バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

子どもは「今」を生きて輝く

2009-08-13 21:28:01 | 子育て親育ち
NPOゆめまちねっとのたっちゃんが静岡新聞夕刊に寄稿しているコラムです。
今回、最終回
………………

「子どもは『今』を生きて輝く」

県知事選真っ只中。
遊び場で子どもたちと過ごしている視点から、各候補の公約を眺めると、気になるんです。
「子どもは宝物」とか「未来を担う」と謳いながら、その政策の柱が「教育環境づくり」や「教育改革」であることが。
へそ曲がりな僕は、子どもといえば教育という発想に、大人の都合に合わせて子どもを教え育て、社会的課題を担わせようってことなのかもと、感じるわけです。

「事件は、会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだっ」
人気刑事ドラマで主人公が叫ぶ台詞です。
各候補とも「会議室」で、不登校やいじめがこれだけ増えています、原因の第一位はこれこれ、第2位は…という説明は受けているでしょう。
でも、公約からは子どもたちが今いる「現場」の匂いがしないんですよね。

学校現場ではなく、子どもたちが自分らしくいられる「遊びの現場」にいると見えてくるんです。
子どもは大人に教えられなくても、自ら学ぶ力があるということ。
むしろ大人が教育的な介入をしない方が豊かな発想をするということ。
遊び場で創造性豊かなものづくりをする子たちが口を揃えて、学校の図工や技術の授業は嫌いだと言うのは示唆的です。
そんな子たちは他の子の創造力を引き出す力もすごいんです。
教育はじめにありきっていう発想は、なんだか子どもを信用していない気さえします。

元気な子どもには遊びに没頭できる環境を。
それが合わない子にも周囲の支援でその子らしく生きられる日々を。
未来を担うために、ではなく、「今」そのものを生きてこそ、子どもは輝きます。

僕の窓辺は今日で最終回。
続きはホームページや各地での講演で。
皆さんとどこかでお会いできたら嬉しいです。
ご愛読ありがとうございました。

(NPO法人ゆめまちねっと代表)

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