雪を見ながらお茶を飲んでいたらふっと遠い昔の事を思い出した。
前後のいきさつは覚えていないのだが
冬のある日、姉と二人何処かに行って来たのだと思う。
何故か私の手袋はベチャベチャにぬれて手が冷たくてジンジンと指先が痛んで
半べそかきながら、ようやく家に帰りつくと、乾いたタオルで手を包み込んでもみもみしながら 手を温めてくれた母…。
そのあと熱いお茶を手渡されて、湯呑みを通して伝わる熱さに、
冷え切った手がしびれたようにじんわりと温まっていく…。
姉と二人「あちっ」と言いながら、すこしずつ飲んだお茶は、本当に温かかったな~。なんてふっと思い出してしまう。
そんな想い出のせいか、大人になった今、雪の舞うこんな日は
窓の外を見ながら『雪見酒』ならぬ『雪見茶』を想い出と共に 楽しんでいる。
一杯のお茶には心を癒す不思議な力がある。
ブログで知りえたブロガーさんも T-FALでお湯を沸かしそのお湯の沸く間、スリスリ急須なるもので
茶葉をスリスリしながら、『一杯のお茶』を入れる時に生まれる「間」を楽しんでいらっしゃる。
そう言う心のゆとり…。 いいなって思う。
ほんの一杯でありながら、計り知れない力を秘める 『一杯お茶』…。
ふっと遠い昔を思い出したり、 ほっと心を癒すひとときを楽しんでいる私です。