バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

「我が家の子育て日記」(2003.2月〜4月)

2003-02-10 00:21:09 | 子育て親育ち

「言葉の魔法」2003/02/10

私は友達にかなり恵まれていると思う。
学生時代からの友達はもちろん、子どもを通じて知り合ったママ仲間にも一生モノの友達が数人いるのだ。
育児について一緒に悩み、笑ったりと、大勢の子どもをいっしょくたに育てているような感じ。
そんなママ友達も私にとっての「財産」です。
(この場を借りてお礼を言います。感謝。)


23歳の時、学生時代の友達3人で古着屋を開いた。
当時、周りの人たちに「友達同士のビジネスはやめた方がいい」とかなり反対されたし、友達と共同経営したが為に「絶交」してしまった人たちも知っている。
でも、ナント私たちは喧嘩すらしたことがなかったのだ。それはお互い信頼しきっているので少々の毒舌くらいでは傷つかないし、いつも互いにツッコミをしていたので不満が溜まることがなかったんだと思う。


それにも増して重要だったことは、「あんたは本当におもろいわ。私にはかなわん」だの「やっぱり一番気が合うわ」とたまには歯の浮く台詞を言っていたことが良かったんじゃないかなぁと今さらながら思う。
「こいつ、私のことかなり好きだわ」と自信満々だったから何があっても裏切ることの出来ない、家族のような存在だった。
今は全く違う環境で生活しているので頻繁に連絡を取ることはないが、たとえ10年以上のブランクがあったとしても学生時代のような時間を簡単に取り戻すことができると確信している。


そうなのよ、人付き合いで一番重要なのはこの「コミュニケーション」だと私は常々思っている。
親子だって夫婦だって別の個体だから、ツーカーの仲というのは実は難しい。
私の場合、相手に嫌なことを言う時は躊躇するけれど、良いと思うことがあれば思ったその時にどんどん言うようにしている。


それが「VS 子ども」になると結果は一目瞭然である。

最近はまた「理不尽な怒りんぼママ」になりつつあるけれど、子どもに対して「カワイイ」と感じた時はとにかくぎゅっと抱き締めて「大好き」の嵐を浴びさせている。

「うーちゃん、ママね、うーちゃんが私の娘で本当に幸せ。生まれてくれてありがとうね。」と四六時中言っている。
嬉しそうに膝に入ってきて「あたしもママが大好きよ」と言う時もあれば、「いっつもそんなこと言ってー。分かってるってばぁ。」と照れている時もある。
膝に入れ、手を握り、抱き締めているとますます、ますます、子どもが愛おしくなっていく。
「大好き。いつまでもママと仲良しでいてね。」
今日もタップリ愛を浴びせて寝かし付けた。


男女間の恋愛では駆け引きが必要だけど、親子に「片想い」はあり得ない。
過保護や過干渉でさえなければ親に愛されて迷惑な子どもはいないのだ。
私にとってこれを上回る至福は他にないように思う。


実は私は長女を出産した瞬間、あまりにも客観的だった自分に落ち込んだ。
「出産」ってダーダーに泣いて赤ん坊をなめまわすほど感動すると思っていたのに、「ちーっす。私が『母』です。よろしく」って他人行儀な感じだったのだ。
「あら?私って母性がない?」少々不安に感じたのですが、それもそのはず、「母性」は最初から備わっているものではなく、赤ん坊と接しているうちにどんどん沸き出してくるものだそうです。
(そういう意味でも初乳を飲ませることは最重要なのですね!)
その後、おっぱいを飲ませたり、抱いたり頬ずりしていくうちにだんだん「たまらーん!可愛い!!」気持ちが急上昇したように思います。
抱けば抱く程、「ダイスキ」と言えば言う程、愛おしい気持ちは増大してくるんですよね。


万一、自分の子どもを「可愛くない」と感じる方がいたら、 スキンシップとコミュニケーション不足かもしれません。
もっとベタベタして「大好きよ」ってたくさん言ってみて下さい。
「言葉の魔法」は必ずあるって私は信じてます。


