2021年5月上旬
ここも昨年は自粛した赤城のヒメギフチョウです。
ピークでmaximiechanさんと合流しました。
最初に撮影したのは地面止まりですが、赤紋が発達した個体です。

ヒメギフチョウ(静止)
今年はスミレの開花が遅れているようで、少ししか咲いていません。
フデリンドウには何度か吸蜜に来るそうですが、時間が早いのでそちらには近づきません。
別のピーク付近のカタクリも期待できるということで様子を見に行きました。
先客が1人です。
ピークを見ると飛んでいるのは2個体で、最初のピークよりも数は少なそうです。
カタクリで少し待ちましたが、可能性が低そうで戻ります。
途中で落ちた桜の花弁にストローを伸ばしている個体を撮影しました。
頭部の先の白いのが花弁ですが、分かりにくいですね。
吸水でしょうか?

ヒメギフチョウ(吸水?)
連写で写っていた飛び立ちです。

ヒメギフチョウ(飛翔)
この後も周囲の花弁に止まりますが、時間が短く撮影できません。
水分、もしくは蜜の残っている花弁は少ないのかもしれません。
最初のピークでは一度フデリンドウで吸蜜したそうで、少し遅かったのが残念です。
そこで待ちますが、簡単には吸蜜に来ません。
交尾という声で駆けつけますが、位置が高く、枝も邪魔で体制も悪いという厳しい条件です。

ヒメギフチョウ(交尾)
初撮影なので嬉しいのですが、もう少し良い位置で撮りたかったです。
フデリンドウに戻りますが、全く止まりません。
昼頃になると曇ってきて飛んでこなくなったので、早めに降りることにしました。
麓で産卵場所を探しているようなヒメギフチョウがいました。
ウスバサイシンはなさそうで産卵の撮影はできませんでしたが、地面に止まったところは撮影できました。

ヒメギフチョウ(静止)
ギフチョウに比べて襟巻が赤くないので雌雄の判別は難しいですが雌だと思います。
カタクリに戻れば吸蜜の撮影チャンスがあったようですが、体力的にも厳しかったです。
吸蜜に関しては裏目の行動が続きましたが、それなりに撮影を楽しめました。
お会いした方々にはお世話になりました。
NOTE掲載の第94回はジャコウアゲハです。
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