グアンタナモ基地：米軍による虐待

米国防総省・ペンタゴンはキューバ・グアンタナモの米海軍基地における新たな捕虜虐待についての調査を開始したことを発表

　この発表は先月FBIの調書を受けて行われた。調書では2002年からグアンタナモ基地で行われている取り調べの方法に懸念を示すものである。
　グアンタナモ基地には40ヶ国から500人以上の捕虜が捕らえられているとされ、多くの虐待の報告がペンタゴンに提出されていると BBCペンタゴン特派員は語っている。今回の調査はJohn T. Furlow将軍の命によってなされているとEFEは報じた。
　FBI情報員によると捕虜の何人かはタバコの火を押し付けられたり、犬に追いかけられたり、殴られたり裸にされたりしているとのこのと。これらの情報は米国の市民の自由同盟が収集し、公式文書にしたもので昨年12月にマスコミに伝えられた。メモの中にはイラクにおける「市民の捕虜に対するひどい虐待」を目撃した人のものもあるとFBI長官Robert Muellerはニューヨーク・タイムス誌に語った。中にはイスラエルの国旗に巻かれ、最大音量で音楽を聞かされ尋問に答えることを強要されている例もあった。

＊BBC Mundo 2005/01/06
http://news.bbc.co.uk/hi/spanish/international/newsid_4150000/4150571.stm

アート泥棒、26ヶ月の刑にガックリ。自殺未遂。

　AFP通信によると、元ウエイターのStephane Breitwieser(33)は数年に渡ってヨーロッパの美術館をめぐり、盗みを働いていた模様。盗品はリュック・サックの中やコートの内側に隠すというごく単純な手法。
　法廷で検察は、彼が盗品を売ったか否かに関わらず、犯行はナルシスティックでエゴイスティックなものとして最高刑の３年を求刑。しかしStrasbour裁判所は26ヶ月の懲役刑を言い渡しただけだった。
　彼の弁護士によると熱心なアート愛好家であるBreitwieserは非常に落ち込んでおり、この火曜日に房内で首つり自殺を図ったが、同室の受刑者が警報を鳴らし未遂に終った。
　
　Breitwieserは2001年11月スイスのLucerne、リチャード・ワグナー美術館で逮捕された。スイスの法廷で彼はブリューゲル、ワトー、デューラーを含む200あまりの名作をヨーロッパ各地のギャラリーから盗んだと供述。フランスに移送される前にスイスの刑務所で２年を過ごした。フランス法廷ではおもにフランスの美術館での窃盗についての裁判。
　彼の逮捕後100以上のアンティークの花瓶や香炉などラインーローヌ運河から収集され修復されている。これは彼の母が遺棄しようとしたもの。彼の母はフランス東のEschentzwillerの自宅に息子の盗品を保管、作品に傷をつけたかどで懲役３年執行猶予18ヶ月。彼の元恋人は盗品を受け取り懲役６ヶ月執行猶予12ヶ月を言い渡されている。
　
＊BBC NEWS
　http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4155989.stm

カー・ウォッシュ・聖歌隊

ある教会の聖歌隊が、ベツレヘムまでのスペシャル・ツアーの資金繰りのためにカー・ウォッシュ・サービスをすることに。
　彼らは「聖歌隊の演奏旅行のために洗車します」というカンバンを作りました。出発の土曜日、洗車ビジネスはたいへん繁盛しました。しかし午後２時には空に雲がかげり大雨が降り始め、洗車の客はほとんどいなくなってしまいました。
　そこでソプラノ歌手のひとりがいいことを思いつきました。次ぎのように書かれた大きなポスターを作ったのです。
「私たちが洗い、神様が濯ぐ」（文字の後には天の方向を差した↑）
　そして商売は繁盛。
　
～Belief Net Religeous Jokes 2004/12/18より
＊愉快な宗教
http://www.beliefnet.com

