長文ですけど、ぜひ読んで欲しいです。
お時間ください。
イラストby「絵本作家・長谷川義史さん」
先日、 私の住む田舎に移住して来た大好きな（大好きな♡）若者たちと話す機会があって、当然、選挙のことを話題に出すと
「ぼくら（２０代後半）、選挙に行ったことがないんです」
と。
「え！今まで？周りの友だちはどうなの？選挙に行かなきゃって言われたこともない？」
と聴くと
「友だちで政治に興味ある子はいないですね。選挙に行こうって言われたこともないかな」
と。
わたし、ショックでした。
何にショックだったかというと、
友だちも多く、たくさんの人に慕われ、影響力もあり、持続可能で自給的暮らし、自然農やら農ある暮らしにも興味があり、教育や子どもとの関わりに関してもとてもセンスがある彼らは、当然、政治のことにも興味があると思ってた。
「選挙に興味がない」人は、ただの無関心・勉強不足であり、社会的問題意識の高い人は、当然（当然）選挙に行くものだと思っていたのです。
その理由を聴くと
「政治に期待していない。エネルギーも食も医療も教育も国に頼らずに、自分たちで何とかしたい。小さな信頼できるコミュニティの中で暮らしていきたいから、政治がどうとか関係ない」
というようなことを話してくれた。
完全な盲点でした。
わたしの意見として
「万一、自分や我が子や家族だけが安全に守られる暮らしができたとしても、残り９９．９％の人は、コントロールされ、搾取され、大変な目に遭うことになっちゃう。自給自足と思っても、種が支配される。自家採取の種が法律で禁止されで種を買わざるをえなくなれば自給自足もできなくなる。自分だけが平和な暮らしじゃなくて、全体的に底上げするためには、憲法を変えられちゃダメだし、政治を良くしていかないと」
「戦争に向かうとなったら、コミュニティは分断される。それは情報の格差だったり、金銭的格差だったり。人が信じられなくなっちゃう。これは、どれだけ信頼できる相手だと思っていても分断しようとする勢力には太刀打ちできない。原発立地の時も、巨大ダム利権の時も同じで、反対派のトップの人が途中で賛成派に変わったりする。脅し・スキャンダル・弱みを作って借金を負わせる・個人の精神をずたずたにするなど手口は巧妙」
「表現の自由が規制されたら、私は捕まるかもしれないし、ちんちゃん亭は政治について語れる場として摘発されると思う。もし私とけーすけの中を引き裂こうとしたら、薬とかお酒とかを使って女性スキャンダルに持ち込めば、私はけーすけを信頼できなくなる。どんな証拠を突きつけられてもけーすけを信頼し続けられるほど私は強くない。相手を信頼させなくするのはいとも簡単なこと」
「大きな政党は、マスコミとガッツリ手を組んでる。電通と博報堂だけで広告代理店のシェア７０％を占めてると言われてる。そこが政府としっかり繋がってる。首相の言葉は電通が考えたもの。その大きな力には一般庶民は何も手だてがない」
「大学生が莫大な借金を抱えないと教育を受けられないとなったら、奨学金を返せなくなれば、志願兵になるしかなくなるかも。それも作戦のうちだと思う。奨学金は自己破産ができないから返済は一生ついてまわる。そんなシステムをどうにか変えないといけない」
「だからこそしっかり選ばなきゃいけない。憲法が改悪され、法律が変わり、表現の自由も、自給的暮らしすらできなくなるかもしれない。自由を勝ち取るための選挙なんだ」
ってことをひたすらしゃべって、一緒に選挙フェス動画を見たら「投票行く」って言ってくれました。
彼らは演説を聴きに行き、なけなしのお金を寄付してきたそうです。
大好きな友だちのこの行動はほんとうに嬉しかった♡
「政治に興味持てない」
「誰に入れていいのか、何を信用したらいいのか分からない」
「自分の一票なんて役に立たない」
と思わせることこそが、組織票のある大きな政党の狙いだと思う。
今や、「選挙に行こう」と声をあげただけでも「政治の話はNG」と言われてしまうご時世。
おかしくないか？
「みんな無関心でいて」「みんな選挙に行かないで」と思ってる政党もあると思ってる。
「選挙に行かない」って人がいたら「よしよし」ってニタニタ笑ってる人たちがいるということ。
悔しくないですか？
このブログを読んで「やっぱり選挙行こうかな。でも誰に入れたらいいか今さら分かんない。今さら聴けない」って思ってくれた人がいたら、政治のことをよく勉強してる人に聴いてみてもいいかも。
絶対、その変化に喜んでくれると思う！
…………参考に…………
http://www.asyura2.com/16/senkyo208/msg/787.html
「和歌山で複数の男女が「選挙に行こう」と呼びかけをしていたところ、和歌山県警が違法だとして中止させる事案が発生！」（2016年7月4日）
和歌山市内で「選挙に行こう」と呼びかけていた男女の活動を中止させたのは違法だとして、安全保障関連法の廃止を求める市民団体の担当弁護士が、きのう（１日）和歌山県警察本部に抗議しました。抗議したのは、安全保障関連法の廃止を求めている「市民連合わかやま」の豊田泰史(とよだ・やすふみ)弁護士らです。
豊田弁護士らは、きのうの夕方、和歌山県庁で記者会見を開き「条例で選挙運動は除外されており、示威(じい)行為にも当たらない。県警の対応は違法だ」と批判しました。
一方、抗議を受けた県警察本部は「選挙運動ではなく、全員で声を合わせ『選挙に行こう』などと叫んでいた点が集団示威に当たる。適正な職務執行だった」とコメントしています。
示威運動
多数の者が意思・要求を通そうと、集団で威力を示すこと。また、その集会や行進。デモンストレーション。デモ。
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