わたし、もうおもちゃ屋をたたむことに決めたんだけど(在庫があるうちは販売はします)、ほんとはやめたくなかった。
18年間の歴史の中で、ほっこりするエピソードはたくさんある。
週3やってた頃の「木のおもちゃ屋バンビーノバンビーナ」はお母さんたちの駆け込み寺的な存在にもなれてたと思う。
数万種類あるおもちゃから私が数百個をチョイスして、一つ一つのおもちゃに対する想いやら遊び方を添えて手渡す。
高価なおもちゃだからこそ、そのおもちゃの付加価値をたっぷりつけたいと思ってた。
「ご家族のあったかーい思い出を創れるようにしっかり役割果たしてきてね♡」と嫁に出すような思いで手渡してきたおもちゃ。
おもちゃを売って利益をいただくのは私の方なのに、いつも「ありがとう」と言ってもらえて、よく手作りのお菓子とかももらって、子どもたちからは「おもちゃをくれる優しい店員さん」と思ってもらって(なんちゅー役得なんだ!支払ってるのは親ですのにね)、こんな幸せなお仕事はないと思っていたよ。
だからほんとうは細々とでも続けたかった。
けど、時代はネット販売となり、ヤフオク、メルカリ…安く手に入れようと思えばいくらでもなんとかなる。
正規の販売店は価格を下げてはいけない(一時期のセールや、訳ありの場合は除く)。
きちんと対面販売できる実店舗(家賃も人件費もいる)を持ち、価格を下げるよりもおもちゃに付加価値をつける方が大事と思う。
けど、こうもamazonやら楽天やらネットで安く売られてしまうと、対面販売のお店はやっていけなくなる。
そういう時代だからね、仕方ない。
(私だってネットで買い物するし)
今日、おもちゃを買ってくれた美里ちゃんがくれたメッセージに、涙が滲んでしまった。
こういう一つ一つの嬉しい気持ちが、18年間続けるエネルギーになっていたんだな。
(美里ちゃんありがとう♡)
在庫があるおもちゃ(無くなり次第終了します)
tinchantei@gmail.com
2019.12.9現在の在庫↓