「欲のない世界」2003/02/15

友達が北海道伊達市に移住することが決まった。
そう、シュタイナー「ひびきの村」の『子ども園』に娘さんが入園するの。
大村祐子さんの住む伊達市に移住できる!「ひびきの村」の一員になれる。
小学校に上がれば8年間担任が変わらない「エポック授業」を受けることができるのだ。
あ~、羨ましい。


私も、時折真剣に考える。
「ひびきの村」に行けば自分と同じような人がわんさかいるに違いない。
学校運営に携わることが必至なので決して楽な生活ができるとは思ってないけれど、精神的にはとっても満たされると思う。


でも、我が家は無理なのだ。
「両親の老後は私が世話をする」と名乗りをあげて建てたばかりの2世帯住宅のローンがあと十数年残っている。
第一、だんなが就職できそうな映像会社が伊達市周辺にはない。
「あー、無理無理」諦める努力はしているが、時折、野望に押しつぶされそうになる時がある。


子ども界は非常に誘惑が多い。
テレビを見せていなくたって友達はいろんなことを教えてくれる。
幼稚園からはマンガの映画チケットの割引券が時折入ってくる。


クラスメイトの家に行けばウサコは見たこともないキラキラ輝く音の出るおもちゃに釘付けになり、ビデオを食い入るように見ている。
帰りの車では決まって「うーちゃんも、あーゆーおもちゃ買ってよ。パソコンやゲーム買ってよ」と切願してくる。


今日も園に送って行ったら、子ども達は先生に会うと競い合って「昨日、ハム太郎とドレミちゃんのCD買ってもらったの」「私はミニモニの靴買ってもらったの」何を買ったかの報告大会なのだ。
間違っても「昨日、パパと木登りしたよ」なんて目を輝かせている子どもの姿はそこにはない。
…ウサコがいろいろ欲しがるのも無理はないわな。
はーぁ。


大人の世界も一緒。
こうして平凡に生きていると、非常に多くの誘惑が待ち受けている。
例えば、マルチ(まがい)商法。
たいていは仲の良い友達が「自分も幸せになれて人を幸せにできて、その結果お金が儲かる」と言ってくる。
そこには、私を陥れようなんていう裏心は全くなく、言葉の通り「私も幸せにしてくれる」つもりなのだ。
そこでそれに賛同すれば「理解してくれて有難う」になるし拒否すれば「理解してくれなかった」ことになってしまうのだから難しい。
止めたがために気まずくなってしまった苦い経験もある。


あーあ、欲のない世界に行きたいなぁ。
「美味しい話」の勧誘にもあわず、子どもの物欲が湧かない世界。
「ひびきの村」で暮らしていれば必要最低限のものがあるだけで幸せだときっと思える。
自然の中には魅力的な遊びが凝縮されているからウサコの物欲もなくなるだろう。

「伊達市に行きたい…」今日もため息をついています。

 

「子どもを誉める」2003/02/18

うちの母は昔人間だから他人の前で家族を誉めないタイプの人だ。
周りの人の気持ちを繊細に察知できる人だからこそ、そうなのかもしれない。
でも小さい頃からそんな母の性分がとてもイヤだった。


学生時代も、「ケーコちゃんは賢いんだってねー」とご近所さんに言われれば「そんなことない、ない。交換日記と長電話ばーっかりだよ」と必ず否定していた。
(図星だけど…)

私が妊娠中、母は「もうじきだね、赤ちゃん楽しみだね」と言われたら「産まれたら大変になるからね。いいんだか悪いんだか」と返した。
…照れ隠しだということは分かっているけどこの時は号泣し激怒した。


「そうだね」と言えばいいのに。
どうして家族を誉められないんだろう。
「あまりにも親バカの度が過ぎている人」ははたから見ていても不快だけど、ある程度なら親子でも素直に誉められる人の方がカッコ良いと私は思う。


そう、確かにそう思っていたのだ。
でも、最近気付いてしまった。
私もウサコを誉めていないことを…。

「昨日、クッキー焼いたんだ」のウサコの言葉に、担任の先生が「あら、楽しかったわねー。いっぱい食べた?」と聞いた時、「そう、クッキー食べ過ぎたから晩ご飯食べれなくてママに叱られたんだよねー」と私が口を挟んだ。
「うーちゃんイイ子だね」と言われれば「でもねー、家ではよく泣くから大変なんだよ。この子、外ヅラが良いの」
…なんちゅーことを言ってるの、私は。