『モーター サイクルダイアリーズ』

（ストーリー）
　1952年、23歳の医学生エルネスト・ゲバラ・デ・セルナはアルゼンチンのブエノス・アイレスからヴェネズエラのカラカスまで相棒の薬学生アルベルト・グラナードとともに大陸縦断バイク旅行に出発。ノートン500のバイクは名付けてポデロッサ（馬力くん）だ。出発の日はアルベルトの29歳の誕生日で、彼の30歳の誕生日には目的地に到達しているはず。
　エルネストの恋人の家を訪ねたり、チリの新聞に診療しながら旅する医学生として新聞に掲載されたり、バイクがイカれてしまったり、喘息の発作に悩まされたり、二枚目エルネストと脳天気なアルベルトの旅はまさにデコボコ珍道中。しかしペルーの鉱山をヒッチハイクで越えるあたりからエルネストらはラテン・アメリカの貧しく厳しい現状を目のあたりにする。アマゾン川奥地でハンセン氏病患者のホスピスを手伝いながらそれぞれの将来への一歩を踏み出す揺らぎない思いを確実なものにするのだった。

●ジョン・レノンとゲバラは似ています。ジョン・レノンは音楽・ロックの領域から理想の世界像を発信。彼の世界像は漠然とした愛と平和でしたが、ゲバラは具体的な政策を持った革命家でした。
　現代の世界では、政治とアート、音楽の世界は乖離してしまっているけど、ジョン・レノンの運動は、アートは世界を変えられるというものだったし、ゲバラは革命は世界を変えると考えていたのでした。
　ゲバラは政治的に世界を変えよう、平等な世界にしようとし、1967年のボリビア・ゲリラ戦争中に殺害。ジョン・レノンは思想的に、世界を変えようとして1980年に暗殺。ふたりとも本当に自由で平等な世界をめざしていたのは同じだったのです。

◎監督 / ウォルター・サレス　製作総指揮/ ロバート・レッドフォード、ポール・ウェブスター、 ハノ・ヒュ－ス　出演/ ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、ミア・マエストロ/ 2004年／製作国：イギリス=アメリカ合作/ 原作：エルネスト・チェ・ゲバラ「モーターサイクル南米旅行日記」（現代企画室刊）提供/ 日本ヘラルド映画、アミューズソフトエンタテインメント / 後援：キューバ共和国大使館／サントラ：ユニバーサル・クラシックス　カラー/ 2時間7分/ 7 巻/ 3453 m/ ビスタサイズ/ ドルビーSRD/ 字幕翻訳：林 完治

＊モータサイクルダイアリーズ
http://www.herald.co.jp/official/m_cycle_diaries/index.shtml

ババラオが予言 : 2005年は悪い年

長い儀式と多くの生け贄の奉納のあと、アフロキューバ宗教サンテリアのババラオたち、最高位司祭たちは、2005年のキューバの運命についての予言を表明した。

　キューバの島で知られている『レトラス・デル・アーニョ（今年の文字占い）』は「大きな不幸、疫病の蔓延、食料難、人々の間での問題、裏切り、軍隊による干渉」を予言した。『レトラス・デル・アーニョ（今年の文字占い）』では文字が隠れるとよくないことが起こるというが、今年は文字が隠れたのだ。この結果は19世紀以来未聞であるとのこと。ババラオたちによると予言の中には、これらの不幸を取り除くためのアドバイス、儀式方法も含まれている。占いを支持する１万人以上のサンテリア教徒のキューバ人は向こう12ヶ月の無事を祈り儀式を捧げるためにババラオのもとに詰めかけている。
　 ババラオのひとりL?zaro Cuestaによると「特に裏切り、スパイには注意。よく人を見て胸襟を開きなさい。世界的には農業分野に注意。飢餓が収まることはありません。政治レベルでは第３国の干渉で友情で結ばれた２国の関係が悪化するでしょう。」とのこと。
　民族学者Natalia Bol?vaによると、サンテリアはキューバ人口の70％以上に信じられており、キューバ政府が提唱する無神論とは矛盾するものになっている。

＊BBC Mundo　2005/01/04
http://news.bbc.co.uk/hi/spanish/misc/newsid_4147000/4147513.stm

