バンビの独り言

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田中優さんの書籍発行中止について、西日本新聞社からのコメント

2011-12-18 15:03:51 | 田中優&鎌仲ひとみ
先日、
「朝日新聞に、田中優さんの本を「西日本新聞社」が発刊中止にした記事が…!」
というブログを書きました。
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/1771479492b03a0bab07db2ddc3cf11a

おそらく、各方面から非難ゴーゴー だったであろう「西日本新聞社」が、出版中止報道に関してコメント出しました。

……………………

「本社の出版中止報道について」(2011年12月18日)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/278388

16、17日付の朝日新聞などで、西日本新聞社が環境活動家・田中優氏に執筆を依頼した出版企画(2009年)に絡み「原発批判などの記述の削除を要請し、出版自体も見送られた」との報道がありました。
報道では「地元電力会社との関係に配慮した自主規制ではないか」との指摘がなされています。
弊社の見解は以下の通りで、指摘のような事実は一切なく、極めて遺憾です。

西日本新聞社は「報道の公正、真実を貫く」ことを社是とし、特定の株主や地元企業などに配慮して報道を自主規制したり、出版を差し止めたりすることは一切ありません。
九州電力の「やらせメール」など一連の原発問題でも、政府や電力会社のあり方を問うキャンペーン報道を続けています。
こうした姿勢は今後も堅持します。

今回報道された出版企画で、記述の一部削除を要請したこと、結果的に出版に至らなかったことは事実です。
社内審査の過程で、玄海原発のプルサーマル発電や郵便貯金に関する記述などについて説明不足や論理の飛躍があると考え、最終的に「責任ある報道機関として出版するのは難しい」と判断したためです。

社内審査では、九州電力との関係に配慮する議論などは一切なく、田中氏には削除をいったん受諾していただきました。
しかし、昨年12月に企画自体が中止となったことで田中氏にご迷惑をおかけしたことはあらためて、おわびいたします。

朝日新聞の取材に対し当初「お答えしない」としたのは、取材の意図が判然とせず、「電力会社と地元紙の間には不透明な関係がある」というような先入観で記事にしようとしている印象を受けたからです。
問い合わせなどには応じており、取材を拒否したわけではありません。

また報道では、出版企画とは関係のない弊社と九電の株所有関係などの記述がありました。
西日本新聞は九州・福岡を本拠地とする地方紙であると同時に、地域の暮らしを守り、社会、経済、文化などの発展のお手伝いをする役割も担っていると考えます。
地元企業との協力関係は長年の歩みの中で育んできたものです。
今回の報道がこうした私たちの歴史や活動を批判するものであれば看過できません。

今後も公正な報道に努めてまいります。

西日本新聞社

……………………

これに対して、田中優さんはフェイスブックの中でこう書いてます。

西日本新聞社の記事が出ました。
いわく、「社内審査の過程で、玄海原発のプルサーマル発電や郵便貯金に関する記述などについて説明不足や論理の飛躍があると考え、最終的に『責任ある報道機関として出版するのは難しい』と判断したためです。」とあります。

事実関係で間違っているのが、「社内審査の過程」という部分。
社内審査は終了した後の判断なのです。
事実は「出版委員会、事業局、経営企画委員会までは順調に承認されていたのですが、最終決裁が下りない」でした。

「最終決定が下りない」理由を問うています。
社内審査は通っていますよ。


……………………

更に…
朝日新聞社の記事によると

……………………

「西日本新聞、九電への配慮否定 原発批判の本出版中止で」(2011年12月17日8時39分)
http://www.asahi.com/national/update/1216/SEB201112160063.html

西日本新聞社(福岡市)が執筆を頼んだ本について九州電力玄海原子力発電所でのプルサーマル発電を批判した記述の削除を求めた末、出版を中止した問題で、西日本新聞社は16日、朝日新聞の取材に応じ、「論理の飛躍や説明不足があり、出版をやめた。九電など特定の企業への配慮で出版をやめたことはない」と説明した。
原稿の内容が原因とする主張に、著者は「最終段階で中止したことへの説明になっていない」と反発している。

西日本新聞社広報部は、同社側が原発に批判的な記述を含む部分の削除を求め、著者の環境活動家、田中優氏(54)が応じたにもかかわらず、出版を中止した一連の経過を認めた上で、「そもそも講演録を出版するという企画自体に無理があった。確認が必要な数字、データもあり、作業は膨大。著者、編集者双方にとって負担が大きかった」と説明。
「どういうレベルでどういう判断があったか分かっていない部分はあるが、会社としての判断でやめた」と述べた。

一方、田中氏によると、昨年12月に出版中止を言い渡されるまで田中氏は約10カ月にわたり、西日本新聞社の編集者と出版に向けた作業を続け、出版委員会、経営企画委員会といった社内手続きを通ったと報告を受けており、川崎隆生社長の決裁を残すのみだった。
田中氏は「加筆修正や確認が必要な内容が膨大にあるのであれば、社長決裁より前の段階で指摘があるはずで、論理的におかしい説明だ」と話す。

この問題は、西日本新聞社が田中氏に執筆を頼んだ地域づくりに関する本について、印刷に回す直前になって約160ページにわたる原稿のうち、原発に批判的な記述のある「再処理工場は必要なのか?」「おカネのゆくえ」など12ページの削除を「上層部の意向」として求めたうえ、田中氏が応じたにもかかわらず、昨年12月に出版を中止した。
その際、編集者は著者に「会社の結論」として「新聞社としては少し荷が重すぎる」と理由を伝えており、田中氏は同社が九電に配慮して「自主規制したのではないか」と批判している。

西日本新聞社の大株主である九電の広報担当者は16日、出版中止への関与を否定し、出版計画について「事前に把握していないし、できるものでもない」と述べた。

西日本新聞労働組合(手島基委員長)は16日、会社側に対し、全従業員に事実関係を説明するよう申し入れた。

……………………

この記事を読んで、優さんは、

「わが社が出版をやっていること自体が荷が重すぎる」という意味になっちゃいます。
そりゃまずいんじゃないですか?

……………………

と。

西日本新聞社との流れについては、過去の優さんメルマガに書かれています。
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/5180f9ecbb36ea45cb4aa6a763a2c1d4

さぁ、この一件について、みなさんで考え、議論しましょう☆

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