私も母と同じじゃないの。
言った後に「しまった!」と気付いて自己嫌悪に陥る。
もしかして母も同じようにこの性格を直したくても直せなかったのかもしれない。

それにしても人前で、叱られたことを暴露され、「私は大変な子なんだ。外ヅラが良いのだ」と自己暗示をかけられている娘。ゴメンね…。

以前、友達に指摘されたことがある。
「うさこちゃんの前でよく話をするけど、うさこちゃん、それをすごく良く聞いてるよ。気をつけた方がいい」
それでハッとした。
シュタイナーでは幼い子に鏡を見せることは良くないとされている。
子どもに自分を意識させない、自意識過剰にさせない為に。
だから子どもの前でする会話には神経を使った方が良いのだ。


気付けば我が家は、子どもの良いことも悪いことも本人の前で「今日ねー」と家族中に報告大会を開いていた。知らない間にウサコは「自分」という存在を意識させられ、プライドを傷つけられたり悔しい思いをしていたかもしれない。

自分が子ども時代に嫌だったことを無意識のうちに繰り返していることって実は多い。
それを子どもは孫に受け継いでいくのだろう。
嫌だったことは自分の代で打ち消さなくては。

「良い所は人前でもきちんと認める」
「子どもの前で子どもの話をしない」
これが私の最近の課題なのでした。

 

「8時就寝のすすめ」2003/02/26

最近ハマっていることがある。
それは子どもたちを8時に寝かせてしまうこと。

今までは、「3時のおやつを食べたら昼寝」がウサコの体内時計にセットされていたので、その分、夜寝るのがとても遅く、どんなに早く布団に入れても11時にならないと眠らないこともよくあった。
「こんなんでいいのか?」と不安に思っていた矢先、友達から「夜8時から11時の間に成長ホルモンが盛んに出るらしいよ」と聞いて冷や汗タラ~リだった私。…てことは娘が寝る頃にはすでにタイムオーバーじゃないのよ。

そこで、思いきって昼寝を辞めさせて「8時就寝」目標にタイムテーブルを決めてみた。

そうとなったら8時まではまるで戦争。
園から帰ってくるまでに晩ご飯のおおまかな支度はしておく。
帰宅後は眠たくなる前に公園に連れて行き、絵本を読み、お医者さんごっこにみっちりつきあう。
再び睡魔が襲う5時にはお風呂で気分転換。
6時にご飯、7時にベッドに入り絵本を読み、8時に就寝。


「8時には晴れてフリーの身になれる」と思えば、それまでは子どもたちと100%向き合えれる。
「ちょっと待って」というセリフを使わずに済むので子どもは機嫌が良い。
グズらせて泣かせている暇はないので、いちいち怒ることなく「ホイホーイ」とスムーズに事を運べることが多くなった。
(なーんだ、やればできるじゃん)


そして限界の8時にはさほど痒がることもなく簡単に寝てくれるというわけ。
その後、両親は好きなテレビをのべーっと見て、私とだんなはコーヒーでも飲みながら本を読んだりパソコンに向かう。

最近までは「自分の時間がなくてもそれはそれでいい」と思っていたけれど、こんなに簡単に自分の時間が作れるなんて。
予想外のプレゼントをもらったような気分。
深夜帰りの珍しくないだんなと10時に子どもと一緒に寝ていた私は全く会話をしない日もあったので、 一番のメリットはだんなと2人きりで会話できる時間ができたことかな。


「くみさんの育児法」2003/03/01

私の大好きなママ友達に「ゆかりちゃん」がいる。
私が育児につまづくと、いつも冷静に解決策を見い出してくれる良き親友なのだが、それもそのはず、そんな人格を形成した彼女の母「くみさん」はそれを上回る魅力的な人なのだった。
ゆかりちゃんの幼少の頃の話を聞いていると「それ、使わせてもらおーっと!」と思うことが多々ある。
そのうちの一つを皆さんにも紹介しておきましょう。