帰ってきた野球ファン

　仲がよい友達のボブとアールは、熱狂的な野球ファンでした。ふたりの生活といったら冬は野球の歴史について語りあい、シーズンの間は各試合のボックス・スコアを研究すること。年間60もの試合を観戦に行きました。そしてもしふたりのうちどちらか先に死んだ方は、この世に戻ってきて天国に野球があるかどうか知らせることを約束したほどでした。
　ある夏の晩、ボブは寝ている間に逝ってしまいました。その日の午後ヤンキースの勝利を目の当たりにしていたので、彼は幸せに死にました。
　それから数日後のある晩、生き残ったほうのアールは彼方から聞こえてくる友達の声に気づき目覚めました。
「ボブ、君なのかい？」アールは尋ねました。
「もちろんだよ、僕だよ。」ボブは答えました。
「信じられない！」アールは叫びました。
「それで、どうなんだい？　天国には野球があるのかい？」
「ちょっと待てよ。君に良い知らせと悪い知らせがあるんだ。どっちを先に聞きたい？」
「良い知らせを先に聞きたいな。」
「ではこちらを先に。そう、天国には野球があるんだよ、アール。」
「いやっほう！　そいつあすげえや！　ところで悪いニュースってなんなの？」
「明日の夜の試合で投げるのは君なのさ。」

～Belief Net Religeous Jokes 2004/05/28より
＊愉快な宗教
http://www.beliefnet.com

『誰にでも秘密がある』

　ジャズ・ボーカリストで恋愛セックス自由主義の三女ミヨン、ガリ勉でオクテの次女ソニョン、幸せな結婚をして娘がいるが刺激がほしい長女ジニョン。最初はミヨンの恋人として三姉妹の前に登場するギャラリー経営の青年実業家スヒョン。見目麗しいだけでなくスリリングなデートをプレゼントしたり、文学に造詣が深かったり、ほどよくエッチでやさしい…そんなスヒョンにそれぞれチョッカイを出され、それぞれメロメロになってゆくのだが、スヒョンはミヨンの婚約者。押さえ切れない姉妹の欲望が、スヒョンを通して爆発！　といったストーリー。
　
　カラフルなデザインコスチュームなし、オカマも出てこないけど、人間関係が複雑に入り組んでいけばいくほど笑えちゃうところがスペインのアルモドヴァル映画に似てる、と言ってはアルモドヴァルがかわいそう!? 。登場人物たちの食べているモノがおいしそうで、韓国を感じさせる。ソニョンとジニョンがデパート帰りに立ち寄る屋台で食べる巨大な串焼きみたいなもの、ウマそう！　冒頭もミヨンとソニョンの食事シーンだし、スヒョンがご馳走を振る舞うシーンもある。いっそ韓国グルメ映画にしてほしかった。ビョン様ファンでないものには辛い映画である。そう、入場券を購入するとオマケでくれるニューイヤー・プレゼントのビョン様シール、どこに貼ればええのでしょうか？

監督 / チャン・ヒョンス
出演 / イ・ビョンホン、チェ・ジウ、チュ・サンミ、キム・ヒョジン

＊誰にでも秘密がある
http://www.himitsugaaru.com/

キューバ、ヨーロッパに接近

キューバ外務大臣Felipe P?rez Roqueは、ヨーロッパ諸国との外交を再開すると発表

　外務大臣はEU諸国のうちフランス、イギリス、ドイツ、イタリア、オーストリア、ギリシャ、ポルトガル、そしてスウェーデンとの外交を再開すると述べた。2003年のEU諸国によるキューバ制裁によって各国とキューバの外交は途絶えていた。この制裁によって、EU諸国が処罰を中止するように申し入れた獄中の75人の反体制派の中には最高28年もの実刑判決を受けた者もいた。EU諸国との国交、文化交流は休止し、キューバ反体制派を各国大使館に招待するようになった。
　スペイン新政府はあからさまにキューバ政府の政策を批判、キューバはこれを受けて投獄されていた十数人の反体制派を釈放した。その中にはマドリッドで波紋を呼んでいたRa?l Riveroの名前もあった。EU諸国の方針は未だに変ってはいないが、手綱を緩めてキューバの反体制派を国事に招待するのをやめる模様。
　Roque外務大臣はオランダ、チェコとの国交をなぜ再開しないのかについては口を閉ざしている。
　
＊BBC Mundo 2005/01/03
http://news.bbc.co.uk/hi/spanish/latin_america/newsid_4144000/4144117.stm

ド髪天!?

　物理学教授のVolker Schmidtは、去る木曜日Freiburg大学において高電圧機器によるさまざまな電圧効果を発表した、 Schmidt博士の人気の「クリスマス講義」は物理学の法則を説きながら聴衆を楽しませるものである。　　
＊DW-WORLD.DE 17/12/2004
http://www.today-in-history.de/