梱包の悶々

金曜日の朝から東京に向かうので、今日は夜、お店にこもって仕事してました。
おもちゃ、フェアトレード、布ナプキンの商品出し。
梱包材をたたみ、段ボールの整頓。

そうしていると、いつも思うことがある。
今って、仕入先が直接商品を発送するのではなく、どこかの倉庫を径由しての発送となる。
すると、何かあった時（欠損）に社員の責任でなく、別会社の責任になるから、倉庫を運営している会社は梱包材でぐるぐる巻きにして送って来る。
もちろん、１万円前後するものが輸送中に欠損したり、箱が潰れてしまうのを「壊れてても潰れてても大丈夫ですよー」とも言えないから、梱包してもらわなきゃ困るんだけど…近年、どんどん過剰梱包になってる気がする。

ほんの小さい商品でも、しっかり梱包してあり、周りは新聞紙でがっちり固められ、大きなダンボールに入って来る。

私はその新聞紙を広げて畳み直しリサイクルボックスへ。
（それがまとまったら、車でリサイクルステーションに運ぶ）
キレイな梱包材は広げてストック。
これにかなりの時間を要する。
「リサイクルせずにゴミ箱に捨てられたらどれだけ時間短縮できるだろう」
「もしかして時間を有効に使った方が、リサイクルするよりも意味があるのではないか」
と思いつつ、今日も長時間かけて分類した。

私は輸入おもちゃを扱ってるから

海外から送られて来る際にしっかり梱包
↓
仕入先（倉庫）から私のお店に届くまでにしっかり梱包
↓
私のお店からお客さんのご自宅に送るのにしっかり梱包

…と、かなりの資源を使っていると思う。
この梱包材を作り出すために、どこかの国の大事な資源を搾取していないだろうか。
自分で作ったものを軒先や市で売ることができたなら、無駄な資源を使わなくていいのに。

輸入品を扱ってる以上、梱包の悶々がつきまとう。
フェアトレード商品だって同じ。

もっと小さなマーケットで暮らしていけたら無駄がなくなるのに。
…と今日も葛藤している私です。