彼女は3人きょうだいなんだけど、この母、小さい頃から全員に「あなたのこういう所がママはとっても好き。あなたのことがイチバン好きよ。」とこっそり言っていたので誰もが「私が一番愛されてるんだ。」と確信していたそうだ。
で、その結果「みんなには私が優しくしてあげなくちゃ」と思ってきて、今までも今でもとっても仲良しなきょうだいなの。

で、「もうそろそろ時候だろう」と思って最近そのことを他のきょうだいに暴露したら、なんとみーんな同じことを言われていたことが判明したらしい。
「アイツめー!やられた~!!」嬉しい悲鳴(?)なのだ。

そう、きっと誰でも「自分が一番愛されていたい欲」はあると思う。
たとえきょうだいでも「同じくらい好き」では納得できないこともあるだろう。
そんな時「あなたがイチバン」と言われたら子どもは安心するし、それを「他のきょうだいには内緒にしておこう」と思うものらしい。

最近ゆっくり「くみさん」と話す機会があったので
「尊敬してます。とっても優しいお母さんだったそうですよね」と言ったら
「だって、子どもたち、可愛いだもん。目に入れても痛くない程可愛いから、怒ることなんて1つもなかったわ」と娘の前で堂々と言う。

職場でも「うちの娘、可愛いのよ。とっても良い子なのよ」と皆に報告しているそうで、「恥ずかしい~」とゆかりちゃんは言っていたが、なんだかとっても羨ましく感じてしまった。

くみさんは子ども(大人になっても親から見れば『子ども』よね!)のことをきちんと認めている。
信頼して、きちんと愛情表現をしている。
だからゆかりちゃんはいつも「愛に満たされている」基盤がしっかりしているので、その結果、夫にも子どもにも人にも余裕を持って大きな愛で接することができるんだと思う。


うちの娘たちには「ゆかりちゃん」のように大きな心の人に成長して欲しいから、私は「くみさん役」を買って出ないといけないのね。

毎晩、子どもたちの頭をなでながら「ママはあなたがイチバン好きよ。そばにいてあげるから安心して寝なさい。きっと明日もいいことあるよ」と呪文のように唱えると娘は幸せそうな顔をして眠りに入る。
マイブームは「くみさんの育児法」なのであった。

……………………

 

「絵本にハマる」2003/03/10

今頃になって絵本に興味深々の私。

シュタイナー教育では「絵本より読み聞かせ」と一般的には言われているため、それに忠実に(?)今までは「絵本を読む」ことより、物語を覚えて話したり、作り話をすることに重点を置いていた。
いや、もしかして、感銘を受ける絵本と出会わないできたために「興味が湧かなかった」というのが本当の所かもしれない。

そろそろウサコは4才になるし、良い絵本を…と探すようになって、速効、ハマってしまったのだ。
そのきっかけとなった絵本が2つある。

「わたしとあそんで」(マリー・ホール・エッツ/福音館)

「よあけ」(ユリー・シュルヴィッツ/福音館)。

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地味で静かな感じの2冊だが、とても衝撃的だった。
絵本は子どものため…ではなく、これは私の一生ものにしても良いというくらい気に入っている。
しかもかなり地味なタッチで描かれているのに「よあけ」はウサコは大のお気に入り。
一語一句暗記していて、毎晩読んでくれとせがむ。
小さい子がこんな本を好むとは意外…でも、なんだか嬉しいなぁ。

そうよ、子どもは本当はこういうゆったりした地味な絵本でも十分感じることができるのに「派手な本しか喜ばないだろう」と親は勝手に解釈して『幼児向け雑誌』や派手な『キャラクター絵本』を買い与えているように思う
あぁ、こうして子どもたちの感性はもぎ取られていく。
もったいないなぁ…。

絵本以外のことでもよく思うのだけど、プラスチックのおもちゃを買う親の理由に「素朴な木のおもちゃじゃ、子どもたち喜ばなくて」「キャラクターがついていないと遊ばないのよ」があるが、我が家に遊びに来る子どもたちは、そんな地味なおもちゃで実によく遊んでいる。
タップリ1日遊んだ後も「帰るの嫌だ~」「また来る~」とダダをこねて行く。


