もなく出来上がります。

ワクワク

 


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24 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごいですね (ようちゃんばあば)
2015-12-18 13:04:55
北海道の長い冬の準備 という感じですね。
てのかかる 母の味ですね。
はじめて知ることばかりです。
ハタハタも売っているのに出会うことは少なく たまにあっても使い方がわかりません。
飯鮨も このように作るんですね。
奈良の柿の葉ずしとか 滋賀県の鮒ずしなどは 発酵食品と聞きますが
これも発酵させるのかな。
寒い所に置いておくからうまくできるのでしょうね。
見せてくださってありがとうございました。
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Unknown (のん太)
2015-12-18 16:11:56
お寿司ではないのですよね。北陸の蕪ずしのようなものかしら?
と、見ながら思っています。
蕪ずし、蕪と鰤とを麹につけます。
我が家では作ったことないのですが、家庭でも作られます。
バジルさんのお母様は、家庭の味を大事になさってたのですね、
それを継承されたバジルさん、羨ましいです。
私は何にも習っていなくって、ほんとに何にも、
今更、驚いています。
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飯寿司 (しまそだち)
2015-12-18 17:20:11
手の込んだ飯寿司なんですね
北海道、独特のものなんでしょうか ?
笹を載せるから鱒ずしみたいなものかと思ったら
琵琶湖の鮒寿司みたいに発酵させるのですね

北海道を旅した時、頂いたかしら ?

お寿司やかやくご飯の具材、これでもかと小さく刻む方
いらっしゃいますが、 わたしも
歯ごたえが、欲しい方です

ハタハタは、一夜干しみたいなのしか見たことありません

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これは (ぐり)
2015-12-18 19:58:31
なれ寿司とは違いますか?
こちらではぶりや塩サケで作りますけど
似た作り方だと思いました
↓の鮭の粕づけおいしそうです
先日新巻きサケを頂いたんですけど
息子たちに半分分けてやりました
おしかったな~
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難しい (吾亦紅)
2015-12-18 21:39:44
料理でもお裁縫でも、その道の上手な方は、読めば、すぐ書いてあることを理解なさいます。
私は、<難しそう>と思うだけで、もうわかりませんでした。

美味しいものは、頂くほう専門です。
見捨てないでください。
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手作り (ルイコ)
2015-12-18 22:58:43
 これは大変手の掛かるお料理ですね。
北海道ならではですね。
手間ひまかけた冬のごちそうですね。大きな笹はクマザサでしょうか?殺菌作用があると聞きますが、自然豊かなこの地でもあまり見かけないような気がします。
 とても分かりやすい画像や手順ですが・・・これは難しそうですね。暖かい地方では無理かもしれませんね。
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こんにちわ (ひまわり)
2015-12-19 14:35:06
手間暇がかかっていますね
北海道ならではのお寿司でしょうね
一度食べてみたいものです
ハタハタは出合った事がありません
地方色豊かなお料理 見せて頂いてありがとうございました
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 (ブルーメ)
2015-12-19 19:43:20
 2~3日前の新聞の投書欄に鮭の皮が一番美味しいと書いてありました。孫に食べさせたら、美味しさがわかって催促されるように。噛めば噛むほど美味しさが湧き出るとか。鱗をはずした皮はどのように食べるのでしょう。
 雪が積もったら外仕事が出来ないので雨読ならぬ雪読の優雅な毎日かと思っていましたが、毎日忙しく漬物や飯鮨作りに勤しんでいるんですね。
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ワクワク(^^♪ (勿忘草)
2015-12-20 13:15:02
簡単で美味しい料理もありますが
料理は手をかけるだけ美味しいといいます。
見るからに美味しそうで
僕までワクワクしてしまいます。
クリスマスが楽しみですね♪
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見たことも まして食べたことも! (RIN)
2015-12-21 12:29:55
ありません!
鮭の押し寿司(なれ寿司に近い?)は、富山の鱒の押し寿司とは明らかに違いますね、
はたはた飯寿司は写真ではどの部分がハタハタなんでしょうか?ご飯と麹の下に敷いてあるんでしょうか?

東北出身のママさんのやっている飲み屋で似たようなのたべたことありますが それはハタハタのおなかにご飯+麹が入っていてしかも子持ちでグリーンぽい卵が混ざってました、、1匹ゴロンとお皿に出され、「地元では切らずに頭からガブッと いくんだっぺ」と言われました、
ハタハタに対しご飯+麹が極端に少なかったです、
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