ね、「子どもはこうでなくちゃ喜ばない」と解釈してしまうのは実はお節介なことなんじゃないかなぁ~と私は思う。

話がそれました。
そう、で、実に恵まれていることに私の周りには「絵本選びのセンスがバッチリ」の友達が3人いて『これは買っとけリスト』を作ったもらったのだ。
(そりゃ、購買意欲マンマンになるしょー!?)
今までのリバウンドごとく(?)、今は絵本収集に夢中な私なのであった。
(ヤフーオークションの売り上げをほとんど絵本代に費やしています)

よく聞くことに「じーちゃん、ばーちゃんがいろんなおもちゃを買ってくるから困っている」という悩みがあるが、『絵本にして』とお願いしてしまうのはどうだろう。

私の場合、昔から「モノ選びにウルサイ」ので、友達は『結婚祝い』も『出産祝い』も「何が欲しい?具体的に言って」と必ず相談してくれる。
親にも「子どもにへんなもの買ってきたら売るよ」と最初から脅してあるので絶対に勝手な買い物はしない。(モノで釣ろう…とは元々思っていない人たちなので「お金がかからないし楽でいいわ~」なんて喜んでます)


で、最近皆さんに言っているのは「プレゼントくれるなら絵本にして」である。
「絵が地味で、最後に優しい気持ちになれる本希望」とだけ言っておけば、たいていは素敵な本を選んでくれる。

最近の我が家は「プレゼントは絵本」と決めているので娘もそういうものだと思っているらしい。
そして必ず、裏表紙に日にちと名前を明記する。どのタイミングに誰がプレゼントしてくれたものか記しておいて、それを娘たちの嫁入り道具にするつもり。

そう考えたら「絵本」は『財産』なのだ。
一生モノのおススメ絵本があったら是非教えて下さいね!

……………………

 

「さよなら年少組」2003/03/16

年少組で過ごすのも、残り3日になりました。
号泣から始まった園生活。今では門が見えるや否や、私のことを振り返りもせず、前のめりのニッコニコで歩いて行く娘に「おーいっ!こっち振り向いてくれーぃ」と毎朝ツッ込みつつも、「あ~、成長したなー」と毎朝キュンキュンしています。

「3年保育は可哀想かなぁ?」と思った時期もありました。
ただでさえ3月生まれ。
幼少の頃から社会にもまれなくても(?)もう少し家庭でゆったり過ごす時間があってもいいかも?と思ったりもしました。
が、今となれば「3年保育で正解!」。

なんといってもウサコは友達が大好き。
幼稚園が大好き。
先生が大好き。
ママなんかいなくても友達と居たい人。

園では「あーぶくたった」や「花いちもんめ」などの、家庭ではなかなかできない『集団遊び』を積極的にしているそーです。いやはや満足。

時には「○○くんがいじわるする」と涙を流している時もありました。

「あら?どうしてだろうねぇ。でもうーちゃんが優しくしててあげればきっと優しい子になるよ」とたいていは慰めていたのだけど、ある時「そいつはダメな奴だなぁ。おばけに食べられちゃえばいいのに」と試しに言ってみたら、「ママぁ?お友達のことそんな風に言ったらダメでしょ。いい所もあるんだから」と言われてビックリ。
なんだかんだ言っててもお友達のこと大好きなのねぇ。

キリスト教の幼稚園だからか、雨が降れば「神様は雨を降らせてくれて優しいね。畑の野菜さんも虫さんも喜んでるよ。」と言っている娘を見て、大変満足しています。

それに何と言っても担任の先生が本当に良い先生だったの。
ベテラン先生なのに、謙虚で前向き。ユーモアタップリで「子どもで楽しんじゃってる」感じ。
私がさらりと『うちはシュタイナー教育なので』と言っただけなのに、「勉強不足で恥ずかしいと思って」と本を購入されたんですよ。

どんな子にも先生との相性の合う合わないがあると思うのだけど、ウサコにはこの「面白くて情の深い」先生がバッチリ性に合ったように思います。
社会生活の第一歩を水野先生に受け持って頂けたこと、有り難く思っています。

そして、この「子どもで楽しんじゃってる」おもろい先生と出会ったことで、私の『保育士やってみたい』欲がフツフツと沸き上がってきたのです。
子どもにとって先生は「親よりも威厳がある」存在なので責任重大だけど、それだけやり甲斐を感じる仕事だと思うの。


「親に愛されなかった子どもは信頼できる先生に出会えば救われる」という話を聞いて、自分がそういう存在になりたい!と強く願うのでした。

…ということでボチボチ勉強しております。
(1日1ページくらいだけど…。キャー、いったい何年かかるの?)

………………


「ウサコ、4歳の誕生日 / アトピーその後」2003/03/23

思い返せば3歳の誕生日は「イヤイヤ」の大泣きだったウサコ。
当時はこの大変な生活が永遠に続くような気がして滅入っていたけれど、今ではずいぶん手がかからなくなりました。
(今、3歳児を抱えていらっしゃる方、いつかは終わりが来ますよ~!)

今は自分で「おはよう」と言って起きてくるし、洋服もトイレもなんだって自分でできる。
夜もさほど痒がることもなく寝てくれるようになりました。

最近は努力をしなくとも怒ることがめっきり減りました~。
(8時就寝のおかげかも。昼寝の後の「大泣き」がなくなったの)
気付けばここ3日間、1回も声を荒げることはなく、「ママ、全然怒らないね」なんて密かに観察されてます。

1歳半からシュタイナー教育を実践し始めて、4歳になった今、かなり手応えを感じています。
ウサコは感謝の心を忘れないし、友達にいじわるをしない。
根気がある。
感情移入がすごい!
(「おしん」が放映されたので久々に親子でTVを見たら「かわいそう~」って泣いてました。)
ホント、シュタイナーって良いかもしれないわー。

さて、アトピー「その後」について書きます。
やっぱり…今年の春も悪化してます。
でも今までと違うのは、ウサコが成長したことと、私が(やっと)前向きになれたこと。

去年は 「これ以上ヒドくなったらどうしよう」「顔にまで出て来たら…」と心配な私に反して、反抗期絶頂の娘は掻きまくりの大泣き。
薬を塗るのもズボンを履くのもお風呂に入るのも嫌でとにかく泣いてばかり。
「いちいち泣かないの!」「掻いたらダメでしょ!」
私、ノイローゼ気味だったもの…。

でも今年は違います。
4歳にもなると、掻くとヒドくなることも、薬を塗らないといけないことも全部分かってるんですねー。
泣かないから痒くない。
掻かないからさほど悪化しない…という感じです。

そして、3度目の春にして「ま、いつか治るでしょう」なんて私がお気楽に構えられるようになったんです!
(パニクってる状態の人に「前向きにならなきゃ」とか「病気を受け入れて」なんて言っても効果がないことも自分が体験して初めて分かりました)

更には、飲み薬もゼロにしてみました。
「時が来れば治る」を信じて、民間療法にも手を出さないことに決めました。
今までいろいろ試したけど、どれも大して効果なしなので、お金がかかることと根気が要ることはもうやめにしまーす。
今までいろいろと良い情報を親切に教えて下さった皆さん、どうも有り難うございました。

………………

 


「私のこだわり」2003/04/01

今までの友達選びのポイントは「趣味が合うこと」と「面白いこと」だった。
相手がどんな考え方でもどんな容姿でも、たとえ毒舌でも、全部『個性』だと認めることができた。

その「友達選び」の基準が、子どもを産んだ途端、「育児法が合うか合わないか」の1点に絞られてしまったのだから、そのくらい今の生活に占める「子ども」の割合は大きいと我ながら驚く。

育児についても考え方は十人十色。
子どもに無頓着の放任主義で子どもの為に大金使うことなどもってのほか…と言う人もいれば、塾に早期教育、流行りの物なら何でも買ってやりたい親もいる。
ごく少数だが、私のように自然派でいちいちこだわっている親もいる。
全く考え方の違う者同士だと会話すら成り立たないことがある。
幼児を茶髪のグリグリパーマにし、タイトのロングスカートにサボを履かせてケイタイで電話させている母親を「それ、おかしい」と思ってしまうのと同じで、私のことを「そんなにこだわらなくても」と思う人は少なくないだろう。

でも、繊細な頭皮に化学薬品を染み込ませること、子どもの動きを妨げる服装をさせること、強い電磁波を安易に浴びさせていること(先進国の中には14歳までケイタイの使用禁止を義務付けている国もあるそうだ)を悪いことだと知らずにそうさせているのだとしたら「無知も罪」なのでは?

ここで我が家の「こだわり」を発表しまーす。パフパフ。
一番、手抜きが出来ないのが「ご飯」のこと。
食べ物を粗末にすることは許さない。食わず嫌いは認めないので、どのおかずも必ず一口は食べさせるのと、少なめの量をよそって必ず完食(最後のお米ひと粒も)させている。行儀が悪い時はきっちり注意。(もちろん、食事の基本は「楽しいこと」なのでムード作りは最重要だけどね!)

テーマパークには7歳になるまでは連れていかないつもり。想像力をたっぷり持っている子どもを、わざわざ大人のファンタジーを押し付けるような場所に連れて行く必要はないと思っているから。そりゃ、行けば行ったで子どもたちは喜ぶだろうけど、お金と時間をかけて混雑しているテーマパークに行かなくても、お弁当を持ってハイキングすることの方が子どもにとってはよっぽど魅力的な遊びだと思っている。

それから、我が家は基本的に子どもに物選びをさせていない。お弁当箱も「プラスチックは体と環境に良くない」という理由でうるし塗りの『曲げわっぱ』。子どもから見たら味気のないただの茶色では可哀相なので、アクリル絵の具で絵を描いた。

幼稚園の通園バッグはキャラクターの生地を使うのがどうしても嫌だったので、娘が満足するように何日もかけてパッチワークで…というように、工夫をしている。
水筒はステンレスで注ぎ口が分解して洗えるものを選んだり、幼児の頃の靴選びは「一生の足の骨格形成が決まる」理由で、親が吟味して選んだ革靴(もしくは布靴)。
デザインや値段で選んだりはしないし、少なくとも幼児のうちは子どもに選ばせることはない。

それから、日々の生活で気をつけているのは「過干渉にならない」こと。
脱いだ靴はきちんと揃えさせ、幼稚園のシューズも洗わせている(←これ、子どもは喜んでやってる)。
「あれ、取って!」と言われても「椅子を持っていけば自分で取れるよ」と、できるだけ自分のことは自分で。

わっ、もしかしてこれ読みながら「厳しい~」ってみなさん思ってる?
でもね、我が家では、テレビを見せない代わりに子どもとよく遊ぶし、山や公園にも時間さえあれば連れて行く。毎日必ず、膝に入れて絵本を読んでいるのよ~。

「禁止」するというよりも「制限することによる不満」を感じないようきちんと手をかけているのだ。

 

…………


「我が家の子育て日記」(2002.2月〜4月)
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 「我が家の子育て日記」(2002.11月〜12月)
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「我が家の子育て日記」(2003.1月〜2月)
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「我が家の子育て日記」(2003.2月〜4月)
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「我が家の子育て日記」(2003.8月〜10月)
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「我が家の子育て日記」(2004.3月〜6月)
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「我が家の子育て日記」(2004.6月〜9月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/67002a64207030a57c4eb93577b7319f

 

「我が家の子育て日記」(2004.9月〜2005.1月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/1a076f957ab6fdc51d583d82ad487cfd 

 

「我が家の子育て日記」(2005.1月〜8月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/f71cda39230c83de35e4852f65b18055

 

豊田市発行のタウン紙「ぴポ」コラム「こだわり自然派子育て」2003.10.20〜
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/81e4a9a8653f0156ef8f6ed8b9272978 

 

我が家の暮らし紹介(2005.3)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/7542984fdb86254272133f8533220c4a

 

 



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